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目盛りの線の太さと炊き上がり

※きわめてどうってことないお話です。

食事がゆっくりな次男は毎晩、ご飯の後片付けを手伝う。
テーブルを拭くフィニッシュまで、丁寧にしてくれる。
お米を研いで、私は毎回、水加減を目盛りぴったりに入れるのを
一発勝負!の気合でそそぐ。
結構な確率で、一発で決まるのだ。気持ちイイ。

昨日も、みごと一発で決まった。
でも水は、目盛りの線の太さ(1ミリ足らず)ギリギリのあたりにようやく届くくらい。
「惜しい、これくらいだとちょっと硬く炊き上がるんだよな」
「目盛りの太さを越えないくらいがいいんだよな」
誰にともなく言う。
次男は、独り言を言ってると必ず拾う。
「ん?どれどれ?」と、やっていることを中断して、わざわざ見に来る。

「目盛りの線の太さのぶんだけ多くても少なくても、炊き上がりが違うんだよな~」
と言うと、「水、何立方くらいになるのかなぁ」と次男。
私の鼻がぴくんと動く。なんか面白いかも。

「内釜の直径と円周率と目盛りの線の太さで、何立方かわかるよね!
えーと、直径はこれ多分21cmだから半径は10.5。
半径×半径×3.14、目盛りの線の太さが1ミリだと・・・」
「0.1cm」と次男がすかさず受ける。
ということはぁ、と電卓を持ち出して、×0.1・・・
「あ、34.6!
えっ、この目盛りの太さたった1ミリ違うだけで、34.6㏄も違うんだ!
大さじ2杯強?
これだけ違えば、炊き上がりが違って当たり前だ~!」

きらきらり~~ん✨


・・・というだけの話だが、これがすごくスッキリしたのでした。
盛り上がってんのオイラだけ?
次男は「ああ、はははは、へぇ――(棒読み)」程度の反応だったけど。

目盛りの線の太さなんて、ちょっとした勘みたいなもので、毎回、加減が違う。
でもそのちょっとした具合で、炊き上がりが違ってくるとは感じていた。
それを数字にしてみたら、大さじ2杯強。
これは大きな違いだあ!

きっと、家事とくに料理には、こんなことが多いんだろうな。
大さじだって、すりきり1杯となんとなく1杯じゃ数グラム違う。
詰め詰めすりきり1杯でも(笑)
大さじ1強と1弱は、何グラム違うんだろう。
目分量や勘を数字にするのおもしろかったです。

「はあ、そうですか。」


という、いつものどうってことないお話でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>


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