[受験/就活記録] 私立文系学部から情報系の大学院へ進学して就活・卒業するまで

0. はじめに


私は学部時代はMARCH/関関同立の経済学部に所属しており、そこでコンピュータ・サイエンス(CS)の授業を多く取る中でよりプログラマとして働きたいと考えるようになりました。

そこで、当時の私はプログラマは文系からなるのは難しいと思いこんでいたこともあり、情報系の大学院に進学して、そこでCSの知識を蓄えた上でプログラマになろうとしました。

本稿では大学院進学から就職・卒業までの過程を1つのサンプルとして記述します。私が進学した時点よりもCSの人気が高まっていることから、ここで書くことがどこまで役に立つかは分かりませんが、どなたかのお役に立てれば幸いです。

1. 大学2年の過ごし方(院試準備)

大学2年生の頃に, 自分のゼミの先輩で京都大学大学院の情報学研究科 社会情報学専攻に進学している方が研究の実験でゼミに訪れていることがありました。

そこで, 初めて文系からでも情報系の大学院に進学できることを知り, そこから受験の準備を開始しました。

大学院受験は主に次の2つで構成されています。

1. ペーパー試験(基礎科目, 英語, 専門科目)
2. 面接(志望動機/研究したい内容)

大学/学部によって内容に多少の差はありますが大体上記の内容になっていま
す。

まず基礎科目については、私が受けた大学院では推奨テキストとして「入門コンピュータ科学」が挙げられており、この中から問題が出るとのことでした。レベル感としては基本情報よりは難しいけど、応用情報ほど難しくないというレベルでした。

英語については, TOEIC・TOEFLのスコアを使用する大学が多いです。700~800点程度を目安に勉強しましょう。

専門科目については, 過去問演習が主な対策になると思います。授業の小テストから出題されることもしばしばあるので, 受験する大学の研究室に行って授業の資料や過去問をゲットしておくと良いでしょう。

大学2年生では、主にこの内英語と情報学基礎について取り組んでいました。

2. 大学3年の過ごし方(院試準備)


大学3年生からは専門科目と面接の対策として自分が受ける分野の専門書を色々読んでいました。この頃から院試を勉強する友人が出来てLINEなどで質問しあって勉強していました。


3. 大学4年の過ごし方(院試準備・入学準備・インターン準備)


大学院受験が無事終わってからは、すぐに研究室に行っておすすめの本を教えてもらい当該分野の勉強をしていました。また研究のサーベイ・発表などもしていました。

また、プログラマーになる際に長期インターンでの開発経験の有無が大きく結果に影響するとの情報を得ましたので、春休みにRailsを使ってWebアプリを作って長期インターンの面接対策のポートフォリオを準備していました。


4. 大学院1年の過ごし方(長期インターン・授業・研究・就活)


入学してからすぐに長期インターンに色々応募して, 5月からインターンをすることになりました。

この時期は授業・研究・就活が平行していたのでものすごく忙しかったです。またM1の秋から選考が始まると聞いていたので、秋の授業は軽めにしておきました。

9月頃からレバテックを使って本選考の面接を受け始めました。およそ10社程度受けて1社通ったのでその会社に入社することを決めました。


5. 大学院2年の過ごし方(研究・入社準備)


主に修論の研究と授業が少しある程度だったので、時間的に余裕がありました。
M1の1年間で相当疲弊したのでゆっくり過ごしていました。
また入社先から参考書籍などを教えてもらって、それらの勉強をしていました

6. 終わりに


文系大学生でも他の理系大学生よりも先に丁寧に準備すれば情報学研究科に進学することは案外できると思いますのでめげずに頑張って欲しいです。
ただレベルに差があることは確かなので、合格してからも勉強を継続して、長期インターンの準備などもしておくと良いと思います。


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