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JAPAN CH BRIDGE : Clubhouse タウンホール日本語解説 3.14

毎週月曜日午前8時のタウンホール・ブリッジでは、Clubhouseのクリエーターを招いて、創業者によるタウンホールの解説やコミュニティ構築のコツを共有しています!

さて、AYDEAチームによる今週のClubhouseの日本語解説はこちら!- 翻訳 by Chisa Harrison

今週のクラブハウスのハイライト

先週のハイライトは何と言っても女性史月刊と国際女性デーにまつわるイベント!シスジェンダーやトランスジェンダー、ノンバイナリー含む多様なバックグラウンドを持つ女性たちが集まり様々なストーリーをシェアしてくれた。

・Clubhouseのクラブ、「Women Matter Club」は「男性は日常生活においてどのように男女平等を目指し寄り添うことができるのか」という問いを元に議論を行った。
・アメリカ人女性記者、ニュース・アンカーのMika Brzezinskiがホストしたルームには、Christy Turlington、Ella Elman、Jennifer Aaker、Coco Dotson、Paige Mycoskie、オリンピックフィギュアスケーターのMaya Shibutaniも参加し、「Who does she think she is」のフレーズを用い現代の女性たちを讃える会となった。
・アメリカ人女性ジャーナリストのJessica Yellinは彼女の友人でもあるFacebookのNoah Feldmanをインタビューし、彼のアイデアから設立されたFacebookの「最高裁」とされ、コンテンツの適正化業務を担う独立監視委員会につきディスカッションが行われた。
・モデル兼インフルエンサーのCassandra Banksonは、社会で活躍するのに外見は関係ないとし、ヘアメイクや見た目を気にせず自分の声を人々に聞いてもらうことができると話した。Clubhouseでも正にこれが体現されている。
・国連とパートナーシップを組み、ClubhouseのWTFクラブ @wethefuture、Swan Sit、Tennille Moore、Kunal Sood、Alyssa Jacobsはじめ多くの女性クリエイターたちが国際女性デーにちなみ、3月8日終日かけてイベントを行った。
・The Circle ClubのMazdaは、私たちは何も飾らずありのままの状態が既に完全であることを改めて定義してくれた。彼女が開く「No more mean girls, the power of sisterhood」のネーミングもとても素敵だ。
女性コメディアンのLeah Lamarr、Fizza Dosani、Zahra Aliたちによるルームも盛り上がった。
・アーティスト及び政治活動家でもあるPussy Riot (Nadya Tolokonnikova)がホストしたルームではNFTにより得た収益全てをロシアのDV(家庭内暴力)被害者女性のために寄付された。
・Aja Monetがホストした「Bedtime story」のルームでは即興でストーリーテリングが行われ、リスニングはスピーキングの一形態であることが改めて理解できた。

ここで、次回のClubhouseアイコンにも決定したAjaをスピーカー席に呼んで話を聞いてみたい。AjaはClubhouseで行われたミュージカル「Lion King」のSarabi役として知っている人も多いと思うが、彼女は去年9月にClubhouseに参加して以来影響力を示している。昨年から始まった彼女の新しいプロジェクトについても是非聞いてみたい。

以下Aja Monetによる発言:
私はアーティスティックディレクターの肩書きの他、詩人やオーガナイザーでもある。去年6月、「V-Day」と呼ばれる非営利団体から声がかかり活動を行っている。

「V-Day」はV(以前はEve Enslerと知られていた)による「The Vagina Monologues」という演劇から派生した組織。数百の女性に対し行われたインタビューを元に作成されたこの劇を通じ出会った女性たちの中には、虐待や暴行の被害を受け苦しむ女性が多くいて、こういった女性たちの声を広め助けるため、演劇という枠を超え発足されたのがV-Dayだ。

毎年2月14日、世界中の女性たちが「The Vagina Monologues」を再演し女性に対する暴力の撲滅運動として、社会の意識を高め被害者支援を行っている。

