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夏休み体育教室!3日目

あっという間に最終日。
7月中ばに調整員さんから
おそらく全世界の協力隊員へ向けて
こんなお願いがあった。 

NHKこども向け番組「あおきいろ」の
テーマソング「ツバメ」を通じて
世界と日本の子どもたちが繋がることをテーマに
「ツバメ」のダンスをみんなで踊る動画を制作します。 
 配属先や学校などにお声がけいただき、
ダンス動画や写真を撮影をお願いします。

調整員さんからのメール

配属先の学校は夏休み中。
学校閉まってるし何もできない。
そんな中でやってきた大チャーーーーンス!
えっ、しかも、ダンス???
自称ダンス隊員としてやらせてもらってますんで
いや、もう、やる選択肢しかないやんけーーーーーー
ワクワク

ってな訳でその日から
家でツバメダンスを猛練習。

我ながらよく飛ぶ!近所の人から”ベランダで毎日踊るアジア人”で認識されてるはず。

このYOASOBIが歌う「ツバメ」という曲。
何がいいって歌詞がいい。
たまたまだけど
2021年5次隊ヨルダン組の私たちにとって
大切な曲でもあるんです。
ぜひこの曲を聴きながら読んでください。
曲の効果で多分いい記事に見えるはず


中央がラーミズ先輩。右がみなみちゃん。

ヨルダン同期は私含めて3人。
コロナによって
2020年1次隊から2021年5次隊へ変更。
みんな、ヨルダンに行ける日を待ち続けた。


東京での訓練前隔離期間

訓練は、東京のKKRホテルの隔離から始まる。
隔離中は対面では会えないのでZOOMで
コミュニケーションをとる。

ある日、幼児教育隊員のみなみちゃんが
「この曲大好きなの!
とってもいい曲だから聞いてみて。
私、毎日これ部屋で踊ってるんだ!」
って私たちに紹介してくれたのが始まり。
(あっここにもダンス隊員おる、とは思った)


福島県二本松訓練所

訓練所に入ってからは
1日も欠かさず
22:30の消灯時間まで
その日の復習と
次の日の単語テストの復習を3人で。
この時のBGMも
自分達を励ますかのように
「ツバメ」がよくかかっていた。
”励まし合って”とは
こういうことを言うんだなと
毎日実感していた。

アラビア語は活用形が鬼のように難しい!リズムに合わせて覚えていたのも懐かしい思い出。


そして出国!

訓練所から今までを振り返る思い出ムービー。曲はもちろんツバメ

1年半待ち続け
やっとやっと辿り着いたヨルダン!
6月のみなみちゃんの誕生日には
ラーミズ先輩が「ツバメ」で
バースデームービーを作ってくれた。


みなみちゃんが「ツバメ」を
紹介してくれた
1月のあの日から約半年。

今までの同期3人での
思い出やら何やらが
色々に重なって
もうこのツバメダンス
やるしかない!ってなった訳です。
私たちのためにある企画?ってくらい錯覚した。
(前置き長ーーーーーーーい。)


子どもたちとツバメダンス

さーあ、子どもたちとlet'sツバメ!
やっぱりダンスは言葉を超えたところに
楽しさがあります。

私、一言もアラビア語喋った記憶ないし
ひたすらツバメを踊り続けていたら
子どもたちが完璧に踊れるようになっていた

完璧に踊りこなすお姉さんチーム。
初めての動きに戸惑いながらも、ちびっ子チームも一曲踊り終えた!すごい!
今回の体育教室を一緒に回してくれた先輩隊員のお2人!もう大感謝しかない。間違いなくヨルダン隊でツバメダンスをしっかり踊れる2人です。

大人の事情がたくさんあって
このダンス映像が本当に
日本に届くかどうかはわからないけど
私がやれることはやり切ったから
後悔はない。

何よりも
”同期との思い出の曲”
”ダンス”
”ヨルダンの子どもたち”と一緒に
”1つのカタチ”にできたこと。

これは確実に
これからの活動の糧になると
信じてる。

最後に「ツバメ」の
歌詞の特に好きなところを紹介して
終わりにします。
ikuraちゃんの声が沁みるんだよな、

僕らは求めるものも
描いてる未来も違うけれど
手と手を取り合えたなら
きっと笑い合える日が来るから

誰かが手に入れた豊かさの裏で
帰る場所を奪われた仲間
本当は彼も寄り添い合って生きていたいだけなのに
悲しい気持ちに飲み込まれて
心が黒く染まりかけても
許すことで認めることで僕らは繋がり合える

僕らに今できることそれだけで全てが変わらなくたって
誰かの一日にほら少しだけ鮮やかな彩りを
輝く宝石だとか金箔ではないけれど
こんな風に世界中がささやかな
愛で溢れたなら何かがほら変わるはずさ
同じ空の下いつかきっとそれが小さな僕の大きな夢

YOASOBI /ツバメ

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