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【‘‘ゴジラ-1.0からみるVFX技術とAI時代の映画’’】

先日、第96回アカデミー賞が発表され、日本では「君たちはどう生きるか」において長編アニメーション部門、「ゴジラ-1.0」では視覚効果部門を受賞し、とてもおめでたいことだと感じました。
「君たちはどう生きるか」では、色々とこちらのnoteでまとめて書きたいことは書けたので、ゴジラについて思ったことを書きたいと思いました。
受賞の結果をニュースで見た印象としまして、「ゴジラ-1.0」がアジア初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したということは、もの凄いことであり、過去に受賞した「アバター」や「スター・ウォーズ」といった名作と肩を並ぶほどの優れた作品であることは間違いなく、映像表現の技術において、ゴジラはそうした過去作さえも越えてしまったものだと直接劇場で見た私自身はそう感じました。
「ゴジラ-1.0」ではVFXやSFXの技術は大いに活かされており、世界中の映画ファンや映画評論家たちが見ても素晴らしい映像技術であることは、間違いないものだと感じています。
賞を決める際の投票は、実際にハリウッドで働いてる人たちが投票するものであり、視覚効果賞については、ハリウッドにいるVFXのプロたちから見ての投票であり、プロ目線から見た評価によって「ゴジラ-1.0」は他の候補作よりも映像技術が優れていたということは受賞によって反映されたものだと思いました。
「ゴジラ-1.0」が受賞した理由については、あれほどの映像を低予算によって作ることが出来たことが評価されたポイントだということも考えられます。
VFXの技術を最大限に活かすことが求められるスタッフたちの技術力に関心させられるものがありますし、何よりもスタッフの数も限りがあるにも関わらず、あれほどのクオリティーをゴジラで表現することが出来たのは一番の驚きだと思いました。
私自身、これからの映画産業界においても「ゴジラ-1.0」という作品は重要な役割と特別な作品であることを示すものだと感じるものがありました。
VFXの技術から離れて、AIは今後、映画業界にどのような印象を与えるのだろうかということをある記事を読んでから考えさせられるものがありました。

生成AIというのは、常に進化し続けるものであり、最近凄いなと感心させられたものとしては生成AIのSoraというものであります。
例えば「ゴジラ-1.0」で使われたVFXの技術と生成AIのSoraの技術を組み合わせてみたとする、作品の完成度にもよるとは思いますが、高度な映像美と巧みな物語性を持った映画をわずか短時間で作れるのではないかと思います。
映像技術による進化の加速は驚きではありますが、AIの進化の加速度は更に上をいくものがあります。
映画もAIの技術力も、日々アップロードされるものであり、私たちが予測出来ないものを突然生み出すことも考えられます。
創作という言葉は、文学における物語や音楽、もちろん映画も含まれるものだと思っています。
人が何かを表現する場合、表現出来る可能性に限界というものはないものだと私自身は考えていて、AIもまた同じく、そうしたものだと思っています。
ゴジラの作品から窺えた、メッセージ性には見る人たちによっては様々な解釈を与えるものがあり、写実的なゴジラの猛威による恐怖感と絶望感、山崎監督が作り出したあのゴジラ像から、私たちは何を読み取れるかは作品の中でしか見つけられないものがあると感じました。

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