小河アヤナ

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  • #読書の秋2021 課題図書感想文

    秋に行われたnoteの#読書の秋2021で課題図書を読んで、感想をまとめたものです。ぜひご覧ください📚

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インタビューライター小河アヤナのポートフォリオ

はじめまして。東京在住のフリーランスライター、小河(オゴウ)アヤナと申します。当ページをご覧いただき、ありがとうございます。 こちらのページには、ポートフォリオとプロフィールを記載しています。 プロフィール 1990年、静岡県藤枝市出身。 約9年間、公立小学校・特別支援学校の教員として勤務。 小学校全学年の担任を経験。 現在は、インタビューライターを中心に活動。ぶんしょう社にて記事掲載。 その人だけが持つストーリーを聞き出し、記事にしていきます。 教員経験を生かし

    • 「悩んでいるのはもったいない」色との出会いで人生が変わった篠田純。二足の草鞋で活躍する理由とは

      「カラーのお仕事があると思うと、とにかく楽しいんです。会社の仕事で得られないものをカラーのお仕事で得られて、自分が満たされてるなって思いますね」 そう語る篠田純さんは現在、会社員として働きながら副業でカラーコンシェルジュや雑誌「Marisol」の読者モデルなど、幅広く活躍している。 そんな篠田さんに現在に至るまでの経緯を伺った。 きっかけは夫の上海赴任短大卒業後、憧れていた航空業界に就職。地元福岡で31歳までバリバリ働いていたという篠田さんは、当時もやもやした気持ちを抱

      • 高円寺を面白くしたい。飲食店と生産者とつなげる「高円寺ハーヴェスト」の発起人、加茂剛

        「飲食店から高円寺の街を盛り上げたいですね」。そう語るのは「高円寺ハーヴェスト」を立ち上げた、加茂剛さん。 「高円寺ハーヴェスト」とは、東京都杉並区高円寺にある飲食店が行う食のイベント。イベント期間中、参加店舗はテーマ食材を使って趣向を凝らした料理を提供する。 テーマ食材は地元の杉並野菜や地方の特産物で、食材の生産者と飲食店をつなげた取り組みになっている。加茂さんは現在、自身も高円寺の料理人として働きながら、高円寺ハーヴェストの企画や運営を行っている。 どうして加茂さん

        • 初めての沖縄一人旅

          見えてきた。沖縄の青い海が。飛行機の窓の小ささは、もっと海を見渡したいと感じさせる。また、沖縄に来られたんだ。その嬉しさが込み上げてくる。 前回沖縄を訪れたのは、大学の卒業旅行。4年間一緒に過ごしたサークルの仲間と、ドライブしたり観光地を巡ったり。とにかく楽しかった。「旅行ってこんなに楽しいんだ。沖縄ってなんて素敵なところなんだろう」。卒業旅行をきっかけに、旅行と沖縄の虜になった。 それまでの私といえば、スーツケースすら持っていなくて、旅行には全然興味がなかった。旅行とい

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        • 「悩んでいるのはもったいない」色との出会いで人生が変わった篠田純。二足の草鞋で活躍する理由とは

        • 高円寺を面白くしたい。飲食店と生産者とつなげる「高円寺ハーヴェスト」の発起人、加茂剛

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        • #読書の秋2021 課題図書感想文
          31本

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          【#読書の秋2021コンテスト】4作品入賞しました!

          10月〜11月にかけて行われた、noteのコンテスト「#読書の秋2021」。本日、コンテストの受賞作品が発表されました。 今回、28冊の課題図書を読んで読書感想文を書きました。その中で4作品が入賞することができました。ありがとうございます!とってもとっても嬉しいです。 以下、それらの作品と書籍の担当編集者様からのご感想を紹介させていただきます。もしお時間ありましたら、ぜひお読みいただけると幸いです。 1. 小澤竹俊著「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」(アスコム)

          【#読書の秋2021コンテスト】4作品入賞しました!

