ゆうきあずさ

漫画も小説もイラストも二次創作もオリジナルも。 あれこれごった煮活動をしています。 同人サークル名はArcana8(あるかなえいと)です。

iPadProで漫画同人誌を作るよ。[2018]後半

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→前半記事はこちら。

○運用方針を決める

iPad Proの得意、不得意を理解したら、次は運用方針を決めます。
私が漫画を描くとき、何が一番イヤかって、集中力が途切れることです。
ひとつの作業を始めたら、一気にケリがつくところまでやりきってしまいたいのですね。
ですので、できればデバイス間の移動は最小限にしたい。
せっかくPCから離れて外先でも描けるiPad Proですから、その特性

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iPadProで漫画同人誌を作るよ。[2018]前半

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更新に間が空きました。
6月・7月は夏コミの原稿を全力でやっていて、終わったら終わったで色々立て込んでしました。
うーん! もっと更新頻度増やせるようにがんばります。

今年の2月くらいから、表紙だけとかカットだけとか、少しずつ印刷を試しながらiPadProでの原稿作りノウハウを溜めてきました。
満を持して、夏コミは表紙から本文まで全部iPadProで描いた漫画同人誌を出せたので、今回は

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猫ト指輪ト蒼色絵本「エピローグ」

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○エピローグ

吾輩は猫である。
名前はまだない。
…というのは、すでに説明した通りか。
そう、名前は実はある。
が、その名前はもう呼ばれまいと決めた名前だから、呼ばれないだけ。
…頑固者だと笑いたくば笑え。
吾輩はかつて青い髪のあの人に助けられた。
大事な人を失って、ささくれて、もう一度罪を犯したそんな猫を助けてくれた。
そんな吾輩をあのひとは優しく抱いて、ミルクと寝床をとれて、名前を

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ブルー03「夏影」

○夏影

//暗転

じいり、じいり、と蝉が鳴く。
緑色濃い竹藪の中、それに合わせ、私はひとりうめいた。
じいりじいり。じいりじいり。
叫ぶそれらにかき消えて、小さく頼りない私の声は、夏影の下、埋もれゆく。
喧噪も度を超せば静寂となる。
じいりじいり。じいりじいり。
…その音はすでに世界の一部だ。
私もなるのか。その一部に。

(ふむ、ならばここで死ぬのも一興か)

空にあるのは光。
細かな葉の合

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アクア03「Aqua Notes」

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○Aqua Notes

//暗転

遠く遠く、遙か遠く。故郷から離れ、失い、彼女はここへやって来た。
愛する場所はどうしてなくなったの?
そう聞くと、彼女は微笑みながら言った。

【金色の少女】「その前に、あの星がどんなに美しかったかを話していい?」

//一枚絵 金色の少女

彼女は語る。青い空と、海のこと。緑の大地。人の声、営み。
回る輪廻。繰り返す歴史。何かのために死んだ人。

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