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白あん

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私の詩作品だけ集めたものです。 トークを読み飛ばしたいかつ人間の汚い面を見たくない人向け。 全部含めて読みたい場合はマガジンのつぶあんか私のタイムラインがオススメ。 時間のあると… もっと読む
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2020年12月の記事一覧

【詩作品】わがまま

「愛してる」なんてたった一言ではあなたへの気持ちは表せない
一瞬でさえ忘れることはできない
憎しみにさえ似ている

手を繋げない日々が一瞬で過ぎてゆく
目を合わせられない距離がある
次に会う日には必ず言わせたい
「離れたくない」

「明けない夜はない」なんて簡単な慰めの言葉はいらなくて
22世紀には解明されるのかな
ざわつく心

距離を超える術があったなら今すぐにでもあなたの元へ行きたい
それでも

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【詩作品】イルミネーションデート

つないだ手を伝わる体温で
僕の心臓はバクバクバクバク16ビート
いつもより輝く君の瞳に
映って見える僕は挙動不審

**********

あとがき

好きな人の目に映って見える自分って、挙動不審ですよね。

【詩作品】願いを叶えて

空からキラキラムーンライト
ふたりで歩く夜道で
大きな君をぎゅってしたいな
サンタさん叶えて!

いちごの乗ったショートケーキみたいに
甘い甘いクリスマスを過ごしたいよ
アドベントカレンダー開けるたびに増えてく
君の笑顔に見惚れる私

イルミネーションキラキラ光る
楽しい音楽たちが背中押す
あふれる気持ちを伝えたら
OK? OK!? サンタさんありがと♡

葉の落ちた木にも桜が満開!?
雪と共に

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【詩作品】トルネード

風は強くなってゆく
君への想い
やり場のない激情が
全てを巻き込むトルネード

空を突き刺すほど
高く伸びる渦
人類はこの気持ちに恋と名付けた

**********

あとがき

やり場のない気持ちは高く伸びる渦となる。

【詩作品】新しい太陽

転がる雪玉は少しずつ大きくなってゆく
雪と泥を身にまとって汚れながら

透き通った空気も汚れてゆく
燃える情熱を包み込んだまま

だから僕は書く
青春を
心が爆発しそう

溢れ出してくる
言葉は危険な火薬

夜空に書き記せば
星達も霞むだろう
太陽さえ飲み込むだろう

**********

あとがき

青春してます。
青春短歌甲子園の作品を書いた感想の詩です。

【詩作品】冬の海でひとりきり

空を見上げて耳を澄ます
鼓動が聞こえる
あなたまで聞こえそう
抑える胸が苦しい

水平線に向けて想いを叫ぶ
砂浜でひとり
海風よ
かき消して
叶わない願いを

**********

あとがき

忘れたいのに忘れられない人を思う気持ちを激しい海風がかき消してくれたらいいのに。

【詩作品】君と星空旅行

今日はあの山へ行こう
君に見せたい景色がある
日没後午後六時に
あのコンビニで待ち合わせだ

街頭が少ない山道を歩く
少しずつ透き通っていく空気
たどり着いた真っ暗な公園で寝転がれば
地上にいる僕らも星空を自由に飛べる

**********

あとがき

徒歩20分の星空旅行。
「君」と行きたかったんだ。

【短歌作品】通学路

金色に 輝く道を 君とゆく
北風の中 手はあたたかい

**********

あとがき

誰にも会わないように朝早く家を出る。
知り合いを見かけると手を離してしまう、そんなふたり。

【詩作品】ぬくもりがプレゼント

北風のように時は流れる
冷たく強い風のように
散った木の葉も休むことなく走る
ふたりは忙しさに飲まれてゆく

降り積もってゆく
気持ちを見ないふりをして

会えないときにもあなたを想う
流れそうな涙を堪えながら
あなたも同じように感じてくれてる?
気持ち通じ合っていたいよ

私にプレゼントをくれるサンタクロースは
あなたがいい

**********

あとがき

百瀬七海さんの作品の主人公の気持

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【詩作品】ビーバームーン

空を見上げて月を眺めて
丸い君の顔が浮かんだ

少し高めのポニーテールが
揺れる後ろ姿を想像した

悩んでいるとき髪を撫でる仕草
鮮明に覚えているよ

記憶の中には君が溢れてる
今も変わらぬ姿のままだけれど

懐かしい公園でブランコが揺れていてる
記憶の中でだけポニーテールが揺れている
冬の日

**********

あとがき

昨夜空を見上げたら、そこには「君」がいた。