去年、私はVからV-Dayによる全く新しいプロダクションの作成を依頼され「Voices」というタイトルの元、現在その創作活動を行っている。

ノンバイナリー含む全ての黒人女性に対する暴力を防止し社会から疎外された被害者たちを救うため、黒人女性たちの体験談に基づくvoices「声」を届けることが重要だと思っている。同時にこのプロジェクトで焦点を当てているのは声を上げることと同じくらい大切な聞くことである。そのため世界中の女性たちの体験談のヒアリングをした「リスニングツアー」を行い、現在それを元に劇を作成中だ。

そしてClubhouseという声とリスニングの力が発揮されるプラットフォーム上で、革新的な劇になるようどのように方法で上映していくのか今考えている。

今後はより多くの人を巻き込み、世界中の女性、子供たちへの暴力防止に繋がるような活動を続けていく。この活動に興味のある人は是非「V is for Voices」というクラブをチェックしてみて欲しい。また、「Freedome Dreams」というクラブが開催する「Bedtime story」というルームにも是非参加して欲しい。

今週のアナウンスメント

Maya Watson - Clubhoseの新しいマーケティングヘッドがスピーカー席に呼ばれ紹介された。

以下Maya Watsonによる発言:
Clubhouseは今までにない特別なプラットフォームで、Clubhouseを通して新しい出会いに恵まれたり素晴らしい人たちの会話を聞くことができたり、私にとって新しい経験ができる場となっている。だからこそPaulとRohanから声がかかった時はとても嬉しかった。
私は直近4年間Netflixで働き、以前はObamaやOprahといった偉大なる人たちとも一緒に働いた経験もあるが、何よりも情熱を感じるのはマーケティングの仕事を通してコミュニティーに還元することなので、Clubhouseで働けることをとても光栄に思っている。

以下創始者の一人Paul Davisonによる発言:
約一年前にClubhouseが始まったわけだが、私とRohan(もう一人の創始者)はその前に既にAnuのことを知っていたが、StephanieとMayaはClubhouseを通じて出会った。Mayaは今後主にクリエイターに関わる仕事を担っていく。

*****

Clubhouseは今週水曜に一周年を迎える。私たちのプロフィールを見てもらうと分かると思うが私とRohanは3月17日にClubhouseに登録し、当初はルームも一つしかなかったし、ユーザーも私たち二人だけだった。それから徐々にユーザーは増えたが、皆が知り合いだったためフォローし合い皆がスピーカーとなり、全てのユーザーに通知が行く小さなコミュニティーだった。今では何千というクラブができ、何百万人という世界中のユーザーが使ってくれていることを大変嬉しく思っている。

まだまだ改善点は多くあるものの、Clubhouseを通じてオーディオの可能性を確信できた。いいねやフォロワー数、住んでいる地域や置かれている状況に関係なく、アプリを開けばいつでもどこでも純粋に人と人の繋がりやリアルに会話を楽しむことができる。StephanieやMayaはじめClubhouseで出会った人たちと一緒に働ける機会にも恵まれたし、こうやって一周年を迎えられることをユーザー一人一人に向けてお礼を言いたい。今週一周年記念として何かイベントをやろうと企画しているので是非楽しみにしていて欲しい。

クリエイターのためのAccelerator program「creator first」

クリエイターを対象にした育成プログラムがスタートする。「creator first」という理念の元、Clubhouseはクリエイターがいてこそのアプリだ。クリエイターの頭文字は小文字の「c」で、これは誰もが平等にクリエイターになれるチャンスがあるという意味だ。

オーディオメディアは集客やコンテンツの作り方もテキストベースのメディアと異なるし、現在成功しているイベントを開催しているクリエイターたちを見るとそこに多くのエネルギーを投資し、クリエイター通し助け合いながら一緒に学び成長していることが分かる。

また、iPhoneを持っていない、必要な機器や環境が整っていないがためClubhouseに参加できなかったりルームの企画や運営を思うようにできないクリエイターも大勢いるだろう。

