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スパチャとハイハイ学校の類似性について

数10年前の話だが、曾祖母がハイハイ学校なるものに参加し、30万円の羽毛布団を購入した。
(あとで家族に怒られた)
ハイハイ学校(SF商法)とは無料で景品を貰える代わりに、高額商品を買わせる商法である。

販売員は、来場者に思いやりのある発言や親切な態度で接し、面白い話をして楽しませるなど、高齢者の心理を巧みに利用して信頼関係を築くため、周囲は心配していても、本人は被害に遭ったことすら気づいていない場合が多くあります。
長期的に会場に通って商品を購入し続けた結果、老後のための貯蓄を取り崩したり、保険を解約する状況になるまで追い込まれたりしている例もあります。

催眠商法(SF商法)に気を付けましょう

VTuberはバーチャル・キャバクラと揶揄されることもあるが、集団からお金を集めるの構造はハイハイ学校に近いと思う。
自分はアイドルにハマった事がないので個人に大金を投げる感覚は分からないが、お金を使わせる雰囲気作りという形は似ている。
また、入場料無料というのも共通している。

ファンは場を盛り上げたいから投げ銭をし、VTuberは舞台を提供するという構図だ。
言葉が巧みになるほど、場は加熱してファン達は大金を投げるようになる。
さらに、推しという形で他人に勧めるので、コミュニティは肥大化していく。
ファン同士で札束を投げ合う空気が醸成され、他人に引っ張られて財布の紐が緩くなる。
脳内デフレが起きる素晴らしい空間である。
お金もクレジット払いなので現実感は薄い。

また上記の記事にあるように、他人のためにお金を使った方が幸福度が高くなるらしい。
ハイハイ学校の場合は自分が購入するので、自分のためであるが、場を盛り上げる意味と販売員を喜ばせる要素も含んでいる。
「全員がハッピーならそれで良いじゃないか」という結論になるのだが、行き過ぎると貯蓄を切り崩すことになるので節度が大切だと思う。
時代は違えど、やはり人が盛り上がる所にはお金が集まるようだ。
将来的にはVTuberもAI化されると思うが、集団を盛り上げる要素も学習できるか気になるところである。

Xで調べたら似たような意見の人がいた。
長い配信で判断力を失わせるという発想は盲点だった。
そういえば洗脳手段の1つに長時間の拘束というテクニックがある。
拘束によって思考能力が低下し、洗脳されやすい状態になるそうだ。
さらに、人間は夜のほうが判断力が落ちるらしい。
(日中に集中力を使うため)
そのため、国民社会主義ドイツ労働者党は夕方の酒場で演説を行って国民の支持を集めた。
疲労に加えてアルコールで更に判断力が落ちてるから、常人ならイチコロである。
昨今、ホストに貢ぐ女性が問題になっているが

  1. アルコール

  2. 場の雰囲気

という環境は似ている。
この要素が揃ったものには用心しよう。

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