見出し画像

すぐに決まるものだと思ってた。

【50代・久しぶりの就職活動】第1歩めの記録から。

次の派遣先を探し始めたのが、契約満了まであと3か月の頃。自分の経験&強みである「編集または英文事務」、現在の時給以上、そして「週4日以内」という条件でエン派遣や複数の派遣会社のサイトで仕事探しを開始した。フルタイムにすれば案件数はかなり多くなるのだけれど、いろいろ悩んで考えた末の条件なので、ここだけは譲れない。

契約最終日までちょうど1か月を切った頃、派遣元の書類選考をへて「職場見学」の日取りが決まった。担当者曰く
「自己紹介として職務経歴を先方にお話ししてもらいますが、まあそんなに気負わずに。あと質問をいくつか用意しておいてください」
とのこと。職場の同僚(派遣)にきいたところ
「自分の経験では、職場見学までいって断られることってなかったです」
というので、「自己紹介は苦手だけど、まあ気楽に見学してくるぞー」くらいの気持ちで、職場を訪問した。なので、用意した質問も
「皆さんどのような服装で働いていらっしゃいますか?」
「在宅勤務はどの程度認められていますか」
という、もう就職が決まってる前提のもの。今考えると、赤面ものである。

ただ、思い返してみると、派遣元で職場見学の日程などを調整してくれた人は、週5日のところを週4日にしてもらった…と話していたのに、見学に付き添ってくれた営業の人は「週3日と4日、どっちがいいですか」と、先方の前で私に訊ねてきた…というように、派遣元のなかで連絡・連携がきちんとなされていない印象があった。さらに言うと、営業の人は何をきいても「大丈夫ですよ~」と応えるやや安請け合いな感じもしたのだが、調整役の人は逆に木で鼻をくくったような受け答え。そのギャップに違和感があった。なんとなく「ここにお任せして大丈夫なのかな…」と感じていた。

漠然とした不安は、的中した。後日、営業(大丈夫ですよの方)の人から
「残念ながら、お話をまとめることができませんでした」(このセリフはテンプレになっているのか、この後複数の派遣会社からも聞くことになる)
という電話をもらう。正直ショックが大きかった。だって、落ちると思わなかったから。大丈夫じゃなかったじゃん。理由をたずねると、
「もう少し商業雑誌の経験がある人を望まれていたようです」
このタイミングでなぜこの理由で断られたのだろうか。私の職務履歴って、事前に先方には伝わっていなかったのだろうか。
「ひょっとしたら、面接で声がふるえていたのがよくなかったのでは」
「年齢のせい?」
「私の雑誌編集の経験があまりにも昔のものだったから??」
どうしても、別に理由があるのではと考えてしまう。

「そうですか、わかりました…」と、明らかにがっかりした声で答えたあと
「実は、僕が持っている案件で、吉野さんにぴったりなものがあるんです。〇〇という財団法人で機関誌編集のお仕事なのですが…」
いやいや、それは私が以前社員として勤めていて、どうしようもなく嫌になってやめたところだよ。
この営業さん、私の履歴書も確認していなかったんだ。

今までなんの迷いもなく、派遣で仕事を探していたけど果たして本当にいいのだろうか。

そう思いながらも、とりあえず同じ方法で就職先を探し続けることにした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?