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師走

私の学生生活も残り約3カ月。
2023年も遂に師走を迎えてしまった。

今は日記に事実だけを羅列できるような、そんな日々を過ごしている。未来への不安は不思議と一ミリも抱いておらず、楽観的な自分を創出出来るようになった。

2023年の目まぐるしい日々を乗り越えた私が師走を迎えて、今年を振り返るという作業をしてみたくなったので、今年の頭から私の身の回りに起こった出来事とやらを記してみることにした。真っ白なページを満遍なく使いながら、三日間かけて12ページという超大作を完成させた。

今年の4月あたりまで、私は良い意味でも悪い意味でも全ての人の考えや言葉を素直に受け入れていた。それらの取捨選択があまりにも上手くいかなすぎるせいで、自分を失いかけていたのは言うまでも無い。周囲の悪い言葉を掻き分けて救いを求めるかのようにカネコアヤノのライブに行ったり、大きな本屋さんに行って、辛うじて自我を保っていたような気がする。

先日部屋の片付けをしていた時に何となく目を通したその時期の日記は、あまりにも読みごたえがありすぎた。

21歳にして、目まぐるしく変わる環境に適応出来ず、メンタルも振り回された。ただでさえ悪かった体調も悪化した。干渉されない環境に身を置けたかと思いきや、生のじゃがいもの匂いで吐き気を催したり、映画を見て泣いているのか、自分の心が苦しくて泣いているのかわからなくなったりもした。

4月の終わり、桜も散り始めた時期に、大学生活が再開して、大学4年生にして沢山の出会いがあった。新しい精神科に行って、スクールカウンセラーさんを紹介してもらって、1カ月休んでいた就職活動も再開させた。これもまた世間体を気にして、自分の本心から目を背けていた一月の私とは打って変わって、好きなことに着目して就活を進めることが出来るようになった。

4月は泣きながら誰かと会話をすることが多かった気がするけれど、それってきっと私の中で沢山自分の気持ちを整理しようとしていたのだと思う。自分の中で不要な感情には蓋をして、必要な感情だけを心に留めておくということ。この時期から段々自分に優しくすることが出来るようになってきたんじゃないかな。

4月まで思うように行動できなかったからこそ、欲望や願望などは募っていて、それらを発散させたのが5月だった。旅行にいったり、展覧会に行ったり、ずっとしたかったお絵描きピクニックをしてみたり、水族館でふわふわ泳ぐクラゲを眺めたり。そんな願望を叶えているうちに怖いくらいに状況が好転していって、それまで悩んでいたことが全部綺麗に収束した。あの時の私と一緒にそれらの場所に行ってくれた人たち、ありがとう。

それからはもうひたすら私の心の声に従って決断をした。

悩んだことと言えば、今年の夏が暑すぎたこと、くらいで。笑
その他は、私の大好きな人々との時間を大事に抱きしめて過ごせた気がする。

沢山環境が変わったけれど、その時に受けた影響は私の中で鮮明に残っていて。勿論、良いことだけじゃなくて悪いことも。そのおかげで私の考え方も心の変化も大きな一年だった。私が今まで嫌悪していた人の気持ちも、私なりの解釈で理解しようと努めた。

沢山の人に支えられながら、沢山の初めてを経験できた年。

22歳になった、2023年という年は人生のターニングポイントといえるくらい大きな出来事が沢山起こった。

12月もまだまだ愉快なイベントが沢山待っているので、大切に過ごしていきたいと思います。

少し気の早い一年の振り返りでした。

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