          素敵な言葉に触れてみませんか?【365日の広告コピー/ライツ社】

          「明日からまた仕事か……」そんな風に今、思っている人も多いはず。もしかして明日からの1週間に備えて早く寝なくちゃと思いながらも、ベッドの中でnoteを読んでいる人もいるかも。 私は専業主婦で曜日感覚すら怪しいときもあるけれど、教員時代は本当にサザエさん症候群だった。いや、サザエさんすら見たくなかった。「明日から仕事」という現実から目を背けるべく、日曜日は浴びるようにお酒を飲んでいた。 でも、実はそう思っている自分に嫌気がさしていたり。そんな過去の自分にこんな本があったら、

          素敵な言葉に触れてみませんか?【365日の広告コピー/ライツ社】

          自分の気持ちに「これから」に遠慮しない【それ、勝手な決めつけかもよ?/阿部広太郎】

          私は身長168cmで女性の中では高身長。初めて会った人から必ず聞かれることは「身長高いね!スポーツ何やってたの!?」。それに対する私のお決まりの返答は「バスケとテニスをそれぞれ少々かじりました」。 きっと質問してくれている方の期待に沿っているのは「バスケ」なのだと思う。でも心の中では「バスケとかテニスより、高校時代の合唱が一番熱中してたんだけどな……」といつもちょっとしょんぼり。 加えて「体力ありそう!」とか「スポーツ得意そうだね!」とか言われようもんなら、その場から逃げ

          自分の気持ちに「これから」に遠慮しない【それ、勝手な決めつけかもよ?/阿部広太郎】

          恋愛って人それぞれ【隣人の愛を知れ/尾形真理子】

          「人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?」これは帯にあった一文。なんて難しい問いなんだ……。私には到底わからない。 今回読んだ本は、尾形真理子著「隣人の愛を知れ」。 尾形さんはLUMINEの有名なキャッチコピー、「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」を作られた方。このコピーがタイトルとなった本も出版されている。尾形さんはかれこれ20年近くルミネのキャッチコピーを作られているそうだ。 大学生の時に東京に上京してきた私はルミネで「試着室で〜」のキャッチコピー

          恋愛って人それぞれ【隣人の愛を知れ/尾形真理子】

          違うことが普通であることに気づく【ガラスの海を渡る船/寺地はるな】

          私が担任した中で強烈に印象に残っているのは、当時小学3年生だったある男の子。彼を担任したのはかれこれ5年以上も前になる。なぜ彼のことを今でも強烈に覚えているかというと、とにかくやることがぶっとんでいたから。 たとえば体育の授業前なかなか体育着に着替えなかった彼を、私は着替えるように急かしたことがあった。もう始業のチャイムはとっくに鳴っていた。 彼が着替えをし始めたところまで見届けたはいいものの、全員を連れたつもりで体育館に着いたら彼はいない。教室に戻ってみたら彼は黒板の下

          違うことが普通であることに気づく【ガラスの海を渡る船/寺地はるな】

          現実の不気味さを理解しながら【僕たちはどう生きるか/森田真生】

          この本を手に取って感じたのは、表紙の手触りのよさ。これはなんというものでできているのだろう。これももしや環境に配慮された紙なのだろうか。だとしたらめちゃくちゃすごい。 そんなことはどうでもよくて。 最近「持続可能」や「SDGs」などの言葉を聞くことがやたらと増えてきた。なんとなく言葉だけが一人歩きしているような感じがする。私はそれらについてよくわからないまま、調べないまま、なんとなくのイメージをもって今に至る。環境のことは私はあまり詳しくない。 今回読んだ本は、森田真生

          現実の不気味さを理解しながら【僕たちはどう生きるか/森田真生】

          私は物理が苦手。でもこの本はおもしろい!【物理学者のすごい思考法/橋本幸士】

          私は、小学生のときから理科系の学習が苦手だった。理由は不明。中学生の時なんか「わからないことがわからない」と、理科の先生に泣きついたこともある。 高校生になっても変わらず、理科全般が苦手で、化学反応の色を問われる小テストでは「どれか一個は当たるだろう」という思いから全回答に「白濁色」と書くなど、とにかく理科から逃げてきた。(たしか1点もらえた) こんな自分が、小学生に理科を教えていたのだから、今考えても恐ろしい。担任させていただいた方々、すみません。一応授業での実験は失敗

