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英検:2024年4月までにS-CBTで受験しておこう!

2024年度から英検が変わることは、多くの方がご存知だと思います。
3級から1級まで、「ライティングが一問増えるんだよね」という理解の方が多いと思います。

その通りなのですが、今回の変更は、単純にライティングの問題数が1題増える、ということではなさそうです。

詳しくは英検ウェブサイトの解説を読んでいただければと思いますが、特に2級・準1級・1級に追加された「要約問題」では、なかなか高度なスキルを要求されています。

特に2級では、従来のライティング問題では、英文の「パレフレーズ(言い換え)」はしなくても満点を取れたのですが、今回の要約問題では、2級でも「パラフレーズ」の力が問われます。しかも、パラフレーズの中でも、「主語と述語をひっくり返す」・「同義語で言い換える」パターンなどではなく、「具体→抽象」という高度なパラフレーズ能力が必要となります。これはなかなか、2級を目指して勉強している方にはレベルの高いことです。

パラフレーズの主な仕方(OEC資料 "Paraphrasing"スライドより)

もちろん、英語運用能力としてはとても必要な力なので、これを学び、できるようにすることを合格の基準に含むことはよいことだと思います。今回の英検の変更は、これまでよりも、より「使える英語」に近づいたと思うので、私は良い変更だと思います。はじめの語彙問題も減りましたし。

ただ、受験などの関係で直近の合格を目指していた方には、難化したため喜ばしくないニュースになるかと思います。
ですから、2024年6月の回で受けようと思っていた方は、ぜひ、その前に、従来の形式の英検を受験して、とりあえず目標級を取得してしまうことを検討されてはどうかと思います。

従来型の本試験は、2024年1月の次はもう6月の新試験です。
1月を申込していない方は、英検S-CBTで、2024年4月までに受験してはいかがでしょうか(CBTの新試験は5月から適用と書かれています)。

S-CBTは、毎週末受験機会がありますし、タイピングに慣れていない方は、今まで通りの手書きのライティングを選ぶこともできます。
通常二次試験として別日に行うスピーキングテストも同時に済んでしまうので、効率的に受験できるのもよいところです。


なんだか年々、学生さんの英語学習に「英検」が欠かせない立ち位置を占めるようになって、それについては反対なのですが、、とりあえず、いま受験期にいてこれが必要なのならば、効率よくパッと取得してしまうお手伝いをしていこう、と考えてサポートしています。


この数ヶ月で、「英検2級取得」を目標としてレッスンを希望されていた中学2年生と高校1年生も、数ヶ月でこのように英検ライティングをレベルアップされました。

中学2年生 英検3級レベルで受講開始
レッスン10回後
2023年10月に英検準2級受験&取得
その後レッスン10回後
2024年1月に英検2級受験予定


高校1年生 英検準2級レベルで受講開始
レッスン4回後
2023年10月に英検2級一次試験受験&合格

レッスンは週1回60分、英検に特化したものではなく、「話せて・聴けて・読めて・書ける」ための内容でそれぞれカスタムして毎回作成しています。ノンネイティブのスピーチをお手本として見て、表現や単語を真似て自分でも同じテーマでスピーチをしてそれを動画に撮ったり、可愛いオンライン絵本をオーディオで聴きながら読み、それを要約したり、、いろいろな方法で英語を丸ごと身につけてる訓練をしています。


英検は、身についた英語力を使って受験して、合格していくものであってほしいので、「英検のための勉強」はできるだけ少なくしています。

英検が必要な学生のみなさん!
まず今までの形式で取れる級は取得してしまって、その後、また2024年度の新形式にも対応できる英語力をつけていくべく、学んでいきましょう!

【OECのレッスンについて】
2023年7月にアメリカから帰国し、8月からOECとして英語サポートを再開し、あっという間に5ヶ月が経ちました。
ありがたいことに、たくさんの方のお役に立つ機会をいただき、今はレッスンはキャンセル待ちとなっています。単発コンサルレッスンは、4月からは月末に数コマ分確保することができそうですが、3月までは空き枠がない状態です。

お問い合わせをいただく方にすぐにサポートができず申し訳ないのですが、リソースさえあれば取り組みを進めることができる方は、ぜひ、先日出すことができた電子書籍「英語学習コンプリートブック」の「英語学習ロードマップ」をご利用いただければと思います。


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