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ロッキード・マーチン、新型中型バスの初デモ機を打ち上げへ(spacenews翻訳1/31)

ワシントン】 ロッキード・マーチンは1月31日、新型の中型衛星バス「LM400」の最初の実証ミッションを2023年に開始する予定であると発表しました。

最初の実証用バスは、「自己資金による軌道上LM 400技術実証ミッションの定期シリーズ」の幕開けとなる、と同社は述べています。

2023年のミッションでは、ロッキード・マーチン社の狭帯域通信用電子制御アレイペイロードを搭載する予定です。2024年に予定されている2機目の実証機は、合成開口レーダーを搭載します。

これらのミッションは、低軌道、中軌道、静止軌道での衛星の性能を示すことを目的としています。ロッキード・マーチン社は、デンバーにある350万平方フィートの新施設でこれらの衛星を製造します。

LM 400は、防衛市場、特にリモートセンシング、通信、永続的な監視のアプリケーションを対象としています。レイセオン社は、米国宇宙軍向けのミサイル追跡衛星の製造にこのバスを選択し、その第一号は2026年に打ち上げられる予定です。

ロッキード・マーチン・スペース社の戦略・捕捉担当ディレクターであるマット・マールマン氏は、「LM400は一般家庭の冷蔵庫ほどの大きさですが、高出力や大型のペイロードに対応し、1回の打ち上げで複数の衛星を搭載できるようパッケージ化することが可能です。

「私たちの目標は、衛星と先進的なペイロードの技術的な成熟を加速させ、新しい機能を顧客に迅速に提供する方法を紹介することです。

同社は、これらの実証ミッションをどのロケットプロバイダーが飛行させるかはまだ発表していません。ロッキード・マーチンは2021年にABLスペース・システムズと契約を結び、2029年までABLのRS1ロケットで58ものミッションを打ち上げることにしています。ロッキード・マーチンは、ABLの戦略的投資家でもあります。

ABLの最初の打ち上げは今月初めに失敗し、次の試みがいつ行われるかは不明です。

ロッキード・マーチンの広報担当者はSpaceNewsに対し、「打ち上げパートナーのABLを支援することを約束し、彼らの次の飛行の機会に期待している」と語りました。
LM 400の技術デモに関しては、システムの完全なテストに合格した時点で、打ち上げ計画を発表する予定です。

#ロッキード・マーチン

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