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副業Webライター3年目、クライアントの依頼タイプ5種類を分析してみた〜自分のなかのライティングランクと今後の野望についても

こんにちは、水無瀬あずさです。

1週間ずっと胸のつかえだった仕事が一段落し、晴れやかな気持ちでヘアカット&カラーにでかけた木曜日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。執筆のことを延々考えながら臨んだ温泉旅行の記事はこちら。たくさんの方にお読みいただけて嬉しい。

さて少し前の話ですが、副業Webライターで新しく直接契約してくれるクライアントを探すべく、Indeedで案件探しをしておりまして。2件応募したところ、1件なんとか契約までこぎつけました。わーい!

で、新しいクライアントのルールや作法を新たに確認していたところ、ふと「そういえばクライアントによってライティングの依頼のされ方っていろいろ違うなあ」と思ったんです。ガッチガチに文字数まで固められた構成を渡されることもあれば、ざっくりとキーワードだけ渡されるところもある。これって企業によって文化やWebライターとの関わり方のスタンスが違うのが要因なんだろうけど、依頼のされ方だけでいくつかのタイプに分けられるんじゃね?と考えました。

そこで今回は、副業Webライター3年目の私が考えるクライアントの依頼タイプ5分類を分析してみます。「ライティングしやすい依頼のされ方」って人それぞれ違うけど、そこって私はやっぱりクライアントとの信頼関係が大事だと思っていて。ライターがクライアントに信頼されているかどうかで、依頼スタンスも変わってくるのかもなと感じました。Webライターへ依頼を出すディレクターさんや、ディレクターから指示を受けてライティングするWebライターの同志の皆様の意見も聞いてみたいところですね。ということで、最後までよろしくお付き合いくださいませ!

なお今回の記事は有料設定にしていますが、最後まで無料で読めるようにしてあります。もし「役に立ったな」と感じた方がいれば、投げ銭感覚で買ってやってください。へこへこ喜びます。


Indeedで仕事が決まりました

副業Webライターの案件探しは、これまで

  • クラウドワークスの延長線で直接契約を結ぶパターン(たぶんあまりよくないんだろうけど、継続しているうちに向こうから直接契約の打診が来るのです)

  • ライターを募集している企業のWebサイトから直接応募するパターン

  • Wantedlyから応募するパターン

  • 個人的なつながりから仕事に至るパターン

といった形で直接契約(業務委託契約)を結んでいました。

で今回、新たに契約していただけるクライアント様を探すべく求職活動をしていて、なんとなくIndeedのプラットフォームが良さそうだなと思って利用してみました。理由は、

  • とにかくUIがシンプルで見やすい

  • 報酬(文字単価)を明記しているところが多い

  • Web上で履歴書作成もできて便利

といったところ。使いやすさは大事ですね。Wantedlyは報酬を書いちゃいけないとかのルールがあるらしく、記事単価や文字単価は応募してみないと分からないっていうのがネックで使うのを止めました。どんなキラキラした魅力的な企業でも、業務委託として働くうえでまず大事なのはカネなんだわ(下衆ですんません)。

応募する企業の基準は、メディアの内容と報酬、あとは書類関係のガチガチ具合ですかね。ぶっちゃけWebライターの仕事の応募には履歴書、というか学歴は必要ないと思っているので、ガチガチの履歴書と職務経歴書を求めてくる企業は除外しています(でも割と多いんですよね)。まあ、どこの馬の骨とも分からん輩に仕事を任せられないって気持ちは分かるので、提出させることに意義があるのは認めますがね。履歴書と職務経歴書はそこそこに、ライターとしての実績やポートフォリオで判断してくれるっぽいところを探しました。

2社応募して、どちらも面接までこぎつけたんですが、1社は契約までこぎつけ、1社はご縁がなかったようでお祈りメールが来ました。実際に会ったうえで断られたので、「まあ合わなかったんだろうな」って素直に諦められますね。てかこの私を断るとは残念な会社だなフハハ!(負け惜しみ

Webライティング、クライアントの依頼タイプは5種類!

