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とりあえず、オレンジワインを選べばいいと思ってるんですが

「おすすめのワインあります?」


山梨に移住してから言われることの中でまあ、そこまでではないものの、まあまあ言われるやつである。

ないし、山梨土産でワインを選ぶことが多い。
年末の出社日、日本酒が美味しい地方に移住した同僚とは瓶の交換をしたし、
なんらかお礼をしないといけないときは、やっぱりワインを選ぶのが簡単だ。

そんな時、何を選ぶか。

メーカー?
ご存知の通り、山梨は1番ワイナリーが多い。
その中でこれ選んどけばいいってワイナリー…あるのだろうか?是非知りたい。
もちろん通に知られているものはたくさんあるだろうけど、広く知られてるのってシャトーメルシャンくらいでは。
そしてシャトーメルシャンのワインが山梨土産として喜ばれるかというと、逆に知られすぎていて、どうなんだろう。


値段?
ぶっちゃけ山梨のワインって単価が低い。白は高い物でもせいぜい3,000円。
赤は結構値の張る物もあるが、1万円は大体超えない。あと、山梨の赤はあんまり重くないので、私は好みではなくて、個人的にそんなに贈りたくない。


味?
1番難しいやつだ。
感応評価はもちろんできず、自分の好みすらどういうのと明確に表現できない状態で、他人の好みに合わせてレコメンドするなんて無理すぎる。


人に物を贈る以上、喜ばれたいしセンスいいって思われたい中で、私がたどり着いた解。

とりあえず、オレンジワイン。


オレンジワインとは

父に勧めたら普通にオレンジから作ったワインと勘違いされた。ちゃうちゃう。ロゼワインを薔薇で作らないでしょ。山梨でそんな邪道なものおすすめしません。

オレンジワインは赤・白・ロゼに続くワインの種類で、
白ワイン用のぶどうを赤ワインの製法、つまり皮入りで作ったもの。赤ワイン用のぶどうを白ワインの製法で作ったロゼの逆バージョンだ。

オレンジワインを選ぶ3つの理由

1. 美味しい

私が好き。これ超大事。
人に贈る以上、自分がおすすめできるものでないといけないのである。
甲州ぶどうのワインって甘口が多い気がしているのだが、オレンジワインは皮が入ってるからかなんなのか渋めなお味。つまみが良く合う。


2.珍しい

…よね?多分。
グラス提供されてるの見たことないし。
私はオレンジワインは5年前に山梨ワインガチ勢のお宅にお邪魔した時にほれ!素人は知らんだろう!みたいな感じで紹介してもらって、それ以外で飲んでいる人は見たことが無い。
ワイン好きが周りにいないとなかなか知る機会がないのでは。


3.選びやすい

知名度の低さとも関連するが、オレンジワインを出している酒造は白ワインを出しているところより少ない。
また、白はみんな5種類とかあると思うけど、オレンジワインは1種類しか出していない。
で、さらに、オレンジワインを各種取り揃えてる酒屋は少ない。私の知っている中だと猿橋の長谷部酒店くらいのものである。
このため、どこの酒造の/なんという銘柄、という選択肢がほぼなくなり、オレンジワインというと1択になる。

あと、オレンジワインは飲み慣れてないだけかもしれないけど、酒造による味の差が少ない気がする。
重め軽めはあるけど全部オレンジワインの味がする。美味しい。
これはもう一つ良い点があって、私が選んだオレンジワインが好みに合わなかった人は、オレンジワインが合わなかったのであって私のチョイスが合わなかったわけではないのだ。この責任転嫁は選択するハードルを大分下げることができる。


飲んだことがあるオレンジワインを挙げる

全部美味しい。

1.マルサン葡萄酒 醸し甲州

何を隠そう、私が初めて飲んだオレンジワインである。
パケがかっこいいのよ〜。贈って1番喜ばれるやつです。
比較的入手困難で、ネットショップは大体売り切れてる。たまにお土産やさんで発見すると買ってます。
重め。


2.ルバイヤート 甲州醸し

丸藤葡萄酒のワインを扱ってる酒屋だとあることが多い。
渋みはある中でちょっとアプリコットっぽい香りがする。気がする。
コロナ突入直後、これストックしてホムパするたび行くたび飲んでた。


3.岩崎醸造 アンティーク・甲州かもし

こちらもパケがオシャレ。一度しか巡り合ったことがないけれど、エノテカで売っているように入手難易度は低そう。
軽めだったように思う。


4.マルスワイン オランジュ・グリ

こちらはなんと、イオンにも売っている。入手しやすさ限りなし。
他のに比べて軽めのように思うが、しっかりオレンジワインの味はする。
1番お値段も手頃で、家に一本あると重宝する。


以上、好きなお酒の話でした。

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