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「自分のタイムテーブル」〜軸を持つ大切さ

 7歳の長男(日本では小学2年生、ロンドンではYear3)と学校のホールを活用したハロウィンダンスイベント(Monster disco)に参加しました。私自身はPTAのボランティアとしてディスコ会場の脇に設置されるゲームコーナーを担当、息子がイベントを楽しむ間、普段は入れない学校の様子や子どもたちの姿を垣間見ました。(通常は犯罪防止などの点から、学校関係者以外の立ち入りが厳しく管理されています)
 Year 3~Year6の子どもたちが参加する時間帯(夜19時~20時)及び、DJ付のディスコイベントというイベントの特徴も影響しているのだと思いますが、その場にいる子どもたちが随分と大人びて見えました。特に上級生の女の子たちはメイクもばっちり、携帯電話片手にディスコを楽しみ、最後にはみんな音楽に合わせて大行進。頭ではわかっていたものの、実際にこれまで息子が過ごした日本での保育園、小学校とは大きく異なる環境に、親として少し面喰いました。
 イベントからの帰り道、息子に「学校生活はどう?日本の学校と色々違うよね」と話しかけたところ「自分の中でタイムテーブルがある」と話し始めました。要約すると、自分の中で何をしないといけないのか分かっているということ。「最初は何していいかわからなかったけど、何日か学校にいったら自分のやるべきことも分かった」とのこと。「モンスターディスコ」というテーマの中で、ドラキュラやお化けなどに扮する友達の中においても、息子はいい意味でイベントの趣旨は「どこ吹く風」。将来なりたい飛行機の操縦士のコスチューム(自分で紙で作成)で参加しました。
 息子との会話から、自分のやるべきこと/やりたいことがしっかりわかってさえいれば、周りはあまり関係ないんだなと改めて気付かされました。私自身が雰囲気や人の意見に流されやすいところがあります。夫の仕事の関係で楽しんでいた仕事(上の2人は0歳から保育園に育ててもらう)をいったん中断、両親にもサポートをしてもらっていた日本の生活から離れ、渡英当初0,3,6歳の子育て&家事(あまり得意ではないと思われる)中心の生活となり、自身を見失いつつありました。渡英からすでに1年以上経った今、息子の一言に「自分の使命」というと大げさですが、自分のペース、自分の軸を見つける大切さを教わりました。
 自分の周りを見渡しても魅力的でかつエネルギッシュに前に進む人に共通するのは「自分の使命」をしっかり理解して自身のペースを保っているという点。日々、ぶれない自分をコツコツ築いていきたいと思います。

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