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アカデミー賞予想ごっこ2024 完結編

 今年も終わりましたね、アカデミー賞が! 
 まあ……ちょっとケチがついちゃったところもありますが、嬉しい場面も色々とありました。今年はお仕事でなかなかリアルタイムで結果を見るというわけにもいきませんでしたが、予想外の結果もありワクワクドキドキできるアカデミー賞でした!

 私の今年の予想は上の記事の最後でまとめた通り。それも踏まえて今年の結果です!

第96回アカデミー賞結果

【作品賞】『オッペンハイマー』
【監督賞】クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
【主演男優賞】キリアン・マーフィ『オッペンハイマー』
【主演女優賞】エマ・ストーン『哀れなるものたち』

【助演男優賞】ロバート・ダウニー・Jr『オッペンハイマー』
【助演女優賞】ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
【脚本賞】『落下の解剖学』
【脚色賞】『アメリカン・フィクション』
【撮影賞】『オッペンハイマー』
【編集賞】『オッペンハイマー』
【音響賞】『関心領域』
【美術賞】『哀れなるものたち』
【衣装デザイン賞】『哀れなるものたち』
【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】『哀れなるものたち』
【視覚効果賞】『ゴジラ-1.0』
【作曲賞】『オッペンハイマー』
【歌曲賞】「What Was I Made for?」『バービー』
【長編アニメ賞】『君たちはどう生きるか』
【短編アニメ賞】『War is Over! Inspired by the Music of John & Yoko』
【国際長編映画賞】『関心領域』
【短編映画賞】『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』
【長編ドキュメンタリー賞】『実録 マリウポリの20日間』
【短編ドキュメンタリー賞】『ラスト・リペア・ショップ』

『オッペンハイマー』が最多7部門受賞! それに続くのが美術・衣装・メイクと3部門に主演女優賞まで制した『哀れなるものたち』4部門受賞!

 昨年の『エブエブ』に続いて7部門制覇となった『オッペンハイマー』。ほぼ下馬評通りですが本当に強かった。ただ私の予想だともっと取ってたはずで、むしろ『哀れなるものたち』が強すぎ。脚色賞を取った『アメリカン・フィクション』、長編アニメ賞を取った『君生き』もそうですがやはり流れを持ってる作品はそのままアカデミー賞でも強いということを改めて考えた次第です。

 わりと自信をもって臨んだ私の予想結果は23部門中15部門的中。めっちゃ外してる、うはははは。的中率65%でした。
 
私の予想はわりかし順当なところに落ち着く傾向はあるので、こういう巻き返す勢いのある作品が出て来ると弱い。あと短編ドキュ、前日までは『ラスト・リペア・ショップ』予想にしてたからここは悔しい……。サーチライトを信じろ。
 全く想定してなかったのは音響賞の『関心領域』ですね。確かに言われてみれば、壁の向こうの音だけでおぞましさを伝えて来る音の力はあるのかもしれません。分からん、観てないから……。

 ともあれ、全ての受賞者の皆様おめでとうございます! 今後も素晴らしい作品を期待しています。

『ゴジラ-1.0』、視覚効果賞受賞!

 やっぱり今回嬉しかったのはこれですよ! 『君たちはどう生きるか』の長編アニメ賞ももちろん日本勢の活躍として嬉しい。しかし、私は子どもの頃からゴジラを観て育っているので!! ゴジラでアカデミー賞を取れることに感激ですよ!!! しかもちゃんと映画も面白かったですから!!!

 監督自身での視覚効果賞の受賞は『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック以来、史上2人目の受賞。そして日本映画での視覚効果賞は日本初、さらにアジア映画初の快挙です!
 やっぱり監督が自分でVFXに参加してるってのもいいんでしょうねえ。やりたいことをきっちり反映させられて、ついでに予算も少なめでやれる秘訣でもあるでしょう。技術的にもハリウッド大作にそうそう引けを取らないくらいきちんとしてましたからねえ!

 今はゴジラ自体も日米で方向性が違っていて、日本は初代ゴジラを原点にそれを拡大させたりバージョンアップさせたりしながらクリエイターが自分の色を混ぜて自分ならではの王道の面白いゴジラを作ろうとしてる感じ。
 対して今のアメリカゴジラはもう楽しくて面白い、ハッタリと粋でやれるとこまで突っ走るぜ! という東宝チャンピオンまつりスタイル。ちょうど4月に最新作もあるので見比べると楽しいですよ。方向性が違うんだから「やっぱり日本のゴジラの方が面白いぜ!」とかしょうもないこと言っちゃダメですよ。

 続編がどうなるか分かりませんが、こうなると次のゴジラも楽しみですねえ。


メッシくんが可愛かった

『落下の解剖学』に登場するスヌープ役のメッシくん。昨年、カンヌ国際映画祭で最高犬賞であるパルム・ドッグも受賞した名犬がおめかしして授賞式に現れました。かーわい。

 訳が分かっているのかいないのか、とにかく大人しく式を見守ったり拍手したりしてたメッシくんでした。ウィル・スミスよりお行儀が良い。
 アカデミー賞って犬が入ってもいいんですねえ……。


とにかく明るいジョン・シナ

 Xで画像見ただけだったのでナニやってたのか何も知らなかったんですけど。俳優としても大活躍しているプロレスラーのジョン・シナが衣装デザイン賞のプレゼンターとしてなぜか全裸で登場!(履いてます)
 ムキムキの裸に股間に封筒を当てただけのスタイルで登場し、「衣装って大事ですよねー」と会場の爆笑を誘いました。
 アカデミー賞って全裸で登壇してもいいんですねえ……。(履いてます)

 まあジョン・シナが裸でいて悪いことがあるはずもなく。大いに盛り上げてくれたのでした。こういうのはSNSでも盛り上がるし、いい演出ですよね。

 視聴率稼ぎも主にあるでしょうけど、色々とスターを出したりして毎年違ったカタチで盛り上げようとするアカデミー賞。プレゼンターを大量に出すのはややこしいので止めた方がいいですが、また来年も楽しみですね! 来年は8割当てるぞ!!


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