放課後に　サンダルのまま　話してよ　君を見つけた　夏のはじまり

漣や　数多の波で　時忘れ　アナタの声で　秒針を知る

あの頃は　幾度も海に　足跡を　消された時も　共に刻んだ

探したよ　海の広さと　一粒の　天秤にすら　掛けられぬ

気持ちより　先行してた　言葉まだ　想い人へと　夏風に乗せ

頬伝う　涙ふた粒　海に消え　雫の軌道　微熱に溶けた

あといくつ　浜辺に動く　背に怯え　上がる体温　熱か否かと

ありがとう　泣き笑い生き　過ごした日　海が紡いだ　一夏の青

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庵。さんの作品の代理投稿です。