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【お寺の話】お寺は基本OJT

少し(大分?)お久しぶりになってしまいました。
マイペースに、また少しずつnoteに書いていけたらと思います。

お寺の報恩講も無事終わり、ほっと一息。
コロナ禍以降お斎を行わなくなったので、ご門徒さんとお話できるのは主に法要前にお茶を飲んでもらう時です。回数を重ねて、段々顔と名前がわかる状況でお話できるようになってきました。
最初はとにかく覚えられないし(更にマスク着用している)、覚えようと思っても来られるタイミングに波があったりして、お茶出しに追われて挨拶するのが精いっぱいでてんやわんやでした…。いや、今もてんやわんやなんですが…。
お米を頂いた際に、どなたから頂いたかを預かった人が書かなくてはいけないのですが、お名前がわからず半分パニックになりながら特徴を書いて後で夫に確認したり。当初に比べると我ながら前進したものです。

お寺のお仕事をしていて思うのは、基本OJT(on the job training)でマニュアルが存在しないので義両親や夫の真似をして慣れていくしかないということです。(本山やもっと規模の大きいお寺であれば異なるのかもしれませんが、一般的なお寺ではきっと同じような感じだと思います)
人とのお付き合いが重要なので、応対やお話する姿を生で見て覚えないとニュアンスが難しいことも多いように感じます。

私が一般家庭の出身で、お寺の基本がわかっていないところからのスタートというのも苦労の一因だと思います。
お寺によっては、一般家庭の方がお嫁に来るときには僧侶の学校に通うこともあります。(これから通うのも難しそうなので、せめて通信教育では受けた方がいいのかなと思いつつ日が経ってしまいました。)

事前に色々教わって本番を迎えるというよりは、現場で「えっ」とか「ひーこういう時どうするんだっけ」と試行錯誤をしながら体得している感じです。忘れないようになるべくノート(本当の紙のノート)に書き留めています。
会社員時代とは異なり戸惑うことも多いですが、ノートを読み返していると自分の成長も垣間見えたり懐かしい気持ちになります。できないことがまだまだ沢山あるけれど、毎年できることは増えている(はず)!
もう少ししたら自分版のマニュアルを作って、いつか誰かに伝えるときに、拙いマニュアルをお役に立ててもらえたらいいなと目論む日々です。





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