AZ by AZUMA KAWORU

東京でポートレートを撮っています / 雑誌カメラホリック・フレア〈新進気鋭フォトグラフ…

AZ by AZUMA KAWORU

東京でポートレートを撮っています / 雑誌カメラホリック・フレア〈新進気鋭フォトグラファーズFile〉特集掲載 / Tokyo Models Award 2019 優秀賞 / +portrait 2018, 2019出展 / カメラや写真のことをゆるく書いていくnote

最近の記事

【RICOH GR3・FUJIFILM X100F】どちらかを選べず結局どちらも使ってきた数年間を振り返る

※この投稿を書いている最中にX100VIの発表がありました。X100シリーズ初の手振れ補正機能はかなり魅力的ですが、それがないX100F(V)も実は十分に魅力があるのでそのあたりをお伝えできればと思います。 単焦点コンデジは撮影にハマった者の行き着く先単焦点コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、写真撮影にハマって初めてその魅力に気付くジャンルなどではないかと思っている。なにしろ普通のコンデジのように被写体に近寄れるズームレンズは持ち合わせていないし、かといってミラーレス・

    • 写真仕上げのワークフロー(Lightroom, Macbook + iPad)

      写真撮影を深く趣味にしていて、どこかでRAW現像に手を出すことになった方は、シャッターを切ってから最終的な写真が仕上がるまでの独自のワークフローを、それぞれ持っているかと思います。こうしたワークフローには「正解」がないからか余りまとまったハウツーを見ることは少ないのですが、個人的に何年も試行錯誤してきた現時点(2023年)での「最適解」はこれかなと思うところがあるので紹介します。メインの撮影対象は人物撮影(ポートレート)ですが、旅写真やちょっとした日常写真を混在させても耐性の

      • 旅するように暮らすための個人的な10のレシピ。

        「旅するように暮らし、暮らすように旅する」昔から、そんなライフスタイルに漠然とした憧れがあった。 「暮らすように旅する」生活は想像しやすい。旅先にある程度の期間を滞在し、いわゆる観光地ではないところにまで色々と足を運ぶ。現地の方との交流を行う。旅先で仕事をしたり、ある日はどこにも出かけずに読書をして一日を終える。日本型の連休の旅行ではなく、欧米型のバケーションのような過ごし方と言えば良いのだろうか。何にせよ、ある程度の理想のイメージ像を描くことができる。 一方で「旅するよ

        • 【MINOLTA TC-1】今を撮る、今しかないカメラで。【レビュー】

          完全機械式でない、しかもメーカーが現存していなかったり補償が終了していたりするカメラは、基本的には電子基盤が故障したりすれば修理して復活させることはできないと考えたほうが良い。言い換えれば、壊れたら終わり。その覚悟で入手するようなものだが、逆に考えると、いつついえるか分からない関係の中で撮影を共にする、ロマンを感じずにはいられないパートナーともなり得る。 MINOLTAが技術の粋を結晶させて、世界最小の完全自動式カメラとして送り出したTC-1は、その精密さ故に常に脆さとも隣

        【RICOH GR3・FUJIFILM X100F】どちらかを選べず結局どちらも使ってきた数年間を振り返る

          ポートフォリオページを作りました

          今まで撮影した写真をまとめたポートフォリオページを作りました。最近の自粛で、新たに撮影をしてSNSにアップする機会もなかなかないのと、前から自分の写真をぱっと紹介できるページがあればいいなと思っていたのもあり、ふと取りかかってみることにしました。本文の前にページへのリンクを置いておきますのでよろしければご覧ください(PC環境推奨です)。 SNSのフォトグラファーさんだと、Instagramをポートフォリオ代わりに使っている方も結構多い。フォロワーが増えれば露出も獲得できるし

          ポートフォリオページを作りました

          写真展『TOKYO models AWARD 2020』に出展します。

          ピクトリコショップ&ギャラリー表参道にて2020年12月9日(水)から12月20日(日)まで開催される、写真展「TOKYO models AWARD 2020」の出展メンバーに今年も選ばれました。去年もそうでしたが、有名・凄腕カメラマンさんばかりの中に名前を連ねることができ、身が引き締まる思いです。 昨年、公募からTOKYO models AWARD 2019に初参加したのですが、発表された参加者を見ると、写真雑誌やグループ写真展の常連の方や、SNSで有名なカメラマンば

          写真展『TOKYO models AWARD 2020』に出展します。

          カメラを18台使ってみて思う、「好きなカメラで撮ること」の大切さ

          コロナ宣言期間中に、Twitterのハッシュタグ「#私のカメラ遍歴」で今まで使ってきたカメラを振り返ってみた。 5年ほどの間に使ったカメラは18台。今手元にはデジタルカメラ4台、フィルムカメラ3台が残っている。最初のカメラNikon D7000は漠然と旅に持っていこうと手にしたものだったけど、その後、被写体が人物・ポートレートに変わり、写真展で賞をもらったり写真雑誌にインタビューページが掲載される中で、色々なカメラやレンズを試行錯誤して使ってきた。 「カメラなんて何で撮っ

          カメラを18台使ってみて思う、「好きなカメラで撮ること」の大切さ

          【FUJIFILM X100F】こだわりの道具の推しポイントを撮影者視点で考える【レビュー】

          ふらっと出掛けるときのカメラ選びが意外と難しい。 カメラにおいて大は小を兼ねない。一眼レフに大三元とかSIGMAのArtをマウントするとそれだけで大荷物になり、出先でスマートに行動するのに影響がある。かといって、iPhoneだけでは満足に撮れないシチュエーションがあるのも知っている。 写真を始めてから持ち歩き用のカメラを何にするかが悩みだったけど、ここ2年くらいそのポジションにしっくりと収まっているのがFUJIFILMのX100Fだ。日常使いはもちろん、その間に数度行った

          【FUJIFILM X100F】こだわりの道具の推しポイントを撮影者視点で考える【レビュー】