【自作詩】たたかいへ
たたかいに行くゆめを見てしまった
まるで祭りにでも行くみたいに
興奮した気分だった
だれもがいつもとすこしちがった
その違和感がまたおたがいを高揚させた
みんな陽気で団結して助けあって
やさしくて面倒見がよくて
まじめにたたかいに向かっていた
ぼくの乗ったシンプルでオンボロな
車はなかなか動いてくれずに
たたかいに行く群れの中でおちこぼれ
どんどんおくれていく
どんどんおくれていく
ぼくはぼくの興奮から
取り残され目がさめる
あのたたかいはゆめ
だったんだろうか
あのたたか