このプログラムは、将来的にはアプリ全体にロールアウトし全てのクリエイターたちをサポートするものとなるが、まずは試験的に少人数を対象により密で実践的なサポートを提供する企画となる。

「Clubhouse creator first」というプログラム名で今日からcreatorfirst.joinclubhouse.com経由で誰もが応募できる。
締め切りは3月31日。最初は約20のイベント・番組を対象にサポートを行う予定で、その後徐々に募集枠を拡大する。3ヶ月に渡るプログラムでゴールは三つ。
1)質の良いイベントの開催
2)集客
3)クリエイターのマネタイゼーション

1)より良いイベントを開催するため、まずは設備を整えることが必要だ。Androidユーザーへのサービス導入に向け開発を引き続き行っているが、それまでの間このプログラムに参加するため必要であればiPhoneを送るし、iRigやAirPods Proが必要であれば送る。また、提出されたアイデアをベースに一緒にイベントのコンセプトを考えたり、ゲストとのマッチングを行ったりする。

2)集客に関しては、フライヤーのデザインなど、Clubhouse内外でイベントのプロモーションを効果的に行う手伝いをする。

3)クリエイターとして報酬を受けるためブランドとマッチングを行う。ブランドのスポンサーシップが見つからなければプログラムの3ヶ月間は毎月$5,000の報酬を保証する。

このプログラム個人だけでなく他のユーザーと一緒に作る一つのイベントとしても応募できる。私たちは広告収入ではなく、クリエイターたちと共に成長していきたいと思っているし、リスナーからの投げ銭やブランドからのスポンサーシップなど、今後全クリエイター向けにマネタイゼーションを可能にしていくことは、会社の発展にも繋がると思っている。

「Clubhouseワールドツアー」

Clubhouse内ではワールドツアーが明日朝から始まり、イタリアがトップバッター。

現在、日本、ブラジル、ドイツ、イタリア、ナイジェリア、ロシアや香港など、世界中のユーザーがこのアプリを使ってくれている。世界各国のユーザーを歓迎し、各地域特有のニーズやアメリカ国内とは異なるユーザー体験などヒアリングし今後のアップデートに活かすため、今後各国を周りタウンホールを行っていく予定。

プロダクトディベロップメントについて

先週金曜、ユーザー機能のアップデートが行われた。

ここ6週間は世界中でユーザーが急激に増えたことによるインフラ整備が最優先事項だったため、こうやってユーザー機能のリリースにまたフォーカスできることを嬉しく思っている。

アップデートの内容:
・ユーザープロフィール及びクラブのリンクシェア機能
・言語の自動フィルター機能により各ユーザーにとってより関連性の高い言語のルームが表示されるようになった。
・個人ユーザーではなく、クラブとして誰かもしくは複数名の人をクラブ・Clubhouseへ招待できるようになった。そしてその場合、招待された人のプロフィール画面上のNominationバッジは個人名ではなくクラブ名が表示される。これによってクラブのプロモーションへも繋がる。
・電話番号から直接Clubhouseへ招待可能となった
Trust & safety(安全と信頼)機能の向上。「トローリング」は曖昧なコンセプトなためより正確にルーム内の混乱を招くような行為をピンポイントで通報できるよう「Report for trolling」という通報ボタンの名称を「Report for disrupting conversation」に変更した。こういった行為が見つかった場合そのアカウントは永久的にバンされる。

次回のリリースは来週半ばから後半をターゲットとしていて、クリエイターやクラブなどの更なるアップデートを予定している。

Q&Aセッション

以下、別途明記されていない限り、回答は全て共同創立者の一人Paul Davisonによるもの。

a. イベントの一括作成

Question: 定期イベントを一括作成できるツールはいつできるのか。例えばゲストなどの詳細が決定する前でも、定期的に開催されるイベントとして作成し、詳細が決まってから追加できるようになればより便利になると思う。

