どんぴしゃな教育書に出会った話
いつぶりだろう。
つい先日、久しぶりに教育書を購入した。
学生のときから1.2年目くらいまでは
本屋に行くと教育書コーナーを眺めていた私。
教科指導や学級経営など、見ているだけでワクワク。「これ実践してみよう」「こんな工夫ができるのか」と気になる本をペラペラめくるたび頭の中に実践している自分が思い浮かんで、楽しかった。
自宅には何冊も教育書があり、日々の指導の中で困ったときに読み返していたほど。
でもいつしか教育書コーナーを避けるようになり引っ越しを機に自宅にあった本を全て捨ててしまった。あれだけ関心が高かったのになぜだろう・・・
◎実践しても上手くいかない
教員になる前、なりたての頃は一生懸命頑張れば上手くいくと思っていた。
あれもこれも教育書に書いてあることを実践していけばやっていけるだろうって。
現実はそう甘くないですよね。
学校現場は日々変化する。
子どもも皆同じではありません。
「こんなときは〜をしよう」
先輩や教育書が教えてくれる実践は必ずしも上手くいくとは限りません。
【子どもと担任の信頼関係があってこそ、いろいろな実践が生きてくる】のだから。
今でこそそう思えるけど、1.2年目のころの私は「言われたこと、書いてあることを実践しているのに何で上手くいかないんだろう」「一生懸命やっているのに上手くいかないのは、私が悪いんだ」と自己肯定感ダダ下がり(笑)
教育書なんてただの綺麗事しか書いてないじゃん!!!!!!(本当はそんなことないですごめんなさい)
という結論に至り、遠ざけるようになりました。
◎偶然の出会い
今年度生徒指導主任になり、生徒指導のことを何もわかっていないまま仕事をするのは流石にマズイ🙃と思ったので、久しぶりに教育書コーナーへ。
そこで一冊の本が目にとまりました。
タイトルそしてはじめを読んだだけで、「私が知りたかったのはこれだ・・・」と心打たれました。
綺麗事と思えてしまった理由は、教えてもらった実践や本で読んだ実践は私の個性に合っていなかったから。ただそれだけ。
先輩の言葉も実践も全て正解。
だけど、その実践が自分に合うかどうか分からない。
その正解を探るのは、自分なりに考えて行動して失敗していくことが必要だと思う。
もがいてもがいて「私の指導方法」がつくられていくはず。
でも「これはやっちゃダメ!」という行動や思考は必ず共通しています。
叱る指導をする先生もいれば、叱らない指導をする先生もいる。
それは良いけれど
子どもを傷つける言葉や行動をするのは絶対にダメ🙅♀️という風に。
この本には教師として成長するためにこれだけは辞めようねという考え方や行動について書かれています。
「こんなときは〜しよう」と限定される考え方より自由度があるから、ありとあらゆることに縛られたくないと思ってしまう私の性格にピッタリ(笑)
子どもを大切に育てていく
この考え方からブレなければ
先生たちは自分の個性を生かして互いに尊重して働いていけるだろうなと感じた出来事でした🌷
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