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「ぽよ島」難易度選択画面をつくる / 露悪と厭世

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 難易度選択画面の雛型を作成。細かい部分のデザインについては後から改変するかも。
それ以外は主にストーリー関連の(キャラクター台詞)テキスト作業を中心に進行していました。

 近年の創作物とそれを受容する人々のコミュニティにおける何もかもを丸く柔らかくし、棘を抜いていくことこそが唯一の正解であるかのような風潮にうんざりしていることもあり、(当初の大まかな構想よりも)露悪や厭世感といった要素を重視したいと思いながら台詞などのテキストを書いたりストーリーを調整しています。
 先日最終回を迎えたブラック★★ロックシューター DAWNFALLを見ていて「Disney+協力の一般アニメですらここまで性的な示唆や直喩にまみれたものやっていいんだ!」という方向の自信がついたので、そういった表現も取り入れてできるだけ人の心の柔らかい箇所に深く大きな傷跡を残すような展開を描きたい。

 種族間の差別や対立、あるいは個々人の過去、そういったものが人々の心に暗い影を落としているような世界観の中でありながらヒールやアンチヒーローではない、それどころか「相手が悪党でもできるだけ殺したくないと考え、実際に殺さない」ような主人公などの要素を入れたいが、そもそも形式的な「バトル」がある物語における不殺主人公って受け入れられにくくないか?とも感じ(バットマンのように広く受け入れられる不殺主人公もいるが)、
でも敵側の殺しが否定されるのに主人公側の殺しが主人公側であるという理由でなんとなく肯定されるのは嫌なのだよな、という悩みもありながらよい落としどころを探っています。

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