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インボイスとか何とか

2023年の1番の山場を越えた……と思いたい僕です。

タイトルにもある通り、2023年10月から始まるインボイス適格事業者なんとか制度。

僕側の対応ですが、10月1日より課税事業者としてご対応させていただきます。

まだ分からないことも色々ありますが、ひとまずそういうことになりましたので、関係各位、よろしくお願いします。

ただ、インボイスに関して色々と思うこともあるので、とりあえずその辺をまとめたいと思います。

税金の話になると、どうしても政治色が抜けない話でもあると思うので、苦手な方はスルーでお願い四万十川。


先に、軽くお仕事依頼に関する宣伝を。

政治色が苦手な人は今のうちにブラウザバックでお願いします……。

10月納期はちょっとお仕事いっぱいになってしまったのですが、11月以降はまだまだ余力があります。

インボイスとか関係なく、2か月先くらいのお仕事予定でご依頼がずっと埋まっていると、僕のメンタルにとてもいい(実際 so good)ので、

よければ11月、12月、来年1月あたり納期のお仕事でも、お気軽にご依頼いただければ幸いです。

僕のこれまでの関連作品は、以下のリンクからどうぞ。R-18作品ばっかり掲載されているリンクに飛ぶので、閲覧注意。NSFW。

https://www.dlsite.com/maniax/fsr/=/keyword_creater/%22%E6%9D%B1%E8%B0%B7%E9%A7%BF%E5%90%BE%22/order/trend/options[0]/JPN/options[1]/NM/per_page/100

おかげさまで、高く評価いただけた作品にも携わらせてもらえてます。

最近は音声作品のシナリオがご依頼の割合としては多いですが、小説、ドラマシナリオ、ゲームシナリオも書けます。

もちろん、全年齢も対応してます。そこそこエグい心理描写もOKです。

ぜひ、ご検討ください。

初めてご依頼いただける方、最初のご連絡はX(旧Twitter)DMまでよろしくお願いします!

https://twitter.com/az_official_s

24時間経ってもDMに返信がない場合は、固定になっているツイートにリプをいただければ、たぶん気付きます。


はい、それでは本題のインボイスの話です。お待たせしました。

インボイス何某制度、個人的には反対です。


まあ、それはそうでしょ。

年商1,000万円に届かない個人事業主で賛成してる人、まずいないと思いますよ。

だって今まで免税事業者だったのに「近々ルール変えるね! 今までスルーしてあげてた利益の10%、消費税だよね! それもらっていくから!」って言われたの、冷静に考えてちょっとキツいでしょ。

しかも「イヤどす」って言っても別に制度変更が止まってくれるわけでもないし。

そもそも決定する前後で国民に何か聞くようなターム、あったんですかね……? 僕は記憶にないです。

んでね、負担増加分もなかなかな金額なんですよ。

例えば、サラリーマンに「今まで労使で折半にしていた社会保険料、8割被雇用者(従業員)負担、2割雇用者負担にするね!」って言ったら暴動モノだと思うんですよね。

額面年収300万のサラリーマン(40歳未満)で今折半になってる社会保険料が被雇用者8割負担になったら、年間で26.5万円程度の支出増。

労使5:5の現状をを8:2に変えて、これで額面年収の約8.8%負担増です。

事業者は経費処理もあるので完全に平等な比較にはなりませんが、「利益」という観点だけで言えば、それ以上の支出増になるのが課税事業者登録なわけです。

僕のザコザコ年収ラインでさえ、ざっくり計算して10~20万円くらいは納税額が増えます。1ヶ月の生活費が丸ごと税金で消えます。

経過措置として「しばらくは2%でいいよ~」みたいなことを言われていますが、最終的には満額納税になるわけで、しかもいつ消費増税の話が出てくるのかっていう雰囲気もあり、あんまりぼーっとしてられません。

今までと同じ生活を送るには(物価上昇などを無視したとして)最低でも10%の仕事量増、もしくは10%の単価アップを目指すことになると思います。

10%の仕事量増は、現状でもそこそこ手一杯なので、正直どこまで行けるかなっていう感じ。

単価アップは鋭意、ということになりそうですが、すでに物価高対策含めて単価アップの交渉は随時お願いしているので、ここから先、さらなる値上げ要請というのはどうなんだと……。

払い出す側(クライアントさん)が10月から課税事業者になる場合、同じように10%の売上増、もしくは10%の経費減を考えるでしょうから、特に単価アップの交渉は難航しそうです。

あとはもう、新規事業着手でしょうかね。利益率のいい新規事業をバチっとこう、うまい感じに(ビジョン皆無)

あっ、「単価上げしてもええで」という優しいクライアントさんは是非おっしゃってください!!いっぱい尻尾振ります!!ぶんぶんわんわん!!!


