タイトルは『呪術廻戦 懐玉・玉折編 3話』の感想です。いやマジびっくりした。こんなにも悪意のある演出久々に観た。これまだたった3話だったからギリギリ持ちこたえられたけどアニオリで引き延ばして（往年のジャンプアニメあるあるなやつ）12話くらいやっててアレされたら間違いなくダメなやつだった。本当に最悪。呪術今まで観てない人でもこの3話だけ観るだけでこの世の邪悪を煮詰めたようなドス黒い負の感情が味わえるのでオススメです。嘘、マジやめてほしい。これが大人気ジャンプアニメ面してるのホンマどうかしてるやろ。なんなんだこの令和残酷物語。地上波で「悪意」「露悪」「厭」の呪いをブチ撒けるな。あ、だから「呪術」廻戦って名前なんですね……って勘弁してくれ！　本当に！

　いや、人が死ぬ話はめちゃくちゃ好きなんですよ。昨日も仁義なき戦い広島死闘編観てたし。バァーンと出てきてバァーンとアクションしてバァーンと死んでくモブ、脇役、悪役、あるいは主役たち。これらは死に様そのものがある種の見せ場なので見ているこっちとしては「よく死んだ！」と拍手喝采できる。
　だけど呪術のアレは全然違う。徹頭徹尾誰かを曇らせるだけの悪意に満ちた展開であり、生死そのものすら「無価値」に帰してしまう邪悪さが込められていて本当に腹が立つ。それも劇中人物に対してというよりこんな邪悪展開を思いついたゴッド・原作者や演出を手掛けた超絶クオリティ・制作会社に対してだ。未来あるガキィ殺しといて何ヘラヘラ笑ってるんだよ！！（タイトル回収）

　死ぬのがおっさんなら別に問題ない。ヒロインでも展開次第でギリ許せる。でも子ども殺すのはダメだろ……。なんか水星の魔女でも似たような感情を抱いたけど、子どもの可能性を目の前で奪う大人という構図に対してマジになってしまう一面があることがわかった。これも年を取って年長者の気持ちを知ったせいなのかもしれないが、個人的にかなり衝撃的な自己認識だったので書き記した。

　でもここからもう二、三段くらい底が抜けるってマジですか？　やめてよ、俺まだ渋谷事変のこと一切知らないまま死滅回遊編読み進めちゃってんだよ……アニメ一期と0しか予備知識ねェんだよ……マジで怖えェよ……。

（終わりです）