さて冒頭でもちらっと書いた通り、クライアントによってWebライティングを依頼するやり方ってさまざまです。副業Webライターを始めて早3年経ちますが、いろいろなクライアントと関わりながらライティングの仕事をしてきたなかで、大きく分けて5つの依頼パターンがあるなと感じました。ということで、クライアントの依頼タイプと性質(あくまで私個人の解釈)を分析してみたいと思います。

①構成・文字数までガチガチに指定される

1つめは、記事のキーワードや類推語、関連語、共起語はもちろん、対象読者の属性やペルソナ、構成(記事のタイトルと見出し)までガチガチに指定してくるタイプ。見出しに加え、「この見出しには300字」とかめっちゃ細かく指定されます。「この章はXXXという思いで入れてありますので」のように、担当者さんのお気持ちが入る場合もあります。

サービスを始めたばかりで指針が定まっていないパターン、あるいは過去にろくでもないWebライターと関わったために(納期前に連絡できなくなるとか)担当者が疑心暗鬼になっているパターンが多い感じ。Webライターってとにかくたくさんいるから、たまたまろくでもないのに当たっちゃったのねお気の毒ですって気持ちになります。

ただぶっちゃけ「ここまで細かく指定するなら自分で書けばええやん」あるいは「生成AIに書かせたらええやん」と思わなくもないこともしばしば。指定された項目を埋めるだけなので、書く方は楽っちゃラクなんですが、まあ何というか・・・Webライターのアイデンティティは死にます。ぱたりと。GoogleアルゴリズムやSEO、Webマーケティングなどの観点からすれば、この方法はおそらく正しいんでしょうけどね・・・。あと何となくだけど、信頼されていない感がすごい

とはいえこのタイプって結構、というよりかなり多いです。そこそこ単価もいいので全然書くんですけど、私そこそこできるよ?もう少し信頼していいよ?って気持ちにはなりますね。スン・・・

②ざっくり大まかな構成だけ指定される

2つめは、キーワードとターゲット、大まかな見出しだけ指定されて、見出しは必要なら変更してOK、適宜小見出しを追加したりして調整してねって形で依頼されるタイプです。最初に依頼をもらうまでにテストライティングとかで割とじっくり審査してもらっていて、比較的スキルを信頼された状態で始まるメディアさんが多いイメージ。

構成はあるけど自由度が高く、自分の視点や意見を割と入れやすいので私は書きやすいパターンです。「〇〇みたいなことを書いてほしいんだけど、まあ水無瀬さんの力でいい感じに仕上げちゃってくださいよ!」みたいな雑な依頼のされ方もあるんだけど、ちゃんと私のスキルを見越して依頼されているんだなって感じられて嬉しいし、期待に応えようって気持ちになります。

③KWを渡されて構成出し→チェックを受ける

3つめは②と似ているんだけど、こちらはキーワードだけ最初に渡されて、こちらで構成(見出し)を作って一度提出してチェックを受け、OKなら執筆に入るというパターン。

割と私のスキルを信じて任せてもらえている感じはあるけど、構成出し→チェックのくだりに手間がかかることがあって、効率としてはあんまりよくない気がします。まあ納品してからNG食らうよりはいいんだけどね。

④KWだけ渡される

4つめはキーワードだけほいっと渡されて、あとはすべてご自由にというパターン。たまに参考URLが付くこともあるけど、基本的にテーマからなにからほぼ自由に書いてヨシ!というタイプです。

似たようなキーワードでも「そういえばこういうの書いてみたかったんだよなー」と自分で方向性を決められるので、興味のあることを調べて書いたりできて自分的には実りの多い依頼のされ方です。自分には知見のなかったキーワードだったりすると、勉強がてら書くこともできるので、知識の底上げという意味でも大変助かっています。やりやすい。

自由に書いて納品した記事は、チェックを受けて公開され、後日リライトなどの依頼が来ることもあります。自分が納品した記事のリライトでは、「なるほど、この情報が足らなかったのね」と気づけたりもして、SEOの勉強にもなっています。

ただこのやり方、所属しているライターの能力が高くないとできない方法とも言えます。もしライターのスキルが低ければ、到底公開できないようなものが仕上がってくる可能性だってあるわけですからね。そう考えると、なるほど能力をしっかり認めてもらえているからこその方法なんだなあと感じます。ありがたいやね。

テーマも全部自分で決める

最後はキーワードさえ特に指定がなく、「〇〇の分野で水無瀬さんが興味を持ったことを好きなように書いていいよ」というフリーダムなタイプ。こうなってくるともう私のアイデンティティに依ることが多く、本当に自由な感じに書けます。noteの延長線上みたいな感じ。書いていて楽しすぎて、あっという間に書きあげちゃいます。

