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ASDの診断

あずは幼い頃から睡眠リズムがぐちゃぐちゃで、癇癪持ちだった。

癇癪は激しいもので、警察に通報されたこともある。

でも幼稚園でも小学校でも、学校生活では癇癪を起こすことがなかった。
友達もいて、集団行動も問題がないと言われていた。
小3で行きしぶりを見せるようになる前はクラスメートの投票で学級代表になったりもしていた。先生には優等生のように見られていたと思う。

担任の先生と保護者の面談で
寝ないで学校に行くことがあります。癇癪がひどいです。と話をしても
『学校でのあずさんからは想像ができない。まだ甘えたい時期なので甘えさせてあげてください』と言われることが多かった。


あずの幼児期、私は子どもの発達について調べた。
たとえばASDの幼少期の特徴として一般的なもの 

🔸目が合わない
🔸オウム返しをする
🔸親の指示がわからない
🔸手のひらを逆向きにしてバイバイをする
🔸ぐるぐる回り続けるなど同じ行動を繰り返す      
🔸言葉が遅い
🔸人見知りをしない
🔸運動が苦手
🔸手先が不器用

上記は全部あずに当てはまらない。

🔸こだわりが強い
こだわりは誰もがあるとは思うけど、どの程度の強さなのか。未だにあずが当てはまるのかわからない。
同じ服しか着ない、同じ道しか通らないといった目に見えてわかるこだわりの強さはない。

🔸コミュニケーションの問題
あるカウンセラーの先生に聞いた話。
〈女の子は男の子よりもコミュニケーション能力が生まれつき高い。
ASDの女の子の中には、こう言われたらこう返せば良いと会話のマニュアルを覚え、マニュアル通りに会話をするような子がいて、一見コミュニケーションに問題がなく見えることがある〉

あずも装っていた可能性はある。あるいは小学校低学年のうちは先生も丁寧に話をしてくださるのでなんとかやり過ごせたのかもしれない。
私自身あずと会話が成り立たないと感じたことはなかった。
あずは私と会話が成り立たないと感じたことがあるそうだ。

🔸想像力が弱い
これは本当にその通り。予想がつかないので、予定変更や思ってもみないことが起きるとパニック!

🔸感覚過敏
ある。気温、音、痛み。
あとマスクも苦手。
ただ、敏感なときと鈍感なときがありとてもわかりにくい。


小3で登校しぶりが起きて、初めて心療内科を受診した。

知能検査をしたところ、知能指数には問題がなく、得意分野と苦手分野の凸凹はあるものの、大きな問題あるとは言えないと。

その後、心理検査や心理カウンセラーの先生との面談を通して、ASDだと診断された。

心理検査は、ロールシャッハ(インクのしみの形が何に見えるか)もあったけど、メインとなるのはこんな場面でどんな行動をするか、この絵の2人は何をしていると思うか、といった質問形式のものだった。質問の数はたくさんあったような記憶がある。

診断が下りた日
うそ…本に書いてあったやつはほぼ当てはまってなかったのに…という気持ち
わかってほっとした気持ち
これからどうすればいいんだろうという不安

病院の帰りに私はアイスをたくさん買った😂冬だったのに

なんで買ったんだっけ…



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