家電は私と違って、体力温存などしないで
毎日全力で働いてくれている。
私の誕生日に、突然、洗濯機が動くのをやめてしまった。
夫がプレゼントしてくれた花束をのっけて、記念撮影した。

10年あまり、よく動いてくれた。
１日３回、朝も夜も夜中も。

10年の間に２度、修理をお願いした。
１度目は洗剤が多すぎて（義母は多めに入れる）＾＾；
センサーが働かず、エラーばかり出るようになって。
２度目は、乾燥機のフィルターが、湿気のため目詰まりしたのが積もり積もって。
その時に、もうだいぶサビも出てるし、メーカーの希望的寿命は
７年ですから、買い替え時ですよ、と言われた。
だけどまだ平気な顔して働いてくれてるから、そのままにした。

今回、脱水中に中の洗濯物が固まって、バランスがとれなくて軽快に回らず、ドラムがどよんどよんと不穏に回転していた。
それで洗濯物の偏りを直そうと、一旦止めて固まった衣類をほぐして、さてまた運転するためにスイッチを入れた・・・が入らなかった。操作パネルが闇。
えっ、何があった！？いつもピコピコ点滅している緑のパイロットランプも消えてしまっていて。
ついさっきまで・・・いつもと変わらず動いていたのに。

もういくら電源を入れても、動かなかった。
もっと優しく、無理させずに、仕事してもらったらよかった。
そう、高齢だったんだから。限界だったんだね。
後悔先に立たず。

修理はしないことにした。きっと買い替えになるだろう。
「ここらでおいとま致しやす」と洗濯機から聞こえた気がした。
洗濯機、江戸っ子だったんだ。

こんな片田舎で長年、よく頑張ってくれた。
寒い冬が終わって、春が来たのに。
はるなのーに～　はるなのーに～♪
洗濯機、ありがとな。