見出し画像

卒業式を終えての話。


どうもこんばんは、だらほどこです。

先日、無事に卒業式が終わりました。
6年生とさよならをして、この1年を思い出しながら今の思いを残していきます。


しんどかった3学期



今年は級外として6年生と関わりを持っていました。
担当は音楽。

3学期になると、6年生を送る会や卒業式があるため、その練習が始まります。
なので1・2学期以上に6年生との関わりが増えます。

特に2・3月は授業外での練習も多く、体力勝負が続く毎日。
ここ1週間は特に疲れがひどく、寝ているんだけどしっかり眠れない日々。
行事が多く、1つ1つを確実にこなしていくことに集中しながら、他の学年の授業もあるためそっちにも意識を向けることがしんどかったです。

わたし自身が器用ではないため、いろんなことに力を使いすぎで。
それゆえに自分の首を絞めるということが大体毎年。
これでも力を抜くことができていると思うんだけど、まだまだなのかなとも思います。


今年の6年生は、今まで関わってきた6年生の中で1番よく歌う学年。
曲の表現や歌い方を指導するたびにうまくなっていく、雰囲気がよくて前向きな学年。
なので、これまでに教えたことのないようなことも、ずっと伝えてきました。

「できないだろうから言わないでおこう」というのは、こちらの判断であって、やれるかどうかは子ども達の話。
だから、なんでも言っていました。
できると信じて、伝わると信じて。


卒業式当日の朝もみんなで歌い、いい雰囲気のまま卒業式本番。



素晴らしい卒業式でした


本番に強い学年でした。
涙しながらも一生懸命に最後まで歌う子ども達に、たくさんの保護者さんが涙されていて。
それを見て、わたしも涙。

練習以上に想いをのせて、歌うことができたんじゃないかな。

どの先生も「歌よかったね〜」「感動しました」と言っていただき。

本当に素晴らしい卒業式でした。


1番嬉しかったこと



卒業式が終わり、玄関前でいろんな子ども達と写真を撮っていると、ある女の子が手紙をくれました。

この子は、音楽の授業中も楽しそうにしている様子はあまり見られないけれど、いつも一生懸命頑張る子でした。
わたしが話しかけても、どことなく人見知りをしているような感じの子だったので、正直、手紙をもらえると思ってなかったんですよね。

渡す時に
「先生、1年間ありがとうございました。手紙を書いたので読んでください」
と、泣きながらに渡してくれて。

めっちゃ嬉しくて、「中学校でも頑張ってね〜!」というのが精一杯でした。


職員室に戻って手紙を読むと、
「これまで音楽が苦手だったけど、この1年はとても楽しかった」
「これからも、面白くて優しくて生徒思いな先生でいてください」
という内容が書かれていました。




普段の授業では、音楽が楽しいと表出できる子もいれば、そうじゃない子もいます。
好きな子もいれば、苦手な子もいる。
そんな中で授業をするというのは、手探りのような感覚があったりします。

この授業で大丈夫かな?
子ども達の学習にちゃんとなってるかな?
ほぼ毎日考えては反省会をするのが日課になっているくらい。

教員でも不安に思うことがたくさんあります。


だけど、この手紙をもらって、これでよかったんだと思うことができた。


今年は、とにかく子ども達が「音楽は楽しい!」と思える授業を目指して頑張ってきました。
だからまずはわたしが音楽を楽しむ。
子ども達との学習を楽しむ。

そう思ってこの1年やってきました。

報われたな〜という思いで胸がいっぱいになり。
わたしがやってきたことは、少しは正しかったのかなと思えました。


来年度に向けて


来週で、今年度の授業が終わります。

最後を大切に思いながらも、来年度に向けて少しずつ気持ちが向かっているところです。

おそらく担任だろうという話。
だからこそ、今年1年でできなかったことに悔いが残ります。

来年に繋げていくしかない。
この1年を無駄にしないように、来年の課題として振り返り、来年出会う子ども達の学びに繋げていきます。


教員はいい仕事


ほんとこれね。

めちゃくちゃ疲れるし、子どもを相手するだけではない仕事だし、同僚との関係も大事だし、時々「なんでこの仕事してんだろ」って思うこともある。

だけど、いつも支えてくれるのは子ども達。
たくさん助けてもらいました。

子ども達の成長の手伝いができる。
こんなにいい仕事はないなと思います。


来年度も、ぼちぼち頑張りますかね。

まずは年度内にやることをちゃんと終える。
残り1週間、頑張りましょう。


それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?