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釧路から宮古島に戻ってきたので、忘れないうちに比較しておきたい。

宮古島に戻ってきた。10/22は夏でしょうか。これはどう考えても夏。今こんな感じでテラス席で半袖でnoteを書いている。

つい先日訪れた釧路から、距離もだけど、温度差がエグい。同じ日本なのに景色が全く違う。同じ時を刻んでいるように思えない。

海外で英語話者に会うと、「違う国なのに言葉が通じるってどういう感覚なんだろう」って思ってたんです。(英語が話せる人は世界にたくさんいる。ではなく、どちらかというとイギリスとアメリカとオーストラリアみたいなほう)

何がいいたいかもうお分かりかと思いますが、つまり、釧路と宮古島は違う国かと思わせるほど、違うなって思ったんです。

地図を見て分かる通り、ここはほとんど台湾だし、東南アジアの方が東京より近い。日本語が通じることのほうがありがたいのかもしれない。つまり「違う国なのに言葉が通じる」ってこういう感覚なのかも。

今は、歴史背景とか、複雑なナショナリズム的なことをいいたいのではなく、単に物理的な距離による話なんですけど、随分遠くに来たものだ。

あまり、釧路と宮古島を比較する機会もないと思うので書き記しておくと

釧路の魚。どこか誇らしげだ。
宮古島のマグロ。あっさりしてて安いです。


・ご飯のおいしさ
:北海道圧勝。魚の気合が違う。沖縄では魚は見るもので食べるものではないのかもしれない。ダラッとリゾート気分でたるんだ魚たちの、ガムみたいな刺身は食べる必要がない気がする。その他釧路はコメも芋もうまい。美味しくないものがない。

・空の色:北に行くほど濃い。北の空は群青色。湿気の関係だろうか、北はツンと尖った空に見える。宮古島では、みずいろの空に、雲がゆらゆらと揺らいでいる。

・海の色:こちらも北に行くほど濃い。北の海も群青色。泳ぐ場ではなく漁をする場。宮古島の透明なブルーは宝石みたい。村上龍はデビュー前に宮古島に来たのですか。

・ポップさ:気候は人の思考にかなりの影響を与えると思う。陽の長さとか特に。釧路は16時過ぎに薄暗くなってきたのだが、宮古島は18時過ぎもまだ明るい。陽が沈んでも、月明かりで薄っすら明るい日も多い。この2時間は大きい。宮古島の方がポップな気持ちで生きていけそうだ。

・気候:当然だが全く違う。あの日の釧路の最高気温は11℃。片や今ここは26℃。季節が違う。釧路、湿気の少ない地で、涼しさでピリッとするのも良い。とはいえMAXの寒さはつらいだろう。ただ、ホテル内の完璧な暖房管理に感動した。部屋の中が完璧な快適さ。寒くも暑くもない。暖房のモワッと感によるしんどさがない。進化しすぎている。

真夏の宮古島の冷房も見習って欲しいところ。余談だが、沖縄は真夏でも32℃くらいまでしか気温が上がらない。今年の暑い暑い夏、沖縄の方が東京や札幌よりよっぽど温度が低かった。釧路の夏はどうなんだろう。夏にもまた行きたいもんだ。日光を避けると意外と過ごしやすい。避暑地としての沖縄ももっとみんなに知ってほしい。

それっぽく書いてみたが、釧路はほんの一片しか見ていないので、実は語るほどの権利はまだない。他の釧路も味わいたい。それと北海道では利尻島に行きたい。利尻島。来年挑戦したい。日本の離島巡りもおもしろい。文化の違いと生活を見たい。

宮古島は相変わらず旅行者がわんさかいます。私はガイドブックに載っているような人が多いスポットではなく、穴場のシュノーケルできる場所を開拓しています。まだ風は読めません。

2拠点生活をしていて良いことは、環境が変わることで、自分の頭の切り替えも強制的にできることだと思います。朝早起きして、モーニングができるカフェに車で行って、仕事をしまくる。そんな日々です。宮古島だと、朝8時とか9時には始動できるんだけど、東京だとやる気がでるのが10時11時になりがち。この2時間はやはり大きい。

そしてまだ海に入れる。北海道なら全力で「早まるな!!」って止めるとこ。にも関わらず、お魚と泳げるのです。見る方の魚。熱帯魚の子供がかわいいのです。小魚ニモとか。シャボン玉みたいなサンゴかイソギンチャクのところにクマノミが休んでいるのを見て癒やされていたら、怒ったおっさんみたいな魚に威嚇されまくって突進されたりもできる。

魚たちは、自分たちでも「俺たち綺麗だなー」「サンゴうつくしー」って思ってるんだろうか?誰用にあんなに綺麗なのだろうか?青いやつは隣に黄色が泳いでるのに、自分が青いって知ってるのか。ここでは、ビジネス本は無意味。キャリアのノウハウがあっても何の力も持ちません。邪念ゼロ空間。

魚との激突事件以来、仕事が相次いでいる。魚突進により、何かを運んできてくれたのか。ここ最近仕事が溢れて焦っていた私に喝を入れてくれたのか。自然と戯れていたらだいたいのことがどうでも良くなりますね。どうでも良くなったら逆に捗りますね。

そういう頭の切り替えができるのが、いいところだと思います。二千円札もATMから出てくるし。懐かしすぎて存在忘れてたよ。

残り数日、めちゃくちゃ仕事してもっかいくらい海に入って、東京では人に会いまくりたいと思う。今日はものすごく夏なので、今からシュノーケルしてきます。生きてるって感じだ。照りつける日差し。空には昼間の月が浮かぶ。地球を感じるわー。


釧路旅行記もぜひ読んでください。
宮古島の生活が日常になりすぎて写真が全然ない。

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