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【コミュ障実体験】トトロから学ぶ子供に礼儀を教えなくてもいいかのどうか

画像:スタジオジブリ

人づきあいが苦手で、

親の前で近所や亜親戚の人と話せない

ビーチサンダル吉永です

そんな私、礼儀がなっていなくて、人としっかり挨拶ができないことや

人前で電話ができないこと、自分より目上の人とうまくコミュニケーションが取れないことに悩んでいました

親は私に一生懸命礼儀を教えてくれました

外に出て私がはずかしい思いをせずに済むように。

だけど、私は、「ちゃんとできなかったらどうしよう」と固まってしまって

いつもちゃんとできませんでした

いまだに、親の前ではまともに人前で話せません

親と外食に行っても私は注文ができません

そんな私。

しかし、子供を産んでからあのとなりのトトロを見た時

思いました

子供に礼儀は教えなくても、自然とできるようになるんじゃないのか?

子供のころからちゃんとできなかった自分を恥じることはないんじゃないのか?

自分の子供に礼儀を教えないといけないのが自分が嫌だった気持ちが出てきて怖いけど、どうしたらいのか→何もしなくていいんじゃないのか?

と思ったのです

それは、

たとえば、カンタ

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カンタの家は昔ながらの家で、お母さんがカンタの頭をたたいたり

おばあちゃんも「カンタァァァ」って怒ります

だから、メイやサツキの家よりは、「厳しい家(昔の普通)」な家だと思います

そんな家で育っているカンタ

冒頭でサツキのお父さんに

「どなたかおうちの方はいらっしゃいませんか?」

みたいに道端で聞かれます

その時カンタは

「ん」って指さすだけ

私はこれを大人になってみた時

かなり衝撃的でした

目上の人に向かって「ん」とは!?

私なら、これは後で遠くから見ていた母に

「あんたあの時なんていったの?ちゃんと挨拶できた?」

と聞かれます

できてなかった時にできてなかったというのも、「ちゃんとしないとだめでしょう」といわれそうで怖いし

できたと嘘をついても嘘ついたと怒られるので答えられませんでした

でも、カンタは

あのカンタが!

あれでいいんですよ

子供なんて

でしょ?

って許された感じがしました


そして、もう一つ

サツキとメイが、お母さんの病室に飛び込んできます

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その時、メイは病院なのに騒がしく入ってきて

同室の人にあいさつもしないでお母さんに駆け寄ります


それを、お母さんは怒ることもなく、何にも言わずに飛びついてきたメイを抱きしめるんです

ここを大人になってから見た時、私は泣きました


メイは確か4歳くらいです

4歳ですよ

やっと会えたお母さんにわき目も降らず飛びつくなんてあたりまえじゃないですか?


そういうお母さんの(お父さん)の元そだったサツキは

病室に入ると一礼して「こんにちは」ってちゃんと挨拶します


サツキの育った環境や、子供にご飯を作らせている描写って今の時代うるさい人いるらしいけど

仕方ない環境ですよね


この二つから思うに

人って環境で変わるし

教えられたからできるようになるわけじゃないんじゃないかなって


サツキがあんなにしっかりしちゃったのは

しかりしろ!と言われたんじゃなくて

しっかりしないといけない環境だったから自然とそうなったし(これがかわいそうとかは今回はおいておく)


メイはいつか、サツキの背中を見てマネするでしょう

ちょっと話がずれたけど


騒がしいメイに対して

「病院なんだから静かにしなさい」

とか

「あいさつしないとだめでしょ」

とか

誰も言わない

サツキさえ言わないんですよ


アニメだから、ただのカットかもしれないけど


あと、アリエッティでも同じことを感じた

でも、私はトトロをみて

救われた気がしたんです


(ついでに、私はサツキがおばあちゃんに泣きつくところが号泣です。サツキにも甘えられる人ができて死ぬほどうれしかった)


そんなことを思うのは、

私が小さいときは

よく親に礼儀について叩き込まれました

人の家に入った時

靴を脱いでそろえて

三つ指ついて頭を下げる

靴のまま入るような洋間の場合は

立ったままでよい


いろいろありますがまぁこんな感じでいろいろと教えてもらいました

だけど、私は、それが苦痛で仕方ありませんでした

小さいときはわからなかったんだけど、

それが苦痛だった理由は

ちゃんとできなかった時に

あとでダメ出しを受けることでした

「あの場合はこうするのよ」

「あそこであんなことを言ってはダメ」

今思えば、そのダメ出しが怖くて

うまくできるか不安で

だから本番?にかがちがちに固まってしまったんだと思います

同じく電話がかかってきたとき

あとで言葉遣いに注意を受けたり


なんていうか、人とのやり取りを常に監視されていた気分になってしまっていたんだと思います


だから、私は子供にガミガミ言わずに背中を見せて育てたいと思ていました


でも、今お母さん4年生になって悔しいけど実感しているのは

親の元、親と同じ価値観で育っている私は

知らず知らずのうちに

そういう常識や親と同じ価値観で子供にガミガミ言ってしまうことが特に最近増えてきています


これは何でだろうって考えた時に

多分

「病院では静かに」というのは「常識だし」「正論」だし、

私自身も「そうやって育ってきた」

だから、違うことをするときに

どこまでならゆるされるのか

っていう基準がわからなくなって

不安になってしまうんだと思います

本当に、今注意しなくていいのか?

公共の場では静かにするのは当然だし

注意するのが親のつとめだろう

ってそう思うし

そういう声の方が多い

そういう常識や正論に押しつぶされて怖くなる

正解に行きたいのか?

私と同じ思いをさせたくないだけのか?

今は目をつむって大人になった時

この子が楽に生きられる子になってほしい

それはかわらないのに

今の自分が「子育てをちゃんとしていない」って思われているんじゃないかって怖くなる

結局母と同じなのかもしれない

高卒引きこもりニートが主婦になったまでの経験談と子育て日記ブログもやってます

すっぴんぶろぐ~こんな母親じゃ子供がかわいそうと思ったときに思い出す完璧だと思っていた母のこと

#わたしの舞台裏

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