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夏至の夜に 800文字の小さな奇跡・35篇 刊行のお知らせ


 ある日ツイッターでフォローしていた作家さんの呟きを目にした。

 お題つきの短編募集の呼びかけだった。
 文字制限、短い。800文字。原稿用紙二枚分だ。

「軽率に参加しましょう」
 とあった。軽率に書いた。
 メガテンのティターニアが好きすぎて妖精の話を書いた。オベロンは? いない。山や落ちや意味は? ない。今年の夏至が締切りだった。ほいっと書いてほかの人のを読んだ。こういう企画の楽しさはいろんな人の短編が読めるところにあると思う。


 それがなんと総勢五十名超のアンソロジーとして電子書籍の形に整えてリリースされたらしいですのよ。有料だけど収益は募金されるらしいです。

 なんとすべての作品に挿絵がついているのですよ。すごい。どうしよう。私の話にも挿絵を描いてくれた人がいらっしゃる。見て下さい、この呆然とした彼と美しい妖精の羽を……ことき(@k2kotoki)さんよりいただきました。Twitterを拝見したところめちゃくちゃ麗しい水彩を描かれる方でした。他の短編に寄せられたイラストも本当にすばらしかったのでみんな読んで……限られたスペースで物語を表現するイラストレーターさんの技巧。

 更になんと読んでくれた人もイラストを寄せてくれました。

 なにこれ、可愛い……みんな神かなにかなんですかね。。。。軽率に人に福を与えすぎる神か……崇め讃えます。


 私の作品はカクヨムにも上げているので短いから読んでください。

 めっちゃいい経験になりました。発起人の藤沢チヒロ(@uwabamic)さん、ありがとうございました!うわーい。

 私は秋永真琴先生のツイートを拝見して参加したんですが、秋永先生のnoteのページはこちら。 


 なんて言えばいいんですかね、その……嬉しいです。これ十四歳の自分に喋ったら白目向いてぶっ倒れる出来事なのでは? 少女小説でデビューした作家先生のツイッターをフォローしてときたまお喋りしてもらって、しかもこんなアンソロジーに参加できたよ~。とか言っても信じないかもしれない。「嘘だろ……」って言われておしまいですよ。殴られると思う、中学生の自分に。ふざけんなつって。あのころコバルト文庫とか買って読んでたもんね……。少女小説のイラスト描く人になりたいな~とか言ってたもんね。そのあと電撃文庫とかに興味が移動するんだよね……、懐かしい。朝の読書の時間にみんなラノベとか読んでたもんね……。

 まだ夏至の夜の夢のなかにいるんじゃないかな~という可能性も捨てきれない気がしてきました。夢の中にいる感じで来年も色々書こうと思います。

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