温故知新

最近の小さな変化は
音楽をよく聴くようになったこと。

そもそもは音楽がとても好きで
ジャンルも何もかも特にこだわりはない。

なんとなく思い出した合唱曲…
そう、たとえばそれは
小学校の授業でみんなと歌ったようなやつだとか。

オーケストラやピアノものもよく聴く。
いわゆるクラシックやら。
吹奏楽をやっていたもので
当時みんなで演奏した曲とか。

そんな感じでなにかのタイミングで
とにかくぱっと思い浮かんだときに
ぱっと聴きたいという感じ。

聴く環境にもこだわりがなくて
一応それなりにいい音がするし
親にねだって買ってもらってから
20年ほど大事に大事にしてきたコンポが
未だに部屋の片隅にあったりするけれど
最近はもっぱらiphoneとかipadとか
とにかくデジタルで聴くことが多くなった。

ただ昔からヘッドホンとかイヤホンが苦手で
外ではあまりというかほとんど聴かない。

ダイレクトに頭に音が響きすぎて
心臓がばくばくする、気がする。
音楽にもエネルギーがあるような気がしていて
軽く脳震盪を起こしそう、めまいがする。

ただここ数年間
年間で買うCDの枚数が目に見えて減り
絶対にその日は来ないと思っていたけれど
とうとうCDの断捨離までおこなってしまったわたし。

ああ、なんかわたしも変わっちまったな。

わたしもとうとう終わりなのか。
わたしから音楽をとったら
何も残らない気がするんだけれど
つまらない人間になっちまったな。
なんて思っていた。

spotifyというアプリを知ったのは
去年?おととし?とにかく数年前。

何となく名前は聞くけれど
得体は知れないし
そもそも音楽に対しての情熱を
ほぼほぼ燃やし尽かし
興味関心もなかったわたしは
ずーっとスルーし続けてきたのだけれど。

今年に入ってから
ふと思い出してやってみることにした。

無料で使えるらしいし…
ということでお試し感覚で登録。

だいぶ昔で止まったままの
わたしの音楽タイムライン。
しかし、懐かしい曲が出てくる出てくる。
アーティストも出てくる出てくる。
クラシックもたっぷりある。
面白いプレイリストもたくさんある。

ついつい夢中で検索しては
ハートマークを押して
次々とお気に入りに登録。

ドキドキワクワクしながら
新鮮なまだまっさらな感性で
音楽を聴いていたあの頃の気持ちを
少しだけ、また味わえた気がする。

まだ新しい音楽には手がでないけれど。
昔よく聴いていたものばかり
懐かしい気分で聴いている。

新しいものを取り入れるにはエネルギーが要る。
それを実感として肌で感じるようになってきた。
いつまでも新しいことをすんなり取り入れて
常に変化を楽しめる人を本当に心から尊敬する。
わたしも取り入れるとまではいかなくても
拒絶せずに受け入れる、くらいはしたい。

しかし無料でこれほどとは思っていなかった。
音楽サービスもここまできているとは。
これはCD売れない時代になるよね、そりゃ。

そしてメジャーだろうとインディーズだろうと
そういう大人の事情は関係なく
とにかく「いい曲」が注目されるんだろう。
クリエイターにとっては
チャンスが増えるのか
はたまた競争が激しくなるのか。
埋もれてしまう才能もあるのだろうか。

そこをそう考えてみると
このnoteにもそういう側面があるのだろうと思った。

みんなが表現者になる時代。
みんなが発信者になって受信者にもなる時代。

どちらの感度も鈍らせることなく
磨く努力をしていかなくてはと思った今日この頃。

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