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1月季。

新年会に行った。ジョージアのワインを飲んだ。初詣に行った。山の上は雪と霙と雨だった。ターナーをみた。たくさんの感性と表現が集まる場所に行った。人知を超えた美味しさに触れた。
体調を崩した。心がひっくり返ってしまった。

最近は幸せすぎて、心がかけていく感覚をずっと忘れていた。
見えないふりと、なかったことにされていく心を留めておく方法を私はもうあまり思い出せなかった。社会人ってすごいね。
でもこんなこと誰も知らない方がいいよと思う。
冬は寒くて非常階段にも引きこもれないや。

嫌われるか自分を消すかの2択しか持つことのできない世界の見方。
今日の曲は気分が上がらない曲ばかりだなと思ったら、合っていないのは自分の気持ちの方だったと気づく。

たくさん動いた月だった。
月の最後に暗いことを書くことになってしまったことが悔しくはあるが、私はここから楽しい今年が始まるのだと思っている。幸先がいい、なんて言葉は似合わないけれど。
もう私は幸せになる方向に突き落とされるしか選択肢がないという気さえしている。

”それでも、私は世界を愛していたいのだと思います。”
4年前、ある大人の前で涙がこぼれないよう丁寧に自分へかけたやわらかな呪いを、私はまだ握りしめていることを気づいてしまったから。



今年は映像が撮りたいです。


ありがとうございます。貴方になにか届いたのなら、それで幸せです。