Answer:
Paul- 直近数週間内で予定されているリリースには含まれていないが、今後何かしらの形で機能改善のアップデートはする。
定期イベントを作成しても結局活動がなくその後もイベントだけがカレンダーに表示され続けてまうケースも考えられる一方で、モチベーションの高いクリエイターたちは予定通り継続的にイベントを開催するだろう。そういった点を考慮した上で改善していきたいと思っている。

Anu- アプリ内でクラブが作成できるようになって以来、既に定期イベントを開催しているクリエイーターたちを筆頭に、クラブによるイベントを開催する熱が今高くなっている傾向からこういった質問が来ているのではないかと思う。

Paul- この機能は元々アプリ内にあり、理由は残念ながら忘れてしまったがその後削除された。毎週毎月決まった時間に開催されるイベントはユーザー個人のカレンダーにも追加できミスることが減るため、リスナーにとっても有意義なイベントの開催方法だと思う。クラブもトップ画面に定期開催のイベントの詳細を載せているが、もちろん機能として今後サポートできるよう改善していきたい。

b. カレンダー内のイベント検索

Question: カレンダー内で特定の日時によるイベントを検索できるようなフィルターが欲しい。そしてユーザープロフィール画面及びクラブページに予定されれているイベントリストを載せられるように欲しい。

Answer: これには100%賛成するし2週間以内にアップデートできるよう準備をしている。現在クラブによる活動が盛んに行われているし、クラブに纏わる機能全般そしてカレンダー機能の重要性は我々も認識しているので、できるだけ早くこれらを改善したい。

c. クラブ作成制限数 

Question: クラブ作成は一人月二つまでとなっているが、より親密なコミュニティーを築いていく上でこれは少し多くないか。

Answer: つまり一人につきクラブ作成は一つまでにするべきという質問だと思うが、個人的にはクラブは多ければ多いほどいいと思っている。
既に何千というクラブが存在している中で、活発なクラブとそうでないクラブがあり、前者が後者より検索時に優位に位置付けされるようプロダクトの観点からフィルターすることは私たちの役目である。
このフィルター機能が上手く機能していないのであれば改善する必要があるが、そもそも一人につき作成できるクラブに制限をつけたのは、不適切な目的でクラブを何個も作るユーザー行為を防ぐためである。

d. クラブ検索機能

Question: クラブの検索機能にはまだ改善の余地があると思う。自分が設立したクラブが見つけられなかったり、おすすめされるクラブが本当にベストなチョイスなのかどうか分からない。

Answer: 
Paul - Rohanへの質問:自分のクラブが検索画面から見つけられないという質問だが、クラブ検索機能について何か問題点があればシェアして欲しい。

Rohan- クラブの検索機能は現状初歩段階にあり、ユーザー検索画面でも特定の人を検索した際フォローしている人よりも上に関連性の低いユーザーが表示されたりもする。クラブにおいても同様で、自身が設立したクラブよりも他のクラブが上位に表示されてしまう。現在この問題点に特化したエンジニアが機能をアップデート中で、近々改善されると思う。

Paul- 二つ目の質問のクラブの提案についてだが、これもクラブ検索機能に関わるところで、クラブ名だけでなく、イベント開催の頻度やルームの評価、フォローしているユーザーがどの程度同じクラブをフォローしているのかなど考慮しすべきポイントは他にもあり、今はとてもベーシックなものだが今後より検索の精度が上がっていく。

e. クラブのカテゴリータグ

Question:  クラブは様々な異なる理由、目的で使われているにも関わらず、クラブ上の機能は全く一緒だ。一ユーザーからみて異なるクラブの差別化が明確になるようタグを使い分けるような案はあるか。

