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4年間の振り返り〜1年目〜

もうすぐ令和4年度が終わろうとしている。

思い返すと、毎年違う経験をして様々な思いや考えを持ちながら「先生」という仕事に向き合ってきました。
「どうしたら楽しく働けるのか」
「どうしたら仕事と生活の両立ができるのか」
「どうしたら子どもたちとうまくやっていけるのか」
こんなことを考えながら日々模索しています。

自分自身の成長を可視化したい、そしてこれから先生になる方に仕事のイメージをもってもらえたらいいなという思いから、私の4年間の振り返りをまとめることにしました。

とても長くなることが予想されるので、今回は一年目だけ。(ちょっと暗い内容が多いかも・・・)

◎一年目を一言で表すと

「要(かなめ)」

いろいろ失敗したけれどそこで挫けず、どうしたら良いか考え続けていたように思います。一年目に経験できて良かった(中堅になってから同じ経験していたら絶対に病んでいた)ことが多かったし、仕事との向き合い方を考えさせられるきっかけも多々ありました。
苦しい中でも向き合い続けた結果、仕事をする上での軸だったり、先生としてのモットーだったり、私自身の仕事のスタイルを確立することができたと思います。

◎プロフィール

・中学年担任
・学年の大スターがクラスにいる(暴力暴言離室)
・僕(わたし)を見て🥺がいっぱい

・やるべきことを先延ばしにする私
・見通しがもてない私
・何がわからないのか、わからない私

初任にもったクラスの子どもたちには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今でもその気持ちを拭うことはできていないです。
とても素直で、元気で、可愛くて、力のある子たちだったからこそ少し経験を積んだ後に見たかった、そんな思いがあります。

「このクラス初任の子で大丈夫かな」
「学年一大変な子がいるよ、頑張って」

4月当初、子どもたちに会う前にいろいろな先生に掛けてもらった言葉です。
当時の私は謎の自信があり、「大丈夫でしょ」と思っていました。学生時代から子どもと関わるアルバイトや学校ボランティアをしていたことで、天狗になっていたのでしょう…
そんな自信も、授業が始まって2週間ほどで粉々にされてしまいます。

暴力、暴言の嵐
いろんなところで起こる喧嘩
離室した彼を探し回る日々
それでも授業を進めなきゃいけない

早々に「辞めたい」「私には無理だ」って思いました。
主任に相談しても「私が初任の頃はもっと大変だった」なんて言われちゃってポキっと心が折れた。

もっと頑張れば報われるはずと思い、残業することで自分を保っていた部分もありました。多い時は月に100時間を超えていたと思います。
私生活を犠牲にして働いている自分は偉い、と思わないとやっていけなかったくらい追い詰められていたなぁ。

◎それでも辞めなかった

毎日辛くて、泣きながら帰ったこともありました。
お母さんに泣きながら電話したこともありました。

それでも辞めなかったのは、自分にも非があるって思っていたから。
クラスの子どもが悪いのではなく、自分の振る舞いや仕事の仕方に改善すべきところがあるはず、そう考えていました。

万年、怠惰な人間だったわたし。
何をするにものんびりだし、「なんとかなるでしょ」と手を抜くことも多かった。それで学生時代はうまくやっていた(すり抜けていた)ので、仕事においても同じスタイルで過ごしていました。

うまくいくはずありません。

学校現場では、次々と提出物が増えていきます。特に初任であれば研修のたびにレポートを書いたり、指導案を書いたり、たくさん書くことがあります。
さらに通知表の作成や学級経営案の作成、支援計画の作成、週案の作成などなど時期ごとにいろいろなものを作成するのです。

期限までに作成すれば良いわけでもありません。
必ず提出期限前に管理職にチェックを受ける必要もあります。だからぎりぎりに取り掛かっていては遅すぎますよね・・・。

◎自分を変えるためにしたこと

怠惰な人間から少しでも脱出しよう。
そしたら心に余裕が生まれて子どもたちと向き合う時間が増えるはず。

夏休み前あたりに心を入れ替えたのを覚えています。

・提出期限があるものはすぐに取り掛かる
・TO DOリストを作る
・出勤退勤時間の見直し

この3つを主に頑張りました。
お気に入りの手帳を買い(↓おすすめです)

打ち合わせで言われたことをどんどん書き込む!
提出期限があるものは、1週間前に完成するように計画したり、アンケートのようなすぐにできるものは、その日のうちに取り掛かるようにしました。

ノートに書くことで、頭の片隅にやるべきことが残ります。
ちょこっと時間ができた時に、「あれやらなきゃ」と意識できるので付箋でも手帳でもタブレットでも良いのでメモを残しておくことをおすすめします✨

出勤時間を少し早め、退勤時間も早めました。
残業することで「自分は頑張っている」と思い込んでいたことに目を向け、「それでも上手くいっていない現実」を認識するようにしました。

◎改善後

仕事に対する意識や、生活とのバランスをとることを改善したあと、少し心に余裕が出てきました。

仕事に見通しがもてるようになり時間に追われることが少なくなると、算数と道徳は授業準備をしっかりして臨めるように🌼(他の教科には手が回らなかったですが…)
すると子どもたちとも上手くいくことが増え、「まだ頑張れそうだ」と前向きに働けるようにもなりました。

◎まとめ

一年目は「要」の年だったと冒頭で書きました。
何事も中途半端にやり過ごしていた私が、社会人になって辛い思いをするのは当たり前だろうなと今になって思います。

仕事への向き合い方 
これを一番学ぶことができた年でもありました。


先生の仕事は多岐にわたっています。
学級経営、授業、事務仕事、全体指導、個別指導、保護者対応など様々です。

人それぞれ得意不得意があると思うけど、
一つだけ頑張るのではなく、どれも頑張らなきゃいけない
と私は思います。

自分らしく頑張れる方法を見つけていくことが「先生」として働くために必要なのではないかと、一年目を振り返ることで感じました。

では、次回は2年目の私を振り返っていきたいと思います。。。お楽しみに🌿



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