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慶喜公の諦観

鳥羽伏見の戦いで勝った薩摩藩は、「こちらこそが『正義』だ!!」と朝廷側の軍である事を示す「錦の御旗」を押し立てて大阪へ進軍してきました。


「このまま籠城していれば、江戸からの援軍も来る。様子見をしている藩も形勢がこちらに傾けば、幕府に叛旗を掲げる藩に侵攻するだろう」


「しかし、これは関ヶ原以来の"日の本"を割る大戦(おおいくさ)になる」


「しかも、この内乱に乗じて"海外列強"が、我が地を侵食していくだろう」

「それは何よりも神武帝以来何人にも侵されていない神聖な地を穢すことになり、帝に申し訳が立たない」





「自分は只々『朝廷』の御為と思って、本当はやりたくなかった"将軍"という『役割』に就いたのに・・・。」




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