Answer: クラブにおいて我々が考える主に三つの目的は、一人または少人数の特定のメンバーがホストとなり定期開催するイベントシリーズ、メンバーなら誰でもルームが開け、共通の趣味や目的を持つユーザーが集まるコミュニティー、そしてプライベートなグループだ。
構造上、この質問で意図していることは可能で、例えばプライベートクラブはそもそもメンバーになっていないと見えないし、プライベートメンバー制のクラブであればフォローはできず紹介されない限りメンバーになれないなど、他の目的を持ったクラブからの「差別化」は既にできている。
他にはクラブのディスクリプションやルール画面により目的を明確に表示することも可能だ。
音楽番組やバラエティー番組等、クラブの「フォーマット」という観点からカテゴリー化できるようなタグをつけることは考えたことはなかったが良い案だ。例えばジャンルによりその時々で気になる番組を選ぶことができたら便利だと思う。今後数週間でクラブに関する機能のレビューを集中的に行っていくのでこの案も検討する。

f. 多言語コンテンツ配信の為の通訳・翻訳者マッチング

Question: 英語だけでなく世界中のユーザーに向けて多言語でコンテンツを発信していきたいと思っているが、コンテンツを翻訳する機能もしくは、通訳・翻訳者とマッチングできる機能を導入する予定はあるか。

Answer: 翻訳という観点からはマッチングに関してまだ考えたことがないが、面白いアイデアだと思う。
翻訳者を雇ってお金を払いコンテンツの翻訳を依頼するのか、リアルタイムでオーバーフロールームのようなプラットフォームでオーディオベースもしくはテキストベースで翻訳をするのか、など具体的にどのように実現していくかは検討していかなくてはいけない。この質問を送った人で、具体的なビジョンや案があるのであればぜひそれをまたシェアして欲しい。
昨日Leah Lamarrが開いていたコメディーショーのルームでは世界中からコメディアンが集まりジョークを交わしていたし、News News NewsがホストするNews Showでは世界各国から参加したジャーナリストがそれぞれの地域のニュースをシェアし合っている。このように国境を超え様々な人と関わり、異なる言語やカルチャーに触れることはとても素晴らしいことだし、ぜひこの質問者に詳細を送ってもらいたい。

g. ルームのステージ管理について

Question:モデレーター及びスピーカーの新機能はいつリリースされるのか。例えば各スピーカーが喋った時間、挙手機能の改善やルーム内でのリンクシェア機能など。

Answer: プロダクト開発においての優先順位を考えるとき我々が考える四つのカテゴリーは: 
・Welcoming more people - ユーザーを増やすこと。Androidアプリの開発やローカライゼーション、クリエイターたちのマネタイズを可能にしにこのアプリの魅力をより高めユーザーを増やしていくことなど。
・Scaling and performance - アプリユーザーの拡大に伴うインフラ整備とスケーリング。
・Discovery - 各ユーザーにとってより関連性の高いルームやクラブを見つけやすくすること。
・In-room experience - ルーム内でのユーザー体験をより良いものにすること。

この中で現在優先順位が一番高いのはディスカバリーで、先日リリースした言語のフィルターが多くのユーザーにとって役に立つものであったことを願う。これから数週間はクラブに関する機能及びディスカバリー関連機能のアップデートが主になるが、ルーム内機能の重要性ももちろん高く、数週間後エンジニアの人員も増えるため 同時進行で注力していくことが可能になる。4月ごろにはアップデートができたらいいと思っている。

h. トークルームのアナリティクスデータ

Question:トークルームのアナリティクスデータを入手しているユーザーがいると聞いたが、どのようにしたら自分もこのデータを見ることができるのか。

Answer: 全ユーザー向けにこのオプションを今後提供したいと思っている。現在自動的にアナリティクスデータを抽出する機能はないが、パイロットプログラムで数十人のクリエイターたちに、リスナー数やピーク時のリスナー最大数、リスナー保持率(どの程度ルームに留まってくれたか)などの情報を含めたデータをマニュアルで作成しフィードバックを募っていた。今後はマニュアル作業を自動化し、全クリエイターへ向けアナリティクスが使えるようにしていきたいと思っているが具体的なタイムラインはまだ決まっていない。
そのルームをより多くの人に見つけてもらいオーディエンスを増やし、ルームのパフォーマンスを分析できるよう、クリエイターにより良いリソース及びツールを提供することは我々の役目だ。