とはいえ、僕個人としては「納めろと言われたから納めるか」というくらい。

僕の人生、これまでかなり公的機関・民間企業に金銭面でお世話になってきているので、受けた恩恵分くらいは社会に還元しなきゃね、という理由です。

だから、僕は課税事業者登録しました。

自分の生活もあるので、あんまりいっぱい納められはしないですが「まあそういうなら……」っていう。

もうひとつには「年商1,000万円になったらどのみち課税事業者」というのもあります。

「うるせェ!だったら年商1,000万円目指したらァ!!」というバーサーカー東谷が顔をのぞかせたわけです。


でも、制度的には反対。

それは「これから新規事業興すぞ~」「よっしゃ賃上げするぞ~」という人が尻込みしやすくなるからです。

僕が副業として今の仕事を始めたときは消費税が8%に切り替わった直後でしたが、免税事業者としての登録だったので、売上全部を副業収入にできました。

僕の今までの人生を振り返ると、8%、あるいは10%の益税がなかったからと言っても今と同じような仕事の状態になっていた可能性は高いです。

しかし、ここまで執筆業で得た収益が総じて8~10%削れているなら、薄利の零細個人事業主とはいえ、積み上げた時には結構な金額になります。

そして、僕は一人親方状態なので別に構わないのですが、被雇用者がいる個人事業主・中小企業だと「消費税支払ったら最終損益が赤字」ということになる可能性もあります。

消費税の益税で出ていた利益分が給与・賃金(消費税の非課税対象)に割り振られていれば、計算上はそうなりますよね?

赤字まで行かなくても利幅が減るのは確実ですから、賃上げの余力も減ってしまいます。

「賃上げしてね」と言いながら、賃上げするだけの余剰利益を税金で吸い上げてしまうのはどうなのでしょう?

中には「そんな薄利の事業者潰れたらええやん」みたいなことを言う人もいますが、

「社会保障費の財源になっている消費税を払わせるために、零細企業経営者・従事者の社会基盤が破壊されるのを肯定してない? 社会保障費の財源確保するために社会保障費の支出額が増加するかもだけど、それ大丈夫そ?」と僕は思います。

大企業への統合で合理化を進めていくこと自体は一つの考え方としてアリだとは思いますが、それって最終的に貧富の格差が広がって、余計に社会からこぼれ落ちた・こぼれ落ちそうな層を救うための社会保障費出動が増えるんじゃないんですかね?

そういう社会的弱者を「わざわざ作って救う」なら、最初から生み出すリスクを減らせばいいのに……最終的に「救わない」つもりなら「とっても資本主義!」って感じですが。

まあ、言うて机上の空論、そういう企業・そういう事象も「あるかもしれない」なので、具体的に実例を見せろと言われたら僕程度のザコにはお手上げなんですけどね。


そもそも消費税に対して「なんで物を買ったら税金払うシステムになってるん?」という疑問もあります。

所得の再分配のために所得税、公共物の整備が必要だから住民税とかは分かります。

経済サイクルを回す消費活動に対してかけられた税金が社会保障費の財源になる、という理屈が僕には今一つ……。

とは思うのですが、まあ、僕のような凡人には到底考えも及ばない高尚な意思決定のもとにやっていることだと思いますので、これ以上は何も言えません。すげぇじゃん財務省!やるじゃんインボイス!


さて……そうこうふざけてる間に10月が来ますね。正直、めっちゃ不安です。

「インボイスとかウソですwwwアッヒョwwwエイプリルフゥゥゥルwww10月だけどwwwwエイプリルwwwwんほぉぉwwww騙された国民wwwザコwwwwザコザコ事業者wwwww」

とか言って欲しい。そんくらい不安です。

制度に則した請求書などを不備なく発行できているのか。

簡易課税事業者登録したけど会計システムを正しく処理できるのか。

報酬単価切り下げのお願いが来るんじゃないか。

そもそも、お仕事のご依頼があるのかどうか。

いつもお世話になっている企業・サークルさんは事業が継続できるのか……。


ま、お上には、僕の憂鬱など、まったく関係のないことでしょう。

僕は一庶民ですから、一庶民なりに、粛々とやるべきことを進めます。

よっしゃ!お仕事お~くれっ!!!!(アヘ顔ダブルピース)


あ……今ご依頼いただいていて対応途中のものは、できるだけ急ぎで頑張ります。

インボイス関連の事務手続きとか、気温ぐちゃぐちゃになっての体調不良とか、色々あって……何を言っても言い訳になってしまいますが……。

お待たせしている方々、申し訳ありません。

近日中に一通り上がる見込みですので、もう少々お時間ください。

引き続きよろしくお願いします。

では。


東谷駿吾

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