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オートフィクションの素材

仕事で出会った人達のことを書こうと思う。
真実だけを書いていくと個人のプライバシー批判になるので、虚構を混ぜつつ書いている。
オートフィクションというジャンルは『掃除婦のための手引き書』で知った。

語り手が登場するが、ノンフィクションではなくあくまでフィクションとして提示される小説を指す。

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取り敢えず、オートフィクションの素材として読んで欲しい。
外から見えればユニークなことも、本人は常識だと思っているのが人間の不思議ところだ。
(自分も然り)


1人目 コンビニでの容量偽装

ジョブローテーション先の部署の課長が、セブンイレブンでSサイズの珈琲カップにLを入れていた。
勤続30年近くになっても、こういうセコいこと(軽犯罪)をしなければ節約できないことを知って虚しくなった。
課長は悪びれる様子もなく、照れ笑いしながら「裏技」と言っていた。
穏やかな人だったが、捕まらなくて良かったと思う。

課長はもう亡くなってしまったので時代的にセーフだったと考えよう。

2人目 学歴差別教育人事

新人を教育する指導役は、学歴差別をする人物だった。
Fランク大学出身なのだが、専門学校卒を差別する男だった。
本人は茶髪にパーマという出で立ちで、固い会社なのにラフなスタイルが謎だった。(役員に怒られて一時的に短くした)
沸点が低く、上司にキレてタバコの箱を投げつけていた。
数年後に退職したのだが「教員になりたかった」らしい。
大学で教職を取らなかったのは謎だが、自分目線では教師に適正があるとは思えなかった。
複雑な家庭環境で育ったらしいが、そういう人は人の指導に向いていないと思う。

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