TRPG「ガラコと破界の塔」メカデザイン3

ガラコと破界の塔14 「ティーゲル」という機体フレームです。ティーゲルと言えば第2次世界大戦時のドイツ軍戦車ですが、このゲームの舞台となる時代は外惑星植民時代を過ぎた未来ですので、ひとひねりしてシャーマン戦車のパーツで構成してあります。シャーマン戦車は第2次世界大戦時にアメリカ軍が量産した戦車ですね。陣営はまったく正反対のものをモチーフにしていますが、ゲーム内の子たちは歴史でまるっとひとまとめで習うでしょうし、そのへんをプレイのひとネタにするもよし、みたいな視点でネタを入れております。
tank_ラフ こちらはラフモデルです。本格的に組む前に、だいたいの大きさ感とシルエットを比較するために制作しています。後で捨てます。作りたいシルエットが分かる程度に、そしてそれ以外はわりとざっくりと作るのがコツです。車体の前後を実際の戦車の比率よりも詰めてありますが、これは他のガラコと並べたときに大きすぎたためです。
ガラコと破界の塔07 戦車のこの部分を「履帯(りたい)」といいます。車輪が帯を履いているというわけです。実際、自衛隊の演習などで戦車が動いているところを見ると非常に面白い動きをします。3DCGでこれを再現するのは非常に面倒な設定が5段階くらい必要になります。今回はデザインだけですので動かすことは考えていません。そのかわり「らしく」見えるようにしっかり作りこむことにします。第2次世界大戦の戦車はそれぞれ独特の履帯を装備しており、詳しい人は履帯を見ただけでどの戦車であるか見分けることができます。
ガラコと破界の塔08 車体がある程度形になったところで他のガラコと並べてみます。大きさはよい感じですね。3つとも僕が作っているので、ディティールが似たようなリズム感になってしまうのは仕方ありません。もっと差別化できるよう努力しないといけないですね。たぶん考え方を変えるべきなんでしょう。どれも同じ技術概念で動いていると思いながら作っているので同じような部品を使いまわしてしまうのです。電気、スチーム、ディーゼル、くらいの違いは出していかないといけないですね。
ガラコと破界の塔09 先に出ていた人型のラフモデルは頭頂まで4mです。これをひとつの基準として作り込みを進めていきます。戦車の車体の上に上半身が乗るので、とても塊感のあるガラコになると思います。機体のカラーはとりあえず紺色で進めようと思います。
ガラコと破界の塔10 エンジンは車体内におさめるので、上半身は腕部駆動装置とコクピットになります。 まずはコクピットから。女の子の身長は162cmです。これだけでも結構大きいことがわかります。
ガラコと破界の塔11 腕を取り付けました。頭部が無いとあんまりウケが良くないし後で差別化もできないので仮に取り付けてあります。実際にはカメラなどのセンサー類を集約して取り付けているだけですので、無くなってもパイロットの命に係わるようなことにはなりません。下に転がってい砲弾は108mmの戦車砲です。おそらくこのガラコにはこの砲弾を撃つような武器は搭載できないでしょうが、でも撃てたらいいですね。
ガラコと破界の塔12 腕を作りこんでいきます。今回、たぶん履帯に時間をかけすぎたんだと思います。この時点でけっこう時間を取ってしまっているので、あまり考えずに進めたいのです。でも考えずに進めるとあんまり良くないものになってしまうので、その隙間でいま悩みつつ進めています。腕はちょっと雑になってきましたが、最後、ガラコ16機体を並べてから各部を調整していくことになると思います。
ガラコと破界の塔13 頭を作りこみました。センサー類はコクピットフレームとセットなので、これはタレット系のフレームになりますか。識別帯を鮮やかな赤にしたので、jpgにするとにじんでしまいますね。オレンジ系に直そうかと思っています。白でもいいかもしれないです。 とりあえず今回はここまでにします。次は空を飛ぶ「ガーゴイル」フレームに着手しようと思います。
ガラコと破界の塔14
ガラコと破界の塔15 識別帯(部隊や個人を識別するために機体に帯や模様をペイントする習慣があります)を赤にしたらjpgにしたとき画質の悪化でものすごくにじんでしまったので、白+水色に変更しました。

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