          私は物理が苦手。でもこの本はおもしろい!【物理学者のすごい思考法/橋本幸士】

          どんなに苦しくても希望を捨てずに生きる【世界でいちばん幸せな男/エディ・ジェイク】

          「アウシュヴィッツ」と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるだろうか。 私がまず思い浮かんだのは、「死」「ガス室」「ナチス」。 今回読んだ本は、エディ・ジェイク著「世界でいちばん幸せな男 —101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方」だ。 タイトルにもある「幸せ」という言葉は「アウシュヴィッツ」の対義語としてもおかしくないんじゃないのかと不思議に感じ、自然とこの本に興味がわいた。 しかも表紙には著者のエディ・ジェイクの穏やかで幸せそうな表情。 タイ

          どんなに苦しくても希望を捨てずに生きる【世界でいちばん幸せな男/エディ・ジェイク】

          未来の夢実現につながる今年の振り返りをしよう!

          今年も残すところ、あとわずかとなりましたね。 私はクリスマスソングが街に流れ出すと、「今年も終わりかぁ」と心の中でいつもつぶやいてしまいます。 さて、読んでくださっているあなたにとって今年はどんな一年だったでしょうか。 仕事やプライベート、自分自身の夢など……。 ほんの少しだけ振り返ってみてください。 どうでしたか? 振り返ってみると、思い出に加えていろいろな選択や決断があったのではないかと思います。 私の今年一年を振り返ってみると、9年続けた教員を辞めたこと、

          未来の夢実現につながる今年の振り返りをしよう!

          薄ぼんやり生きていると感じたら……【体験の哲学/飲茶】

          私の自宅から最寄り駅までの徒歩での行き方は、変な遠回りをしなければ6つほどある。 6つのうち、私がよく使うのは2つ。 その2つを経路A、経路Bとすると、AとBを使う比率は9:1くらいだ。 経路Bの途中にある八百屋さんに寄る予定がない限り、ほぼ経路Aを使っている。 何も考えなくても私の足は経路Aに向かう。 もう体が覚えているから。 今日、いつものように経路Aを歩きはじめた私は突如考えた。 「これじゃ『体験の哲学』を読んだ意味がないじゃないか!」 少しでも変化

          薄ぼんやり生きていると感じたら……【体験の哲学/飲茶】

          暗い記憶を受け入れて進む勇気【みんな知ってる、みんな知らない/チョン・ミジン】

          読み終わってからも、なんと表現したら良いのかわからない……。 私にとっては感想を言葉にするのが難しい一冊でした。 今回私が読んだのは、チョン・ミジン著「みんな知ってる、みんな知らない」。 韓国の作家さんが書かれた物語です。 ストーリーの中心は4人の登場人物と2つの軟禁事件。 チョン・ヨヌという女性と少年。 ユシンという女性とその父親。 どちらも20年という時間が経ち、事件の記憶が彼女たちに蘇る。 チョン・ヨヌという女性と少年 物語の始まりは、ヨヌの軟禁中の記

          暗い記憶を受け入れて進む勇気【みんな知ってる、みんな知らない/チョン・ミジン】

          脳は「許せない」が気持ちいい!?【人は、なぜ他人を許せないのか?/中野信子】

          私が過去に許せなかった思い出としてあるのは、小学2年生のときの友人Sとのこと。 「昼休み、一緒に鉄棒をやろうね」と約束したのに、Sはチャボのエサやりに行ってしまったのだ。 私はどうしても許せず、Sに相当怒り、家に帰ってからも家族に文句を言い続けたそうだ。 今でもそのときのことを家族からからかわれる。笑 私の「許せない」はずっと続き、小学6年生のときにやっとSと仲直りした。(そこまで引きずった自分が怖いし、本当にSごめん。) 今ではSとは、お互いの結婚式に招待し合うよ

          脳は「許せない」が気持ちいい!?【人は、なぜ他人を許せないのか?/中野信子】