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アートとコピーおもろすぎワロタ  | アートとコピー Vol.04

AYONDの佐々木俊さんの話、聞いてきたぞ!

ということで、佐々木俊さんに課題をいただき、それに1ヵ月取り組んだうえで佐々木さんの講義と講評を聞いてきたで。めっちゃくちゃめっちゃくっちゃ面白くて、足をパタパタさせながら話を聞いた(行儀悪いし、もう30歳だからやめた方がいい)。今日はその講義を聞いていた2時間のテンションをそのまま、エンジン全開のアクセルベタ踏みでお伝えします。頭文字はOです。

本当なら録音して文字起こしをそのまま、素材の味をシェアハピしたいところですが、もちろん録音してないし、私の頭の中のライブラリにはもう格納したので、最高にハイになったワンフレーズだけ置いていきます。ちょっと高揚していて文章も展開も普段よりギア上げてますが、ついてこれてますか?

さて、そのフレーズがヘアピンカーブを突っ切って飛び出してきたのは「SUPER DUPER PAPER DRIVER(カー)」の制作について語られたときだった。佐々木さんは「免許を持っていない」という。

SUPER DUPER PAPER DRIVER(カー)

好きなものだとこだわっちゃうから、興味ないものの方が面白くつくれる

佐々木さんと同じく、実は僕もクルマに乗れない(免許がない)。なので、仕事で自動車教習所のコピーを任せてもらったときはけっこう苦労した。「運転の価値」を体感したことがなかったから(さっきからアクセルだとかギアだとかヘアピンカーブだとか書いてますが、想像とノリで言葉を選んでいるのでもしかしたら間違った使い方をしているかもしれない)。

免許がないのは仕方がないしどうしようもないので、とにかく人に聞いて回った。このリサーチがどれだけ大事なことか、それくらいは知っている。運よく、知り合いのほとんどが免許を持っていたので、サンプルには困らなかった。非常に運が良かった。おかげで、その仕事は無事に納品できた。

ただ、自分で何かつくろうと思ったときに、クルマをモチーフに選ぶなんて絶対に思いつかない。自分が好きなものを探してしまう。漫画か漫才か、日本ハムファイターズか、ペンギンか。自分が好きなものを探した挙句、たぶん「自分より漫画が好きな人なんて死ぬほどおるよな」となり、結局手詰まりになる。T字路の袋小路で通行止めである。「自分が表現するべきもの」なんてこの世にひとつもない。そんな気分になって、ブレーキランプ5回点滅(フ・テ・ネ・ス・ルのサイン)させておしまい。

そこで先にあげた視点である。「好きなものだとこだわっちゃう」。これ。これがミソ。好きなものを語るのは楽しいけど、苦痛になることだってある。誰かと比べてしまいがちで、劣等感と隣同士あたしさくらんぼな毎日を送る羽目になる。スベったらどうしよう、嫌われたらどうしようって思うし、それが怖くてたまらない。評価されたいのに、評価されたくない。

その点、「好きじゃないものを想像してみる」のは楽しそうだなと、素直に思えた。自分自身、クルマへの解像度は(カー)と同じくらいだった。凸と○の組み合わせ。超美術的に見えていたものが、アプローチを知ると途端に愛嬌を帯びた。(カー)という文字が間抜けで記号的で、たまらなかった。たまらなく面白かった。正直、自分は芸術の嗜み方があまりわかっていないのがコンプレックスではあるが、これが「それ」なのだとしたら、美術館に通う人の気持ちも少しはわかる。いいっすねえ。

真似をしても仕方がないので、真似をするつもりはないけど、「いろんなアプローチを探してみる」というアプローチ自体は、真似できそうだなと思った。次の課題も、今回の課題で学んだことをそのまま生かせそうな課題だった。どんなアプローチで考えるか、ひとまず自分という名のハイウェイをミッドナイトドライビングしてみようと思う。

終始、佐々木さんは楽しそうなことを話していたが、楽しいだけではないのは容易に想像できた。その裏にどんな葛藤があったのかは知る由もないが、きっとまあ葛藤はあるはずで、それを乗り越えるために作り続けた人なのだろうということだけ、わかった。月一でしかnoteを更新してない自分はさすがに甘すぎる。今回も耳が痛くて心地よい2時間ちょっとでした。

毎度思うけど、課題のことを事細かに詳しく書けないの、少しもどかしい。備忘録的にしか書けないし、感情の赴くままにキーボード叩いているから、とりとめのないレポートになってしまう。あなたはこれ読んでて面白いですか?僕の興奮、伝わってますか?この数か月の自分の感情の起伏、どうにかして見せてあげたい。めちゃくちゃ面白いですアートとコピー。できることなら来年も受けたいもん。おもろすぎワロタです。まじです。もし近い将来、アートとコピー4期に参加するか迷ってこの記事を読んでいる人がいたら、Twitterとかで連絡ください。何でも答えます。

ちなみに、仕事で書いた自動車教習所のコピーは、いろんな人に助けてもらった分、すごくいいなって思えるものになったので、よかったら弊社HPから読んでください。

https://monolith-j.com/works/「地域から愛され、地域の安全に貢献する自動車/


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