読書記録#1 「魔法をかける編集」  藤本智士著

今年ももう2ヶ月が過ぎてしまいました。
お正月に鼻息荒く「今年の目標」を自分の中で打ち立てた人も、「あれ、まだ何も出来てない…」なんて呆然としている人も多い時期なのでは。

かくいう私も同じです。
今年の目標は本をたくさん読むこと
そして読書を通して感じたことや考えたことを、咀嚼・反芻してアウトプットすること。

なので、今日からこちらで読書記録をつけていこうと思います。

まずは、読んでから日が経ったものの改めて振り返っておきたいこちらの本を。

「魔法をかける編集」  藤本智士

著者は、雑誌「Re:S」の編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン『のんびり』webマガジン『なんも大学』の編集長を務める藤本智士さん。
上記メディアの他にも、嵐が日本各地を旅する様子を記録した『ニッポンの嵐』や佐藤健さんが熊本を旅した『るろうにほん 熊本へ』の編集・原稿執筆を手がけるベテラン編集者です。

本書はそんな藤本さんによる「編集」の実用書。

編集とは魔法であり、編集者は魔法使いだと本気で思っている

「書籍」「雑誌」に留まらず、「町」「商品」「店」そして「自分自身」をローカルメディアとして捉える藤本さん。
本書の中ではそんな藤本さんが起こした数々の「編集という名の魔法」が紹介されています。

中でも印象に残ったのが、藤本さんが2004年につくった『すいとう帖』の編集秘話。
「もっとみんなが水筒を持ち歩けばいいのに」という考えから生まれたこの本は、様々な職業の人たちのマイ水筒を紹介したものです。

編集力とは「メディアを活用して状況を変化させるチカラ」。つまり編集というのは手段であって目的ではないということです。

という言葉の通り、藤本さんは「みんなが水筒を持つ世の中」というビジョンを掲げ、『すいとう帖』というメディアを編集し、今となっては定番アイテムとなった「マイボトル」が誕生したそうです。まさに「編集」という魔法によって、文化を作る。読んでいてワクワクするエピソードでした。

「本」「漫画」などのメディアを世に出すことが「編集」なのではなく、「そのメディアを通してどんなビジョンを描けているのか」そして「それをどう実現していくのか」が編集者に求められるマインドとスキルなのではないかなと思いました。

他にも、本書の中では藤本さんが編集長を務めていた紙雑誌『Re:S』や、現在編集長をされている秋田県発行のフリーマガジン『のんびり』の編集エピソードや、編集術に至るまで、「編集の魔法」を感じるお話がたくさん紹介されています。

藤本さんが実践されている「編集」目線を持って状況を変化させるということは編集者だけでなく、あらゆる職種の人にとっても重要な仕事術。
「編集者」を目指している自分にとって、「編集を通して何がしたいのか」をよく考えるきっかけになりました。

定期的に読み直したい!




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