i. ルーム内でのフォローお勧め機能

Question: ユーザーやクラブのフォローおすすめ機能をルーム内で可能にする予定はあるか。

Answer: ルームの構造上ルームそのものが自然とフォローの提案をするようになっている。
例えばフォローしている特定の人がスピーカーとして入っているルームに参加した場合、登壇している他のスピーカーとの会話を聞くことにより新たな興味惹かれるユーザーに出会いフォローに繋がり、更にオーディエンスの上記に表示されるスピーカーがフォローするリスナーリストからもフォローが広がるというディスカバリー形式になっている。

Anu- 恐らくこの質問ではプロフィール画面をタップせずより簡潔にフォロー提案できないかという意味を含んでいるのかもしれない。

Paul- フォローする際、プロフィール上の情報を見ることは必要だと思う。例えばTinderではプロフィール写真や年齢などの基本的な情報を元にもっと知りたいと思った場合スワイプしてより詳細な情報を段階的に得ることができる。Clubhouseのルーム内でも、プロフィール写真や会話を聞き興味を持ったユーザーに関し更にプロフィール画面の詳細を見てフォローするかどうか決めるのが自然な行動パターンだと思う。

j. ルームの拡散通知

Question: 参加しているルームがとても面白くフォロワーに拡散したい場合、自分がスピーカーとなり通知が送られる以外に方法はあるか。

Answer: まずPing機能を使いそのルームに興味がありそうなユーザーに通知を送ることはできるが、これは個人レベルのユーザーを呼ぶための機能で、拡散するという目的では使えない。
自分がスピーカーになることでフォロワーに通知がいくというハック的な使い方はいいとは思うが、同時に通知のためだけにスピーカー席とオーディエンス席を行ったり来たりすることがあった場合、ルーム内の空気に悪影響を及ぼすためあまり良い方法とは言えない。
これ以外の方法により良いルームの拡散が実現できればいいと思う。

k. マネタイゼーション機能

Question: いつマネタイゼーション機能がアプリに追加されるのか。

Answer: もうすぐ!試験的にはまだどのユーザーにも導入されていないが現在準備は進めている。
クリエイターファーストの理念を掲げる私たちにとってもマネタイゼーションは重要項目であり、ユーザーデータを売却したり広告収益からビジネスを発展させることは考えていない。

l. クラブ削除

Question: 必要のなくなった、もしくは間違えて重複し作ってしまったクラブを削除できるようになるのか。

Answer: 今後可能となるがまだそうなっていない理由の一つは、Clubhouse運営者として、活動していないクラブとそうでないクラブをフィルターし優先順位をつけ、活動していないクラブがユーザー画面にそもそも表示されないようにしていくから。
またクラブを削除するとなるとメンバーに通知しなくてはならないし、誤って削除してしまい復元したいのにデータが失われてしまったり、Googleカレンダーにイベントを追加しClubhouseを開いたらそのクラブがなくなっていたなど、この機能を追加する前に検討すべき項目が多くある。優先事項ではないものの将来的にはアップデートしたいと思っている。
それまでは、こちらのフィルターにより活動していないクラブはそもそも表示されないようになっているはずだ。

m. アカウント停止後の再開可能期間

Question: Clubhouseのアカウントを「deactivate」した場合、どの位の期間待てばアカウントを再開できるのか。

Answer: アカウントを停止した場合、30日以内にアカウントを削除するのか再開するのか決めることになる。停止している間はアプリ上そのアカウントは誰からも見れなくなる、30日以内なら削除を辞め再度ログインすることで再開できるが、30日を過ぎるとそのアカウントは永久的に削除される。

n. 電話番号でのClubhouse招待機能

Question: 携帯のコンタクトリストを介さず電話番号から直接Clubhouseへ招待できるようになったが、すでに電話帳のアクセスをアプリに許可しシェアしている場合はどうなるのか。

