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カクヨムコンに書いてるファンタジーの内容がないように感じて辛いよ

 父親はジブリが好きだった。というか徳間書店が好きだったのだ。家には宮崎アニメをテーマにした書籍やセル画集みたいなものがたくさんあった。

 私もトトロのグッズをたくさんもらった。

 でも私はとなりのトトロが苦手だった。子供の頃に見たトトロのアニメは、大人が描いた理想の子供時代という感じがして、苦手だった。

 なんで大人の解雇主義に子どもがつきあわにゃならんのか。子どものときにしか見えないものってなんのメタファーなんだよ、大人でも視えろよ、視ろ。という程度には冷めた子供だったのでダメだった。アニメの「全然楽しくないけど楽しさを精一杯表現した声」がダメだった。



 私は大人の描いた都合のいい子供が嫌いだった。絵本の中の子どもはそうはいかない。ずるかったり愚かだったり意地悪だったり、言いつけを破って怖い目に遭ったりする。

 でも今、カクヨムで児童文学風の作品を書いてみて思った。大人が勝手気ままな子どもを描くのはすごく難しい。妙に物分かりが良かったり、聞き分けが良かったりしてしまう。

 大人都合で子供を描いてしまうのだ。大人の願う無菌の子ども。無菌室で育った子供。恐ろしい。なんだこれ。エゴ。

 子供向けの作品を書くのって難しいんだなぁと思いました。児童文学、難しい。心にぐさぐさ刺さりまくります。

 しかも自分が子供の頃は「血筋」とか「血統」を重視する作品に「なんだこれどうでもいいよ自分のルーツなんか」という反感を抱いていたんですが、自分が書くとなると「あんなに嫌いだった家族の話にしかならないんだけどなんだこれ」という思い。自分が想像できる範囲のことしか創造できないらしい。つらい。


つらい。面白いのかこれ……。

でも読んで応援してくれる人がいるので頑張って書けるという感じです。

いつか悪い子のための創作ファンタジーを作りたいなぁ。それにしても今日お借りしたイラストほんとに素敵ですね。もう一回絵本を読み直して児童文学について勉強し直します。。。

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