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The Greatest JOE

※イベントにてJOEを紹介していただいた文章を引用

アリは「ザ・グレイテスト」

世界のボクシング界のレジェンドには必ずと言っていいほど愛称がある。元ヘビー級の伝説的王者モハメド・アリ(米国)は「最も偉大なボクサー」という意味を持つ「The Greatest(ザ・グレイテスト)」と呼ばれた。故人となった今でも世界中のボクサーから尊敬を集め、世界のボクシング界では伝説と化している。

蝶のように舞い、蜂のように刺す
 (Float like a butterfly, sting like a bee)
鈍重な大男の力任せな殴り合いだったヘビー級ボクシングに、アリは蝶のように華麗なフットワークと、蜂のように鋭い左ジャブを活用するアウトボクシングを持ち込んだ。試合前によく肩を組んで「蝶のように舞い、蜂のように刺す!」この著名なフレーズを叫ぶパフォーマンスを見せていた。宿敵との敗北後に、相手陣営のファンから「蝶は羽を失い、蜂は針を失った」という投書が届き、これを気に入ったアリはジムの壁にこれをテープで貼りつけて毎日眺め、「羽」と「針」を取り戻す決意を新たにしていた。

JOEの生きざま

話をJOEに戻そう。学生代からボクシングの指導を開始し、フリーランスのインストラクターとして活動していたJOEは、ボクシングエクササイズの時代を築くべく、大手フィットネスクラブに拳ひとつで殴りこんだ。株式会社(フィットネスクラブ)ティップネスの総合職社員として、関東関西を中心に6部署のマネージャーを長年務めた。管理者であったとしても、自身の業務時間が終われば事務所から飛び出し、常に現場にも立ち続けた。当時の各店トップインストラクターを招集し、マーシャル(格闘技)エクササイズイベントを公共施設にて企画運営。東京の既存スタジオでは入りきらない参加人数を集客。自身もインストラクターとして出演し、いずれも好評を博す。アクア(プール)マーシャルエクササイズでは、これまでにない参加者動員数という快挙を成し遂げ、全店トップを関東関西にて2度飾った。当時から日本にはまだないボクシングフィットネスの導入を検討していたが、合併や会社が大きくなるにつれティップネスの売りであったフィットネスのトップ・最先端という「とっぽい雰囲気の社風」ではなくなり、大衆的な物を好む大手に変わり実現が難しかしくなった。業界に新しい風を導入したい衝動が抑えきれず、暗闇ボクシングの先駆といえるb-monster株式会社での立ち上げメンバーとして活躍。大手にて長年社員として勤めていた経験上、フィットネス業界からは異質だと叩かれ、ライフワークとしてプロボクシングジムのマネージャーをしているボクシング界隈からはチャラいと罵られ、夢を語れば笑われ叩かれ続けたがそれでも貫き通した。
トレードマークである「羽」と「針」を掲げ、尊厳を取り戻す為に。

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不遇な時期を乗り越え、いまでは暗闇系格闘技エクササイズも巷でよく見掛けるようになった。大手までもがこぞって真似をしはじめたのである。その後はコンサルティングやインストラクター養成コースの依頼があり、東京に留まらず大阪での立ち上げや、海外展開をしているジムでのマネージャー・店舗責任者研修・インストラクター養成コースを担当。

話しはアリに戻る。
アリのリング外での闘いとして、アメリカが本格参戦したベトナム戦争への徴兵を拒否したことから、無敗のままWBAWBC統一世界ヘビー級王座を剥奪され、3年7か月間ブランクを作ったが、復帰後、実力で王座奪還を果たした。また露骨な黒人差別を温存するアメリカ社会に批判的な言動を繰り返した。その後公民権運動などの貢献が称えられ、ドイツの平和賞を受賞。

JOEのインストラクターとしてのリング(ステージ)外の闘いとして、暗闇フィットネスを露骨に差別する総合フィットネスクラブやボクシングジムと真摯に向き合い、罵詈雑言には真っ向から立ち向かった。インストラクター業に留まらず、ホリエモン万博をはじめパフォーマーとして多数イベント出演。今では出演や講演依頼が殺到。JOEの活動を散々言っていた大手フィットネスクラブも真似事をはじめる時代に突入し、業界の活性化に貢献した。その功績と尊敬の意をを込めて、養成コース生徒と後輩達がザ・グレイテストと呼びはじめたことから広まっていった。

テーマ曲としての ザ・グレイテスト

アリをリスペクトし追い続けるJOE。日本のフィットネス会では、暗闇ボクシングのパイオニアとして数々の実績を残して来た。息子と立ち上げから関わった大阪でのプロジェクトで一番心に焼き付いている曲【The Greatest Show】

映画グレイテスト・ショーマンのあらすじとしては、失敗を繰り返しながらも奮闘し続ける興行師の男性。やがて、唯一無二の個性を持つ演者を集めたかつてないサーカスを始める。彼らのショーは成功を収めたが、同時に批判家たちは酷評。なおも彼は次なる挑戦を続けていく。JOEにしてもフィットネス業界やボクシング界隈からは、変わり者と罵倒を浴びせられてきたことがある。JOEの人材育成は気持ちや感情・人間性などを大切にする。レッスン内容は問答無用の圧倒的エネルギーで、憂鬱な感情などは吹き飛ばしてくれるプログラムである。JOEの生きざまと映画の主人公が重なって見えたことも、JOEがグレイテストと呼ばれるきっかけになったのではないでしょうか。

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