友人の妊娠_出産3-note-

【友人の妊娠・出産報告にモヤつく気持ち】と、私なりの対処法

なかなか妊活がうまく行かないとき、心をざわつかせていたのが、

友人や知り合いの妊娠・出産報告を受けた時

だった気がします。


「いいな」

「ずるいな」

といった負の感情を抱きがちじゃありませんか?

そして、そんな感情を持つ自分にも嫌気が刺して、罪悪感。

負のループですよね。


この気持ちって、

妊活中だったり、不妊治療中の女性には

あるあるなんじゃないかなと思います。


そんな気持ちを持った時の、

私なりの気持ちの保ち方をお伝えしたいな、と思います。

「事実」と「感情」を切り分ける

私は、友人から直接妊娠・出産報告を受けた時、

まずは努めて当たり障りのない返答をしていました。

心はもちろんモヤッモヤのざわっざわです。

ただ、その友人自体にはもちろん罪なんてなくて、

本来はおめでたいことなんですよね。

自分の状況と乖離しすぎているために、「妬み」のような

感情が湧いてくる。

そんな時はまず、「事実」と「感情」を分ける必要があるわけです。

そこをぐちゃぐちゃにすると、ただ「嫌な気持ち」が残ってしまうので、

事実:友人が妊娠・出産したこと=おめでたい(一般的に)

感情:羨ましいな

感情を素直に受け止めつつ、事実に対する返答をする。

自分の頭の中を、因数分解してみるといいのかもしれません。

意識的に気持ちをそらす

友人の妊娠・出産報告を聞いた時や、

街を歩いていて

マタニティマークをつけている妊婦さん

赤ちゃんを大切そうに抱くママ

を見た時も同様に気持ちがモヤモヤした記憶があります。


「自分が欲しくても欲しくても手に入らないものを、持っている人」


こういう状況で、

「羨ましい」という気持ちを持たない方の方が少ない気がします。

妊娠中に働いていた時、

「お腹触ってもいいですか?あやかれるかなと思って!」

と不妊治療中の患者さんに言われたことがあります。

こういう方は、ポジティブに物事を捉えられる方なんだなぁと、

驚いた記憶があります。

私にはない考えだったので。


、、、と少し脱線しましたが、

当時の私は

人を羨む気持ちと真正面に向き合っても辛いだけだったので、

「意識的に気持ちをそらす」ということをしていたように思います。

要は、マタニティマークや子どもが目に入ったら、

もうそこは見ない。w

自分の意識の中から、存在を消してしまうわけです。

情報をシャットダウンすることに意識を注いでいたら、

自然と気にならなくなったことを覚えています。

時には、向き合いすぎずに、適度に「逃げてみる」ことも大切なのかなと思いますよ。

不妊治療の体験談を読んでみる

不妊治療の時、

私はどこか孤独に戦っていた記憶があります。

職場は「不妊治療」の舞台そのものなわけですが、

自分が当事者として存在する場ではなく。

確かに、相談しようと思えば相談できる環境なんですが、

一つ一つの細かいステップで相談できる内容かといえばそうでもないんですよね。

性格的にも、

人に頼るのが苦手なので

結構悶々としていた記憶があります。

そこで、私が頼ったのが不妊治療の体験談を書いた本でした。

どんな気持ちで治療に臨んでいたのか、

著者の頭の中を覗いてみて、何かヒントになることがないか。

気づいたら、藁にもすがる思いでamazonでポチッていました。

これは矢沢心さんの妊活手記です。

あんなにキラキラしている人でも、妊活に悩み、それを経てママになっている。

そんな事実が、私に勇気をくれました。

妊活・不妊治療中の方にとって、

不妊治療を戦いぬいて、実際に赤ちゃんを授かった人の体験談って

本当に力をもらえるものだと思っています。

本だったら、誰にも気付かれずに

辛い不妊治療を乗り切るためのヒントが得られるかもしれない。

もしも、今は辛くて誰にも会いたくない、

でも何かに頼りたい。

そんな人は本をそっとめくってみてもいいかもしれません。

そもそも妬むことはダメなことじゃない

そもそも、妬む気持ちがあるから、友人の妊娠・出産が「素直に喜べない」ということが起きるわけですよね。

「妬み」ってダメなことなんでしょうか?

実は妬みには「良性の妬み」「悪性の妬み」があります。

良性な妬みは
「それをも手に入れるために、自分を高めよう」
という自己成長を促す妬み

悪性の妬みは
「その人を引きずり下ろしてやりたい」
という相手に損害、制裁を与えたいという妬み

正直、不妊治療においては「良性な妬み」に変換しようとしても難しいかもしれません。

だって、「不妊治療の最初のゴールはまず妊娠成立し、出産すること」で、

不妊治療をしていること自体が自分を高めようとしているわけですから。

なので、

「悪性の妬み」にならないように、気をつけるくらいのゆるふわでいいんじゃないかなと思うんですよね。

私は、「妬み」の感情自体に罪悪感を感じ、こんな気持ちを抱く自分ってなんて嫌な人間なんだろうって思っていました。

人の幸せを素直に喜べない人間になってしまったって。

この「自責の感情」がさらに首を絞め、とても辛かったです。

なので、今まさに同じように苦しんでいる方がいたら、

私ってそんな感情を持つほど追い詰められているんだなって

気付いてあげてくださいね。 

貴重な時間を使っていただき、 ありがとうございます。 私へのサポートは気持ちだけで。 大切な方へのサポートに 使っていただけるとありがたいです^^