「生きる」とは
やあ、おかえりなさい。
先日の初投稿が想像以上に閲覧されており、どの世界でも新参者には優しいものだと感じている。そんな私「高識 命」です。
「自殺しよう」
非常にセンシティブ且つ社会問題でもある。
私もそれに魅入られた友人、知人と関わる機会や、私自身も抱えた事のある悪魔の囁きだ。
そして中々、振り払えない心の叫びでもある。
これを読んでる者の中にはもしかすると考えたことのある者や関わりがあった事がある者もいるかもしれない。
現在も悩んでいる者もいるのかもしれない。
そう思い、私の今までの経験を本日は綴る。
・自殺を考えている者へ
先も書いた通り、私も経験がある。
私の場合は過度な労働と、虚弱体質への誤魔化しが主な要因だった。
人は突然死のうと考える事はほとんど無く、大体は日々の負荷の積み重ね若しくは外的要因であろうと思う。
自殺を考えている時の自分とは
「どこにも逃げ道が無くなっている状況」である
自殺こそ逃げだと表面上で鼓舞する者も稀に居るが、自殺こそ逃げ道が無くなった者が全てを諦め命を捨て去る行為だと思っている。
恐らくそれは真面目な人間であればあるほど、頑張ろうとする気持ちが強ければ強いほど生まれやすい。
「「まずは、その場から逃げなさい」」
声を大にしてこれを伝えたい。
私は過去に自殺を考えてしまった時に、大事な出張や締切が迫る業務を全て投げ出し逃げたことがある。それも友人に諭されてから気づいた手段で、それまでの私には逃げる頭すら持ち合わせていなかった。
最初は逃げたことへの罪悪感や虚無感で忙しない心情だったが、それは時間が解決してくれた。逃げた足で実家に駆け込み、植物のように動かず寝てを繰り返すうちに自殺願望も消え去っていった。
仕事全て投げ出したがこの国にはきちんと傷病手当もあるし、会社から咎められることもなく寧ろ気遣ってくれていた。
逃げても、意外となんとかなるのだ。
今、追い詰められている状況にあるならば。
振り絞れるうちに勇気を出して逃げてみよう。
自殺してしまえばそこで終わる。
だが生き長らえば先にいい事がきっとある。
改めて自殺を考えてしまっている者へ、「逃げ」の選択肢を選んでもらいたい。
せっかくここに行き着いたんだ、騙されたと思ってやってみてもらいたい。
・周りに自殺を考えている人がいる者へ
まず先に気をつけるべきことは、
「頭ごなしに自殺を否定しないこと」
姿形が違うだけでそれも「その時の本人の意思」であるからだ。健常な状態でさえ自分の事を否定されるのは嫌だと思うだろう?
さらに自殺を考えている時の心の動きは想像以上に柔軟ではない。単純な心の動き方しか出来ないのだ。つまりその状況でただ単に止めるだけでは「何が分かるんだ」と防御姿勢になってしまう。
こんな話が活きないに越したことはないが、心の片隅に入れて置いて貰いたい。
さて、そんな相手にしてあげられることとは
「沢山遊んで、会話する」ことだ。
単純だと思うだろう?
その単純さが相手にとっては沁みるんだ。
会話だって最初はまともに出来ないかもしれないが、相手の心に寄り添うだけでもいい。
辛いことに同調し、一緒に悩んであげるだけでもいい。そうすればだんだん話題を増やす余裕が相手にも出てくる。
そうして相手に余裕が出てきたら、何処かに連れ出して遊びに行ってもいい。
アクティブに動いて、生きる楽しさを遠巻きに思い出させてあげよう。
それくらい、やれることは単純なんだ。
相手の気持ちを理解出来ないと、どう接したらいいか分からなくなる事もある。
でも、それでいいんだ。
完全に通じ合える人間はまあ居ない。
相手も理解して貰いたくて接して欲しい、なんて思っちゃいない。
これを読んでる貴方の勇気が、命を救うんだ。
日本人は働きすぎだ。よく言われている。
若者の死の原因には、自殺が多い。
遠いようで近くで起きている悲劇を、知ってもらいたい。そして、せっかく人間として生を受けたのならば、死ぬのは勿体無い。誰彼構わずとは言えないが救える大切な命は救うべきだ。
少々思想が強いかも知れないが、私はそう思う
生きることは素晴らしいことだ。
テロメア尽きるまで、謳歌しようじゃないか。
さあ、いってらっしゃい。
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