こういうので食っていけるようになれば、一人前のライターって名乗れるんだろうなあ。先はまだまだ長い。

副業Webライター3年目の私が目指すべきビジョン

クライアントのライティング依頼のタイプを見てきましたが、将来的に目指したいのは⑤ですね。「この人に任せておけばまぁ間違いはないから、とりあえず任せてみよう」って思われるWebライターになりたいです。

私的に、Webライターとして書く記事にはランクがあると思っていて、具体的にはこんな感じ。

異論は認める

あくまで私の中でのランクなので、違う考え方もありうることをご了承ください。

自分のなかで一番ランクが高いのが、【実績公表可能で記名つきコラム記事】。「これ私が書きましてーん!」ってみんなに実績を公表できて、かつ記名のあるコラム記事です。直接契約のオウンドメディアですね。自分の名前をしっかり出して、個人の意見を述べられる記事です。プロのWebライターを名乗るからには、しっかり名前で勝負できるようになりたい。Webライターを始めたときから変わらない、私の野望であります。

次のランクは、【実績公表可能で記名つきインタビュー記事】。自分の名前を出して、インタビュイーを通じて間接的に意見を述べられると思うからです。ただ陰キャの私にとってインタビューの難易度は高いので、極力やりたくはないのが本音です。あとインタビューって「前準備+インタビュー+書き起こし&まとめ」という感じでかなり時間がかかるので、個人的には効率面でイマイチかな。人と話すのが好きな人には向いているのでしょうが、私は黙々と調べて書くほうが得意。

自分の中での3番めのランクは【実績公表可能で記名つき体験記事】です。体験記事は生成AIに書けないもので価値が高く、名前を出してオリジナルの作品を公開できるのは強みだと思います。他方、体験記事ってプライベートや過去の経験など、いわゆる身を削る必要があるので、私はあまりやりたくないところです。続けていくうちにネタがどんどん薄れていくのがツラい。

次が【実績公表可能で記名のあるその他の記事】、続いて【実績公表可能だが記名のない記事】です。SEO系はだいたいここに入ります。まとめ系、おすすめ◯選系、「とは」解説系とかですね。記名の有無にはあまり関係なく、ライター個人の主張とかはそこまで出せない記事ってくくりです。◯選とかは多少ライターの好みが入りますが、そこまで強い主張入れられないですからね。Webライターの実績としては出せるけど、まあ全体的に当たり障りがない内容っていうか、そこまで「これ私が書いたんですぅ!」と大きな顔ができるほとではないかなって感じですね。今私の仕事はここがボリュームゾーンです。

自分的に最低ランクなのが【公表不可の記事】です。いわゆるクライアントのクライアントからの依頼によるものなので、実績として公開できないやつ。私もWebライターを始めた頃はこればっかりだったので、なんとか脱出するべく試行錯誤しました。もちろんここが悪いってわけじゃ全然なくて、ただこれっていわゆる二次請け、三次請けの状態ってことなので報酬は低めだし、なんか個人的にキライ。

この先私が目指すべきは、ランクトップの【記名されたコラム記事】。縁の下の力持ちではなく、ライターという確固たるキャリアで、ちゃんと自分の足で立てるようになりたいのです。

Webライターの使命は主にSEOで上位を目指すことだけど、記事を黙々と書いているだけの仕事に対して、私はそれだけではモチベーションを見いだせない。私、この仕事してまーす!って胸を張って強く主張したいのです。だからnoteでもこんなん書いているわけですがね。

ということで、現時点での私の野望は、こういうnoteみたいなのを仕事として書けるようになるってことなのです。道のりはまだまだ遠いけど、これからもガツガツ前のめりで頑張ります!

ただ一方で、SEO記事を書くのも私、意外と好きなんですよね。名前があってもなくても。なので、そこは細々と続けながら、ランクアップを狙っていくつもりです。貪欲にね!

結び

副業Webライターを始めて3年目、時間に追われていろいろなことができていない私だけど、気持ちだけは前向きにしていこうというつもりで書きました。これからWebライターを始めようとしている人、Webライターを始めたいけど尻込みしている人、Webライターになったけど何となく行き詰まりを感じている人、Webライターとしてバリバリ絶好調!って人などいろいろだと思いますが、雨ニモマケズ風ニモマケズ、ともに日々精進していきましょう。

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