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【雑記】オーロラの向こう側

最近はBUMP OF CHICKENの『aurora arc』を聴いていますがチョーいいです。自分はそれこそティーンエイジャー時代にバンプを知ってめちゃくちゃハマり、その後しばらく離れて期間を置いて戻ってきたファンですが、ここ最近の曲のがかなり好み。あ、Kとか才悩人応援歌もめちゃくちゃ好きです。ただ、アルバム『RAY』以降は、「本当に光り輝いてるね君たち……!?」というのが第一印象でした。

光と言っても決して暖かいという意味ではなく、孤独や離別もひっくるめてこれまでの自分の軌跡を肯定した上で、未来へ向かって歩み続ける意思というのを感じており、バンドの変遷がすごい人間的なのが最近のバンプで好きな部分。「あの頃はよかった」という単純な郷愁で終わらず、「みんな一緒だよ」という安易な繋がりで締めない所。

バンプにカムバックした理由は、rayでの初音ミクとのコラボレーションがきっかけで、当時それはもうボカロ文化にどっぷり浸かっていた頃で「えっ、バンプそんな面白いことやってるの?めっちゃいいじゃん!」という単純な理由。それまでは、誰もが一度は通るバンドくらいしか捉えておらずもう縁のないアーティストとしか考えていなかったので、まあ奇妙な巡り合わせだったなあ。

この頃はボカロ発の音楽を中心に、音もイラストも物語も映像も全てがグッチャグチャのカオスに混ざり合って創作文化の盛り上がりとインターネット地平線と現実世界が繋がり無限の可能性が広がっていく様相を示していて、それがこの曲とオーバーラップして光のインターネット未来が見えてそれはもう最高に興奮していたけど、その後は商業ビジネスの焼畑収穫と、巨大文化圏特有のコミュニティ細断化によってネットもリアルも随分息苦しくなってしまった。

だからといって「あの頃はよかった」なんて言うつもりは毛頭なくて、あの頃の思い出は郷愁という星となって空に打ち上げられ、あの時夢見たオーロラはいつまでも胸の内に残っており、アウトプットとか創作とか、クオリティオブライフの原点となって、こうやってデスクトップに向き合う原動力となっている。


(終わりです)

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