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ザルになれ、いや、枠になれ

「ザルになれ。いや、枠になれ。」
というのは、新たな私のキャッチフレーズ。
ブルースリー風に心の中で唱える事にします。
どんな時に唱えるかというと、夫の発言にイラ💢ッとした時です。

先日、夫の言動にいちいちイライラしないでスルーする修行中、今のところいい感じという記事をを書いたばかりなのだが…。
うっかり二人でスキー旅行に行ってしまい、まだスルー技術の習得が未熟だったために、ブチ切れて旅行が台無しになってしまった。
どんな言動にどんな風にブチ切れてどんな風に台無しになったかを詳細に報告しても、いかにもありそうな事なのでここでは省きます。しかも、夫の言動もアウトだが、どう考えても私がスルーしておけば良かっただけなのだ。ブチ切れ過ぎた時点で、私もアウトだった。

それは、よ〜くわかっているが、一緒にいる時間が多過ぎて密度が濃すぎて、スルーしきれなくなったのが、よくなかった。人間だもの。
私達夫婦は、認知症の義母を介護中で日々色々あって、介護者も休憩が必要よねという事で、おばあちゃんをショートステイに預けて旅行に出かけた。
だが、よく考えると、夫婦間でも距離をとる必要があった訳で、家から車に乗ってずっと一緒にスキーをして同じ部屋に泊まって、また車で運転交代して帰ってくるなんて、密度が濃すぎて揉めるに決まっていた。
スルーするという技術を使い始めたので、揉めることは少なくなってはいたのだが、それは私がこっそりと一人でその術を使っていただけで、根本的に何の解決もしておらず、夫の言動は相変わらず無神経なままだった。なので、私のスルー力では対応しきれなくなり、「いい加減にしろよ!」とブチ切れてしまった訳だ。

スキーから帰っても、私は死んだ魚のような目をして、コイツとは一生口きかねーと虚無感に陥りながら、またaudibleを覗いた。
もうすぐキャンペーンが終わるので、何か心を落ち着けるコンテンツを聞きたい。そう思いつつ、「否定しない習慣」という本を聞いた。あまり期待しないで、やぶれかぶれ気味に聞いてみたら、これが、なんとメチャクチャ良かった。本当は、すぐ否定しまくる夫に聞かせて改心して欲しいが、絶対聞かないので、それは諦めて自分で聞く。思い当たる節がありありで、自分も改めないといけない事に気づく。まあ、それはそれとして、否定しまくる人、感じ悪い相手にどう対処するかという所で、やはり「スルーしろ」と言っていた。さらに、スルーすると言っても、なかなか出来ないんだけど、イメージとして、ザルになり、相手のいう事を否定せずに聞くけど、ザルなので素通りして何も思わない様にしろとの事。

これだ!!ザルだ!
いや、枠だ!
網目すらもない枠になろう!

明日から、また精進しようと思います。
目指せ、枠!