毎年この時期は年度末案件に忙殺されるのでアウトプットする余力がなく、つらみがすごい。せめて月に一度くらいはまとまった文章を書く機会をつくりたいので、今ここで書きます。

ブルスカを始めた

　もうずっと前からだけどXはインターネットの淀みがかなりキツくなってきたので、ブルースカイのアカウントを取得しました。とは言うものの完全に移行するのは当分先になりそう。なんだかんだ言って情報が流れてくるのはXが一番早いので……。

ペルソナ3リロードをやっている

　あのペルソナ3をペルソナ5並みのグラフィックでリメイク！っていってもP5自体いつの頃のゲームだよとか相変わらずラジコン操作で向きを変える人形劇とか結局一日で踏破するのが最効率なタルタロスとか言いたいことは色々あるけど、最終的に「俺ってこんなにペルソナ3のことが好きだったんだな……」と気付かされるので俺の負けです。

　恋人候補を誰にするかで右往左往している間に舞子ちゃんと将来を約束をしてしまったのでもう、後に戻りはできない……。

小説とか映画とか

　アンデッドガール・マーダーファルス2巻を読んだ。ホームズVSルパンという夢のドリームマッチに人外化物をモリモリに盛り込んだハイパー娯楽バトルアクションミステリ小説と言った風でめちゃくちゃ面白いです。

　ただでさえ妖怪や吸血鬼が実在する、アインシュタイン博士が本当に人造人間を造り上げた、などといったフィクションと史実をゴリゴリに織り交ぜた架空の近代が舞台だというのにホームズやルパンまで出して収拾が着くのかと言うとこれがマジですごい。展開が破綻するどころか全員に花を持たせる凄まじい筆のコントロール具合に震撼。

　密室から鮮やかに金庫を盗み出すルパン、そのトリックを見破るホームズ、そんな紳士的な怪盗ゲームを破壊と殺戮で制圧しにかかる悪鬼羅刹のレジェンダリーネームド犯罪集団！そして何よりもユニークキャラの中に埋没せず痛快な主役コンビをたった2巻で確立したことが何よりも偉業。アニメも面白いらしいのでそのうち観てみたいと思う。オススメです。

　BDを購入した映画プリキュアオールスターズFと、アマプラで配信が始まっていたうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーを観た。

　映画プリキュアオールスターズFはわずか73分の尺でアベンジャーズのインフィニティウォー/エンドゲームをやるようなギチギチに詰め込んだような内容でめちゃくちゃビビった。珠玉混合なプリキュア映画の中でも上位に入る面白さは間違いないけど、同時に「これ以上一本の映画でプリキュア全員の出番をつくるのは無理だな……」とも感じてしまう。

　それもまた過去作を知っていれば知っているほど歴史の「重み」が増すのでいかんともしがたい問題なんだけれども。前情報からは全然予想できなかったキュアシュプリームの正体と物語の展開は超良かったです。でもやっぱ……この内容をやるなら……2時間くらい……尺が欲しい……！

　うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーはね、すごいですよ。私劇場版パトレイバーやゴーストインザシェルって何回も観返してるんですけどビューティフル・ドリーマーもこの仲間入りです。これは映画そのものがめちゃくちゃ面白いというより（もちろんそれもある）押井映画自体がやたらと小難しいことを言ってるから「無理して話についていく必要もねえか……」という肩の力が抜けた姿勢になってるからかもしれねえと最近気づいた。環境音楽やラジオみたいな付き合い方に近いかも。

　でもまあ、うる星やつらでこんな話やっちゃうのはファンじゃなくても「ダメだろ……ダメだろ……！！」になる。なるけどめちゃくちゃ面白いので仕方ない。オススメです。

ヒトナー、それはマジで面白い漫画

　マジで面白いので読むべき漫画オブザイヤー2024です。

　獣人が住む惑星に突然宇宙から人間がやって来た……から始まる騒動を描いた短編漫画。「幼年期の終わり」「あなたの人生の物語」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のような異種族交流SF……とか言いたくなるんだけど、そんなことがどうでもよくなるくらいにケモがケモでケモです。

　ケモ漫画なのかSF漫画なのかっていうのは結局は個々人の琴線にどう響いたかってだけの話なので、なんでも寓話や飛躍した考察に接続したりせずにプリミティブの素養はいつまでも持っておきたいことだなあ。

（終わりです）