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15年ぶりのリベンジ。フランス語の試験 DELF B2を受けてきました。

先週末、フランス語の資格試験 DELF B2の筆記試験を受けてきました。

DELF・DALFとは、読む・聞く・書く・話すの総合力が問われる、フランス語版のTOEICやTOFELのようなもので、フランスの大学入学やフランスの企業への就職に役立ったりするものです。

DELF・DALFは、A1~C2のレベルがあり、私の受けたDELF B2はだいたい仏検準1級くらいのレベルといわれています。

とくに留学や転職の予定もない私が、
なぜ、今のタイミングで受けようかと思ったのか。

いくつか理由がありますが、
フランス語のモチベーションのため、とフランス語の勉強をとおしてフランスのことを考えていたかった、というのがいちばんの理由です。

学生時代から、細々とずっと好きで、続けてきたフランス語。留学中に出会った大切な友人たちとのやりとりを励みに、数年に一度、フランスに旅行で訪れたり、今も月に2回フランス人の先生のご自宅レッスンをうけていて、
自分にとって、家庭でも仕事でもない、純粋に好きでやっている大切にしたい時間です。

それが、コロナ禍や、子どもがふたり生まれ、なかなか独身時代のように、自分の思いつきだけでフランスに行くのは難しくなってしまったので、せめて語学の勉強だけでも、がんばってみようと思ったのでした。

じつは、このDELF B2は、大学の留学時代に現地で受験して、ギリギリの点数で不合格だったことがあります。
そこから、15年ぶりの挑戦…!

15年ぶりって、書いてみると、すごい。笑

「何度でもやり直したらいい」というし、私自身もそう思ってきたけれど、15年ぶりに、何かにまたチャレンジしたいと思うことって、なかなかないかもしれません。

今年のお正月に、ぼんやりとですが
「フランスにまっすぐな一年にしたい」と思って、絵馬にも書いてみたのですが、春から下の子も保育園に預けて、仕事復帰してみると、なんだかんだで忙しい毎日。
結局、準備時間はたくさんあったはずなのに、本腰を入れて机に向かって勉強したのは、出願をした9月からでした。つまりテストの2か月前…。

大慌てで、問題集を解いたり、Youtubeを見たり、作文の添削を頼んだりしながら、仕事と家事育児の合間にコツコツ勉強をしたお話しはまた追々、書こうと思いますが。

テスト勉強中にじわじわと感じたのは、15年前と変わったことです。

まず、単語が覚えられなくなったこと。単語帳をつくっても、まったく意味が頭に入らないので、単語をまとめて覚えるのを諦めました。

そして、小さな子どもがいるなかで、勉強するのが本当に大変だったこと。元気な子どもたちと過ごしていると、それだけでクタクタになってしまうので、子どもを寝かせた後に夜な夜な勉強…というのは、私にはできませんでした。

でも、絶対に受かりたい(受験料が18000円と高額なので)という意地だけはありました。笑

そして迎えた試験当日。

数年前から、テストの形式が新しくなったことで知られているDELF・DALF。ですが、実際のところ、まだ新形式と旧形式が混在しているようで、私がつい先日受けた試験もまさかの旧形式でした…!
せっかく《Les nouvelles epreuves 新形式対応》と堂々と書かれている新しい問題集で勉強したのに…!

新形式は大問が増える代わりに、回答がすべてQCM(選択問題)なので、当てずっぽでもチャンスがありますが、旧形式だと大問が少ないかわりに、記述式の回答があるので、より実力が試されるし、難易度も高いように感じます。もっと、記述式の問題も練習しておけばよかった~!(おいおい)

でも、試験の手ごたえはさておき、
まわりには学生さんばかりかと思いきや、会場にはご年配の方々もいらっしゃって、ただただ尊敬。

語学は何歳になってもつづけられるし、いくつになっても、好きなものを学び続ける、挑戦する姿勢はとても素敵なことだなと感じたのでした。

という、久しぶりに真面目にテスト勉強をして受けてきたというだけの話なのですが、終わった後のやりきった感と、15年前の自分からバトンを受け取ったような気持ちになり、とても心が満たされる経験になりました。



すっかり終わった気になっているけれど、2週間後にまだ難関の口頭試験があるので、そちらもがんばります…!汗


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