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夢を叶えたいけど一歩踏み出す勇気が足りない時に読む漫画

今日のお話は


『夢を叶えたいけど一歩踏み出す勇気が足りない!』
『恋も仕事もうまく両立するなんてできない!』
『やりたいことはあるけど何から始めたらいいのかわからない!』
『かわいい漫画読みたい!』

という方に圧倒的おすすめな漫画のご紹介です。



さて、突然ですが私はまめちゃんと呼ばれています。
名字が遠藤なので、「えんどう豆」の「豆」からとった安易なあだ名です。

先日イラストレーターのせきやゆりえちゃんと、Youtuberのくまみきちゃんとランチした時に、初めましてのくまみきちゃんに「あ、なるほどえんどうまめのまめだったんですね」って言われてそうやで〜と答えていると、

「え!!絶対安野モヨコのジェリービーンズの遠藤豆子ちゃんから取ったと思ってた!!!」

とせきやさんに言われ、ジェリービーンズってなに!?って聞いたら、「まめちゃん絶対好きだから絶対読んで!!!!!!!」と言われて初めてその時そんな漫画があることを知りました。

安野モヨコ先生ファンだと自分でも思ってたはずが、にわかファンだったことを恥、即漫画を購入。

さて話は私のあだ名に戻りますが、なんで私まめちゃんなんやっけ?って思い返してみると、あ、そう言えばあれか…と若い頃の自分のドヤ顔を思い出し冷や汗が…。

私の通っていた高校は中高大と繋がってる私立の学校で、私は中学は普通の家の近くの公立に通っていたので、高校からその学校に入ったいわゆる「外部生」でした。

もうすでに内部生のみんなは仲のいい友達のグループも出来上がってるだろうし、お嬢様お坊っちゃまばっかりでなんか文化も違うし、私これ友達できないフラグ…なにがなんでも覚えてもらわないと…と謎の焦りを感じ、そわそわしながら入学式を迎え、さあいよいよクラスの自己紹介が始まりました。
出席番号は前から3番目。なぜか無駄におしゃれなうちの学校は出席番号がアルファベット順。「え」も「E」も早いことに変わりはないけれど、3番目は早すぎる。しかも2番目の女の子は留年生でタバコの匂いもしてくるなかなかにパンチが効いてる子でその時点でもう引きの強さがすごい。このまま普通の自己紹介をしてしまっては影の薄い遠藤歩の3年間が待っている…とますますドキドキが止まらない。そうこうしてるうちにあっという間に自分の番が回ってきて

「遠藤歩です!まめちゃんって呼んでください!!」

気づいた時には開口一番自分のあだ名を自分で命名していました。当時の私の決死の覚えてもらおう作戦は今思うと恥ずかしいこと極まりないですが、なんだかんだあの時自分で命名したことで私は「まめちゃん」になれたのでよかったなぁと思います。

さて、そんな命名話はさておき、「ジェリービーンズ」が我が家に届きました。

「遠藤豆子 14歳 獅子座のA型です 将来の夢はモデルになること!!」

おしい。私は獅子座のO型だ。
とちょっとしたシンパシーを感じながら、気づけば一気に4巻全部読み切ってしまっていました。

なんて最高過ぎる漫画なんだ!!!!!!!!愛!!!!!!!!!


田舎暮らしのまめちゃんが、CUTiEのファッションモデルを目指しているはずがいつのまにかファッションデザイナーを目指すことになり、同級生や先輩や憧れのモデルさんなどに感化されつつ、失敗や成功を繰り返しながらまめちゃんらしい行動力と必死の努力で夢にも愛にも真正面からぶつかっていく、もうめちゃくちゃ激アツなストーリーです。


ちょうどZipperでは矢沢あい先生の「パラキス」が、CUTiEではこの安野モヨコ先生の「ジェリービーンズ」が連載されてた胸ときめく時代で、私は小学生〜中学生の頃だったのですが、どうやら当時はパラキスの方に行ってしまってたようです。
あの時この漫画に出会っていたら私はきっとまめちゃんに自分を重ね、今とは違う夢さえ見ていたかもしれません。


でも内容的に今読むことの意味があまりにもありすぎて、本当に今出会えて良かったと思いました。
好きなことを仕事にしている私ですが、ちょうど次のステップに行きたいと思い始めた今、ものすごく背中を押された感じがします。なんて力強くて温かい愛に溢れた漫画だろうか。邪気がゼロなお話すぎて、なんだかもうハッピーはなまるな気分だよ。


安野モヨコ先生の作品って、惜しげもなく私たちに夢を見させてくれるところがあって、現実のリアルさとか等身大の自分みたいなのを描かれるのももちろん圧倒的にうまいのだけど、それだけじゃなくて、空想することや夢の中の話や日本ではない国の話や今ではない時代の話などの異次元を、自分では絶対に思い浮かばない境地で圧倒的な世界観で描かれるところが、選ばれるモチーフの絶妙なキュンキュンさも相まって女子の細胞をハートでいっぱいに埋めてくれる感じがして、もう本当にたまらないです。ドリームの神様です。何より絵がさいっこうにかわいいよね。ときめき。

というわけで、ジェリービーンズを読んだことのない方、ぜひ読んで見てください!!!!!!!!!!!!!!!!

せきやさん教えてくれて本当にありがとう!!!



そして余談ですがつい先日新刊が出ましたね!!安野モヨコ先生の「鼻下長紳士回顧録 下巻」!!!

めくるめくデカダンな大人の世界。妖しさと美と醜の極致。

20世紀初頭のパリの娼館を中心に繰り広げられるストーリーですが、「さくらん」で花魁(遊女)を、この作品で売春宿の娼婦を描いてくださったモヨコ先生、趣味趣向のわかりみが深すぎて存在が尊過ぎる…!!

この時代がとても好きなので改めてまた他の文化にも触れつつ今度noteに書いてみようと思います◎

では!

P.S.インフルエンザがとても流行っていますが、皆様どうぞご自愛くださいませ。

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