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自然に学ぶことができるからこそ学びの機会を失う

割引あり

みなさん、こんにちは。
発達障害の子育てをオーダーメイドする10分間おうち療育®️クリエイターの鈴木あづみです。

[プロフィール]
・高校生の頃に障害者児・者の福祉に興味をもち、それ以降「見えない障害」についての学びを深めている
・教える仕事歴25年以上の元小学校教員
・2歳から成人の方まで、教えることができる
・発達障害のオーダーメイドおうち療育「10分間おうち療育®︎」を提供
・お子さん向けのオーダーメイド個別療育・学習指導の提供
・小論文は、高校受験、大学受験、公務員採用試験などで100%の合格率
・提供しているサービスは、お客様のニーズに応じたオーダーメイド個別サポート
・東京新聞、日本経済新聞、日経産業新聞に掲載

先日、私が勤務している園でこんなことがありました。

私は、ちょうど男児たちがトイレを使っているところを見ていました。
(もちろん、見守りです)

すると、どの男児も臀部を隠さずに排泄していました。
臀部を隠さない排泄が当たり前になっているのです。

特別支援学級の担任をしていた際、私の師匠が教えていたことは、この臀部を隠しての排泄でした。

だからこそ、私は勤務している園に私の気づきをお伝えしました。
すると、先生方は「そういうのって教わるものなの?自然にできるようになるものではないの?」という素朴な疑問を口に出していました。

確かに定型発達のお子さんは自然にできるようになるのでしょう。そして、サポートが必要なお子さんは、というと教えるからこそできるようになるので、教える必要があると私は思っています。

というよりも、私は障害のあるなしに関係なく、臀部を隠しての排泄は、子どもができるような発達段階になったら、大人が教えるものだと思っていました。

ですから、園の先生方のつぶやきで、改めて気付かされたのです。

定型発達のお子さんは、正しく教わる機会が発達に心配のあるお子さんよりも劇的に少ない。

教えなくても自然に、かつ、適切に学ぶことができるからこそ「教えなくてもできる」と大人が思い込んでいるのでしょう。

そして、実際にできてしまうからこそ、自分で気づいて自分で試行錯誤して自然にできるようになるのだと思います。



応用行動分析(ABA)の教え方で考えると、まずは適切な行動や行為を教えることが重要になります。
人は、最初にインプットしたことを定着させるのは得意ですが、そのインプットしたことの書き換えは、器用にできません。

発達障害のお子さんは、場面の切り替えが難しい特性があります。
だからこそ、一度身につけたことを変更しようとすると、お子さんも、そして教える側も大変な苦労を負わざるを得ないのです。

ですから、私が教える際には、適切な行動や行為を教えること、そしてお子さんに適切な行動や行為が定着することをいつも意識しています。



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今回の記事はこの「教えるからこそ適切に身に付く」ということにフォーカスしてお話ししていきます。


1.定型発達の子どもが逃している機会

自分の子育てを振り返ってみても、そして私の教職員経験を踏まえても同じことが言えます。

それは何かというと、日本の教育では、定型発達のお子さんは常に試行錯誤で学んでいくということです。

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