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JALとANAを徹底比較

日本の空の顔とも言える二大航空会社、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は、長年にわたり国内外の航空業界をリードしてきました。同じ空を飛びながらも、それぞれ異なる歴史、サービス、戦略を持つJALとANA。この記事では、両社の成り立ちから現在に至るまでの発展、サービスの質、経営戦略、そしてコロナ禍での対応などがあります。

今回の事件(https://news.yahoo.co.jp/articles/3bcdc6fc35cdd586540fdd0b4bd2c5d4fa25f38b) も改めて航空会社を慎重に選定するきっかけになったのではないでしょうか?

さまざまな側面からこれら二大航空会社を比較検討していきましょう。

まずは歴史と実績から

JALについて

JALは、ANAよりも1年早く1951年に設立された日本で最も長い歴史を持つ航空会社です。
国内線、特に地方空港に強くANAが運行していない様々な地方空港に便を出しています。またコロナ禍でもいち早く運行停止中だった路線を再開させるなど有事に強い航空会社と言われています。
2020年-2022年度で国内線、国際線ともに旅客数で本邦No.1となり、航空業界はもとより、日本を牽引する企業として確固たる地位を確立しています。

ANAについて

太平洋戦争によって壊滅した日本の航空産業を再興させるべく、1952年に「日本ヘリコプター輸送株式会社」として設立されたのがANAです。
純民間の航空会社として立ち上がり、今ではシェア50%の国内線を軸とした強固な事業基盤を築き上げ、日本の企業としては唯一、旅客数で世界のトップ20にもランクインしています。2016年には、国内線・国際線ともに本邦No.1(売上高・座席キロ・旅客キロ・旅客数)となりました。
名実ともに日本一の航空会社へと成長を遂げた今も、さらなる顧客満足と新たな価値の創造に注力し、世界のリーディングエアライングループを目指し続けています。

路線の比較


JAL・ANAともに国内ほとんどの主要空港を就航していますが、地方空港では、ANA・JALどちらかしか就航していない空港もあります。
稚内空港やオホーツク紋別空港、能登空港、富山空港、佐賀空港などは、JAL系の路線は就航しておらず、丘珠空港、奥尻空港、山形空港、松本空港、南紀白浜空港などは、ANA系の路線は就航していないため、ANA・JALどちらかしか就航していない場合、利用する航空会社が自然と決まるでしょう。
ANAのみの就航・JALのみの就航の空港について、以下の表にまとめました。

※2023年6月調査

JALとANAの【手荷物】を比較

ALでANAは手荷物の制限が異なります。

預け荷物の制限

預け荷物の制限はJAL・ANAで異なります。

JALは普通席・クラスJでは、荷物の総重量「20kg」まで、ファーストクラスの場合は「45kg」まで無料で荷物を預けられます。ANAの場合、普通席はJALと同様に荷物の総重量「20kg」まで無料で預けられます。プレミアムクラスでは荷物の総重量が「40kg」まで無料で預けられます

両社で利用できる最上級のクラスを比べた場合、JALのファーストクラスはANAのプレアミアムクラスよりも無料で5kg多く荷物を預けられます。無料で預けられる重量の制限を超えた場合、超過料金を支払うことで、最大100kgまで荷物を預けられます。

JAL・ANA両社の1つあたりの荷物の重量制限は「32kg」までです。個数制限はないため、制限を超える場合は、荷物を複数に分けましょう。

サイズの制限は、JALの場合「50cm×60cm×120cm以内」です。ANAのサイズ制限は三辺の和が「203cm」以内です。JALはANAよりも比較的サイズの制限に余裕があります。

機内持込手荷物の制限

JAL・ANAの機内持ち込み手荷物の重量制限は「10kg」までです。個数は機内に持ち込む手荷物1個、傘やハンドバッグなどの身の回り品1個、計2個まで機内に持ち込めます。

JAL・ANAの国内線の機内に持ち込めるサイズは、機体の座席数が100席以上、100席未満で異なります。機体の座席数が100席以上の場合、3辺の合計が115cm以内です。各辺にも制限があり、55cm×40cm×25cm以内です。機体の座席数が100席未満の場合、3辺の合計が100cm以内です。各辺の制限は、45cm×35cm×20cm以内です。

JAL・ANAの機内持込手荷物の制限は変わりません。

料金の比較

JALとANAは早割という早期予約・購入で航空券を安く購入できる割引制度があります。例として上表に羽田空港から伊丹空港までの料金を掲載していますが、JALとANAではあまり差はありません。

ただし、予約の取り消しをする際に両社の違いがあります。

ANAは、搭乗日の55日前であれば取り消し手数料はかかりません。払い戻しの手数料は航空券1枚につき430円です。取り消しに手数料がかからないため、利用しやすくなっています。

一方でJALは、航空券1枚につき430円の払い戻し手数料に加え、「運賃の50%相当」の払い戻し手数料がかかります。ANAとは異なり、取り消し日が55日前であっても同様です。

機内サービスの比較

JAL、ANAでは、機内サービスとして無料で様々な飲み物(お茶、コーヒー、ミネラルウォーターなど)を提供しています。両社ともに普通席の場合は、無料での機内食の提供はありません。
ANAの場合は、「有料ドリンク・スナックサービス」を利用することが可能です。

まとめ

いかがでしたか?JALとANAの違いについてさまざまな観点から記事を書きました。
いままではタイミングよくセールをやっていた航空会社で選んでいたが、今回の事故を受けてさまざまな観点から航空会社を選定していくように考え方が変わった人たちも多いのではないでしょうか?
空の旅行というのはいつまでも人々の憧れですが、100%安全が保証され散るものではありません。
自分に合った飛行機を選んで2024年も素敵な旅をしてください。

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