Answer: 先ほど触れた通り、電話番号を入力するだけで直接Clubhouseに招待することが可能となった。携帯のコンタクトリストをClubhouseとシェアすることを承認しそれらを削除したい場合は運営側に連絡してくれればそのようにする。将来的にはアプリ内で可能にしたいと思っている。
そもそも電話帳のコンタクトをシェアするというオプションを付けたのは、誰がClubhouseを使っているか見えるようになるのと、リストの中からClubhouseに新規で参加した人の通知が送られウェルカムルームを開くことができるなどよりパーソナルな体験が可能となるから。
この点に関してはプライバシーポリシーに詳細が含まれているので参照して欲しい。

o. クリエーターファーストプログラムについて

Question: どのようなタイプのクリエイターがcreator firstプログラムに応募してくれることを期待しているか。

Answer: たくさんある。まずは今まで見たことのないような形式のイベントやショー。今までもClubhouseで全くの新しい試みをするイベントを多く見てきた。雑学やオペラ、教会の説教、ミュージカルなど。

個人的には毎日開催されるニュース番組が好きだ。News News News ClubがやっているDaily Newsのルームをよく聞いていて、Andrew Leeはじめ世界各国からシェアされるニュースを聞きながら朝の支度をするのが日課になっている。また、「Good Time」が毎晩10時に開いているトークショーもよく聞いている。例えば夜のトーク番組では話題の時事問題をジョークを交えながら伝え、ゲストを何人か呼び新しいプロジェクトをシェアするなど、実際にテレビなどでニュースを扱う番組によく用いられているフォーマットはClubhouseでも容易に再現可能だ。ニュースや時事問題の分野に精通し興味を持っているのであれば、毎朝ニュースをチェックし、そのままそれをClubhouseでコンテンツとして配信できると思うし、多くの人にとってとても役に立つ情報提供ができる。

またスポーツ実況中継はオーディオのプラットフォームととても相性がいいと思う。地上波ラジオではスポーツの試合結果速報やライブ中継、デイリー番組、そしてリスナー参加型のフォーマットが数十年に渡り人気を博していた。Podcastも素晴らしいと思うがインタラクティブではないしライブと配信の間に時差が生まれる。Clubhouseはライブコンテンツが根底にあり配信者とリスナーの対話も可能なためこれを利用して様々な面白い企画が可能なのではないか。スポーツにおいては、試合前から試合の実況、試合後の記者会見まで全てを網羅しライブ配信ができるし、世界レベルで人気のスポーツイベントには多くの参加者が集まるだろう。

政治もとても良いコンテンツだと思う。最近議員及び候補者と話す機会があったが、選挙区の代表者や議員と直接話す術が実際にオフィスに出向く以外あまりにも少ないことに驚いた。そういった機会が増えることもいいと思うし、単純により多くの人の間で政治についての議論が行われるのはとてもいいことだ。

美容も注目すべきトピックだ。オーディオベースのプラットフォームでも美容のコンテンツを作ることは可能だし、実際に多くのクリエイターがビジュアルがないからこそより本質に迫る美容に関する発信している。

音楽やパフォーマンスをするイベントも大変楽しみだ。Lullaby Clubがやっているように、ミュージシャンやパフォーマーが集まり決まった時間に音楽や歌の演奏をするような企画はとてもエキサイティングだ。
サポートグループやセラピー、カウンセリングセッションも素晴らしい活動だと思う。コロナ禍でセラピストに物理的に会うことが難しい中、同じ悩みを抱えた人と繋がりサポートをすることは素晴らしい活動だと思う。

株主総会や、会社の会議、商品のレビュー、異文化交流など他にもたくさんある。これら全ての共通点は、オーディオプラットフォームに適しているコンテンツで、ライブそしてインタラクティブなやり取りに向いているということ。

今後、私たちがまだ考えたことのないようなアイデアに出会うことをとても楽しみにしている。



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